みんなのケータイ

国内線の検査場をiPhone XのQRコードで「タッチ&ストップ」した話

【iPhone X】

 最近仕事で国内線を利用する機会が増えました。便の手配は編集部でしてもらい、QRコードのURLを送ってもらっています。QRコードをかざしての「タッチ&ゴー」! そもそも飛行機に乗る機会が滅多になったこともあり、スマホ時代らしいその手のサービスの利用経験がなくドキドキしていました。

こちらははじめて利用して、うまくいかなかった日の画面

 がしかし、簡単にはいきませんでした。いただいたメールのURLから一度QRコードを表示し、それをiPhone XのWalletに登録しようとしたところ「現在Passbookにパスをインストールできません」というエラーがでて登録できなかったのです。

 でも登録画面にもQRコードは表示されているし、念のためスクリーンショットは保存するとして、このQRコードをかざせばいいよね、と思っていました。

 そしていざ検査場へ。用意しておいたQRコードの画面をかざして華麗にタッチ&ゴー! のはずが、エラー! 見るとApple Payに登録しているカード(iD)が表示されています。なぜ? と激しく動揺する私。もう一度QRコードを出してかざすとまたApple Pay。とにかくタッチ&ゴーを使ったのははじめてなので、なぜそうなるのか理由がわかりませんでした。

 もう一度やってみても結果は同じ。現場のスタッフも対処できず、この件について知っていそうな別のスタッフを名指しで呼んでくるよう伝えていました。後ろで待っている男性がかなりイライラしてきているのがわかったので「すみません! すみません!」と平謝りです。スムーズにいけばドヤ顔できるのですが、トラブったときのバツの悪さといったらありません。

 やってきたベテランとおぼしき男性職員の方が「これアプリの切り替えどうするの」というので伝えたところ、画面を下にしたまま、エラーの瞬間すかさず画面を上にフリック! すごいスピードでQRコード画面を出すという力業でなんとかその場を切り抜けられました。

 ああ助かった! でも搭乗ゲートもこれなんだけど……。

 大急ぎで原因を調べたところ、同じエラーで悩んだ方のブログ記事や、JALのサイトの説明が見つかりました。しかし、そこに書かれていた対処法は「Walletに登録すれば問題なし」というもの。いや、そもそもWalletに登録できなかったので困っているのであります。

 結局その日はiPhoneのQRコードを、念のため電子マネーを使っていないAndroid端末で撮影し、写真のQRコードをかざして搭乗ゲートを通過することができました。スマートフォン複数台持ちでよかったです。

 そしてつい先日、また国内線を利用することになりました。今度は事前に調べまくりました。

 Walletに登録できなかったのは、利用しているウェブブラウザがChromeだったからのようです。Safariで表示したQRコードは問題なくWalletに登録できました。

今回もChromeでアクセスした画面からはパスを登録できませんでした
ウェブブラウザをChromeからSafariに変えたところ、無事保存できました

 そしていよいよ因縁の検査場。今回はWalletに登録できたことで、検査場はiPhone Xで、搭乗ゲートはApple Watchで通過できました。JAL、ANAともに問題ありませんでした。

 やっと体験できたタッチ&ゴー、とても便利だなと思ったんですが、スマートフォンにトラブルが起きて、落ちた、起動しない、スマートフォンをどこかに忘れてきた、なんてことになったらどうするのかと、想像するだけでまた緊張します。そんなときの保険がApple Watchでしょうか。やはり紙も持っていくべきでしょうか。私のまわりは旅のベテランばかりなので、ちょっと聞いてみようと思います。

Walletに登録できれば、iPhoneを取り出さなくてもApple Watchでスムーズに通過
Apple WatchのWallet。搭乗ゲートでは非常に便利ですが、検査場はかざしてから外してトレイに入れるのが面倒ですね

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