みんなのケータイ
iPhoneでeSIMを使ってみたくて「GigSky」を契約してみた
【iPhone XS】
2018年11月19日 06:00
iPhone XS/XS Max/XRは、いつものnanoSIMカードに加え、eSIMを使うことができるデュアルSIMに対応しています。先日、iOS 12.1にアップデートして自分のiPhone XSも実際にデュアルSIMが使えるようになったということで、ぜひどこかと契約してeSIMを使ってみたいと思っていました。
iPhoneの設定の「モバイル通信」メニューから「モバイル通信プランを追加」を開くと、いきなりQRコードリーダーが起動。どこかでQRコードを入手するか、もしくは手動で「SM-DP+アドレス」なるアクティベーションコードを入力しなくてはいけないようです。
Appleのサポートサイトには「eSIM でデュアル SIM を活用する」というページがあり、eSIMの利用方法が詳しく説明されています。そこからeSIMサービスを提供している通信事業者の一覧ページに行けるので、その通信事業者のサイトに行って、QRコードを探してみることにしました。
英語で説明されている通信事業者のサイトはどうにか理解できるので、「iPhone、eSIM」で検索して、カナダの「Bell」と「Virgin」でQRコードとSM-DP+アドレスを見つけました。ただ、当たり前というかなんというか、QRコードを読み取ってもSM-DP+アドレスを入力しても、契約に進むことはできませんでした。そりゃ、日本で契約されてもサービスを提供できませんものね。
日本ではまだeSIMが使えないかぁと思っていたところ、「GigSky」なら使えるという情報を目にしました。そういえばAppleのサイトにも、eSIMサービスを提供している通信事業者にGigSkyは記載されています。
GigSkyのeSIM向けサービスを利用するには、App Storeで「GigSky World Mobile Data」をダウンロードすればいいようです。アプリ上でアカウントを取得し、プランを選んで、手続きを進めるだけで設定が済みます。本当に拍子抜けするくらい簡単でした。“eSIMに情報を書き込みます”みたいな時間を期待していたのですが、そんな手順はなく、項目をタップして選んでいくだけでした。
設定が済むと、アンテナピクトが2段になり、コントロールセンターには主回線と副回線の両方の通信会社が表示されます。
今回はテストだったので、一番安い1日プランを契約しましたが、300MBで1200円とちょっと高め。GigSkyは周遊向けのサービスという印象なので、この価格なのかもしれません。また、日本でどこの回線を利用しているのか分かりませんでしたが、通信速度はまぁまぁといったところでした。一般の通信事業者のプランは、もう少し安くあってほしいなと思いました。