みんなのケータイ

iPhone 11 Proのドット抜けに気づいた筆者、「Apple WatchでPASMO」を使ってみた

【iPhone 11 Pro】

 米国時間の10月13日10時(日本時間の13日26時)にAppleがオンラインイベントを開催することが告知されました。タイミング的に発表されるのは新しいiPhoneと見て、まず間違いないでしょう。KDDI高橋社長の「今後、auブランドから発売するスマートフォンはすべて5G対応」という発言もありましたし、おそらく5G対応のiPhoneが発表されると思われます。とっても楽しみです。

 もちろん買い換える気満々なのですが、新しい機器にうつつを抜かしていると旧い機器が期限を損ねるというのはよくある話で、このタイミングで手持ちの「iPhone 11 Pro」のディスプレイにドット抜けのような黒い点を発見してしまいました。普段はダークモードで使用していて、壁紙も何の愛想もない真っ黒なので気づきませんでしたが、背景が白い画面でよーく見ると、画面の左端のフレームから飛び出すようにポツっと半円の黒い点ができています。ドット抜けにしてはちょっと大きいので、いわゆるピクセル異常かもしれません。

iPhoneのフレーム部分にポツっとで吹き出物のようなディスプレイの欠けを発見してしまいました

 一体いつからあったものかわかりませんが、こういうのって一度気づいてしまうと、どうしてもその部分に目が行ってしまうものです。「もうすぐ買い換えるし……」と一旦は、見なかったことにしようとも思ったのですが、背景が白っぽいアプリを起動するたびにどうにもこうにも気になります。また買い換えるにしても、修理しておかないと下取り価格に影響が出るだろうと考え直して、「Apple サポート」アプリから次の週末、最寄りのアップルストアのGenius Barを予約しました。

 この修理の顛末はまた次の機会にでも紹介したいと思いますが、それにしても普段あまり使うことはないけれど、改めてApple サポートのアプリってとても良くできてますね。Apple IDに紐付いているからあれこれ入力の手間がないし、トラブルの種類の絞り込みから近くの修理拠点の予約まで、悩まず進めるのはかなり心強いです。

トラブルを選ぶだけで対処法や、修理の場合はワンストップで予約までできるApple サポートアプリ。普段あまり使うことはないですが、シンプルで使いやすいUIになっています

 さて、そんなiPhoneで使えるApple Payで先日、いよいよ「PASMO」が使えるようになりました。筆者はJR東日本沿線に住んでいるので実はあんまり恩恵はないのですが、東京の私鉄沿線に住む友人達は大喜び。これでPASMOをApple Watchに紐付けて、改札をピッと通ることができるようになったからです。私鉄系のクレジットカードと紐付ければオートチャージも可能。かざすだけで使えるエクスプレスカードをどっちにするか、設定で切り替えられるので、Suicaとの共存も可能です。

Apple WatchでPASMOが使えるようになりました。カードの登録はiPhoneのWatchアプリの「WalletとApple Pay」からできます
「エクスプレスカード」にどちらのカードを設定するか選べます。設定時にはApple Watch上でパスコードの入力が必要です

 身につけられるApple Watchでの改札通過、やってみると「何も取り出さなくても良い」というのは本当にラクなものです。筆者はApple Watchを左手につけているので、やや動きが大きくなりますが、右手派なら本当に自然でスマートな動作で改札を抜けられます。さらに今はApple Watchだけでなく、ガーミン製のスマートウォッチや、最近ではついにソニーの『wena 3』でもSuicaが使えるようになって、何も取り出さなくても改札を通過できるデバイスが増えているのは喜ばしい限り。もっといろんなスマートデバイスで、SuicaやPASMO、さらに他地域の交通系ICカードも使えるようになったらいいのになぁと思います。

 一方でちょっと残念だったのは、Apple Watchで使えるようになった新機能「ファミリー共有設定」でApple Payが使えなかったこと。これは一台のiPhoneで家族のApple Watchもセットアップできるというもので、別途契約が必要ですが、電話番号が紐付いたApple Watch(Series 4 以降またはSEのCellularモデル)を子供に持たせて、位置情報を確認したり、連絡がとれるようになります。Apple Watchをキッズケータイ的に使える大変魅力的な機能なのですが、残念ながらApple Payを紐付けることはできません。これでSuicaやPASMOが使えたら、もっと便利なのになぁと思うのです。

 なお筆者はこの「ファミリー共有設定」を使って、転倒検出や緊急アラート機能、不規則な心拍の通知といった機能がついたApple Watchを、昨年大病をした親にプレゼントし、見守りに役立てられないかと考えています。まぁ拒否されてしまう可能性も大いにありますが、うまくいったらこちらもまたあらためて報告したいと思います。