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新居に引越、光回線の大切さを実感

 10月に引越をすることになり、まず準備したのがインターネット回線。ネットに記事を書くという仕事柄、調べ物やら原稿の納品はネットを使って行うわけで、まさに生命線ともいえるインフラだ。

 10月1日、取材の予定をすべて断り、朝イチで某光回線事業者の工事担当者を迎えたところ、開口一番「この家の構造だと光回線、ひけませんね。帰ります」とのこと……。光回線工事の予定は1カ月近く前にお願いしていたのに、当日になってそんなことを言い出すとは、開いた口が塞がらない。

 工事担当者は「もしかしたら、新しく電柱を立てれば、回線が引けるかもしれません。ちょっと調査、検討してみます」とのこと。光回線が通らないとなれば、午後に予定していた光回線を使ったテレビサービスの工事も延期せざるを得ないことに。

 ちなみに、当日、搬入を予定していたドラム式洗濯機も「階段が狭すぎて入りません。改めてクレーンで搬入できるか調査します」ということで延期に。もう一つ、内装工事も予定してたが「資材が到着しない」ということでこれも延期。結局、4つお願いしてた工事や搬入がすべて延期になってしまったのだ。

 光回線の工事ができず、いつになったら新居にインターネット回線がひかれるかわからないとなると、仕事にも影響を及ぼす。そこで、思い出したのがUQ WMAXのルーターを家庭用に使うという方法だ。

 ただ、今使っているW05が、とても不安定で、頻繁に再起動を繰り返す挙動に悩まされていた。ネットで調べると同じ悩みを抱える人が多いようだが、初期不良で交換してもらうにも時間がかかる。

左がL01s

 幸か不幸か午後に予定していた工事も飛んだので、秋葉原に出かけ、中古で売っていた据置型ルーターのL01sを3600円で購入。SIMカードを差し替え、自宅で使うことにした。

 これでネット回線はなんとか確保できたものの、やはり自宅で複数のスマホやPCをつなぐとなると、クラウドとの同期でかなりのデータ容量を消費する。10月2日から、連日、18時から深夜2時までの速度制限に悩まされるが仕方がない。

 そして10月4日、なぜかメインで使っているiPhone XS Maxに刺さっているSIMカードのデータ容量が“溶けて”いることに気がついた。いつもは毎月10GB程度しか使わないはずが、わずか数日で20GB近く溶けていたのだ。10月もまだ25日近くある。仕方ないので、他社で眠らせていたSIMカードを復活させて乗り切ることにした。

 ちなみに、光回線がないということで、テレビサービスも利用できない。そこで、iPhone用のフルセグチューナーを1万2000円で購入。さらにテレビ用に2600円の室内アンテナを買って、なんとかしのいでいる。

 いつもは意識することなく使っている光回線だが、いざ、家からなくなってしまうと、ここまで困ってしまうとは、改めて光回線の大切さを知った。