みんなのケータイ
Suicaチャージ用に便利だったau WALLETのリアルタイムチャージ
2018年10月16日 06:00
Apple Watch Series 4を購入してから、Apple Payの利用頻度が上がった。おサイフケータイ対応の「HUAWEI P20 Pro」や同じApple Pay対応の「iPhone X」を持っているため、あまり出番がないかなと思っていたが、決済時にポケットから出す必要がないのはやはり快適。所作の点ではわずかな違いだが、よりスマートに支払いができる。左腕に装着している関係上、改札では少々使いづらいが、コンビニなどでの少額決済に活用している。
Apple PayにはSuicaやiD、QUICPayを設定できるが、筆者が活用しているのはSuicaだ。プリペイド方式のため、クレジットカード型のiDやQUICPayのようにうっかり使いすぎてしまう心配がなく、生活費として使うぶんには管理がしやすくていい。おサイフケータイが別にあるため、そちらはオートチャージを設定し、電車やバスに乗る交通手段のための決済に特化させ、買い物はApple WatchのSuicaを使っている。
現金のように残高が管理しやすいと書いたが、そのためにはチャージに一工夫する必要はある。最終的にクレジットカードでチャージしてしまうと、いくら使ったかや、残りいくらあるのかが、リアルタイムで分かりづらくなるからだ。交通機関以外の少額決済用にしている関係上、なるべく現金から直接チャージしておきたかったというわけだ。
そこで活用したのが、JR東日本の駅に設置されているチャージ用マシン。まだ対応している券売機は一部だが、Apple Watchのような非カード型の端末を置いてチャージする仕組みのものがある。試しにApple Watchを置いてチャージしてみたところ、カード型のSuicaと同じように現金を入れたぶんだけ残高が増えた。筆者の行動範囲だと、乗り換えで頻繁に利用する五反田駅にこれがあるため、残高が少ないときにチャージしている。
もう1つの方法として、Apple Pay経由で銀行から直接チャージするという手もある。この場合、Apple Payがデビットカードに対応していればいいのだが、残念ながら日本ではクレジットカードしかApple Payに登録できない。筆者の手持ちのキャッシュカードだと、ソニー銀行がVISAデビットに対応しているが、残念ながらこれはApple Payには非対応だ。
そこで、au WALLETプリペイドカードとじぶん銀行を連携させることにした。au WALLETプリペイドカードは、残高が足りないとき、じぶん銀行から自動的に不足分をチャージするリアルタイムチャージに4月から対応している。
この仕組みを応用して、au WALLETプリペイドカードの残高を常時0円にしておけば、使ったぶんだけそのままじぶん銀行から即時引き落とされる形になる。間にチャージを挟むため、手順として書くと少々まどろっこしいが、au WALLETプリペイドカードが、じぶん銀行のデビットカードのように使えるのだ。“実質デビットカード”ともいえるだろう。
試しにApple Payに登録したau WALLETプリペイドカードでApple WatchのSuicaにチャージしてみたところ、すぐにじぶん銀行からその金額が引き落とされた。あとは生活費として下しておいた現金をじぶん銀行に補充するか、逆にじぶん銀行側にSuicaチャージ分だけを残しておけば、現金に近い感覚でApple WatchのSuicaを管理できる。
駅のチャージ機を使って現金からチャージしてもいいが、この方法なら場所を選ばない。au WALLETプリペイドカードはauユーザーしか持てないため、他キャリアを使っている場合には利用できない手だが、チャージにクレジットカードを使いたくない人にはいい選択肢といえるかもしれない。