みんなのケータイ
「Xperia 1 II」にスマホ冷却シートを貼ってみた
【Xperia 1 II SO-51A】
2020年10月13日 06:00
現在Android端末としてはメインで使用している「Xperia 1 II SO-51A」。動画撮影にも使っているのですが、ネックになるのが「熱ダレ」です。スマートフォンでの動画撮影はかなり発熱量が多く、Xperia 1 IIに限らず長時間撮影していたり、日中炎天下で使用していると、熱ダレして動作が不安定になります。特にXperia 1 IIは、安定して撮影することを目的としているのか、けっこう早い段階でカメラ機能が使えなくなる処理が動作します。
この熱ダレ対策はなにかないものかと思っていたところ、アクセサリーメーカーのトリニティからスマートフォン冷却シートの「スマ冷え」が発売されました。そこでトリニティからサンプルをお借りしてテストしてみました。
「スマ冷え」は、蓄熱シートの「FREY」を使用しており、蓄熱と放熱を行える仕組みになっています。厚さは約0.9mmなので、若干の浮きなどはありますが、スマートフォンの裏に貼り付けたままケースの装着も可能です。
それでは実際にXperia 1 IIに貼り付けてテストしてみます。まずはスマ冷えを貼らない状態で、4K解像度で30分間動画を撮影してみます。温度を計測したポイントは、背面のカメラレンズ横のFeliCaマーク付近と、中央のSONYロゴの真ん中、そして下部のdocomoロゴの真ん中です。
スマ冷えを貼らない状態では、FeliCaマーク付近が31.6℃から41.2℃へと上昇。SONYロゴ中央は31℃から37.5℃、docomoロゴ中央は30℃から37.8℃という結果でした。
次にXperia 1 IIを冷ましてから同じ条件でスマ冷えを貼って計測してみます。その結果はFeliCaマーク付近が31.3℃から40.1℃へと上昇。SONYロゴ中央は31℃から39℃、docomoロゴ中央は29℃から38.8℃という結果でした。
スマ冷えを貼った場合、FeliCaマーク付近の発熱は抑えられていますが、そのぶん熱が本体全体へと分散されている感じですね。一部が熱くなるより、その熱を分散させたほうが冷却効率は高そう。Xperia 1 IIはXperia 1と比べて熱を拡散させるグラファイトシートのサイズを大型化していて、内部構造で同じように本体全体に熱を分散させる機構が搭載されています。実験結果としてはその効果をさらに高める感じになっていますね。
ひとまず「スマ冷え」を貼り付けたままXperia 1 IIを使っていこうと思います。