みんなのケータイ
「AQUOS R2」で歩き回る息子の笑顔を動画と静止画で同時に撮影
【AQUOS R2】
2018年6月18日 06:00
夏商戦スマホが続々と発売される中、この夏、自分はシャープ「AQUOS R2」が気になっていた。「暗いところでも綺麗に撮れる」などのカメラ性能で言えば、ファーウェイの「P20 Pro」なのだが、P20 Proは4月中旬にイタリア・ローマでグローバル版のSIMフリー端末を購入済み。ということで、夏商戦モデルとしてはAQUOS R2に注目していた。
では、なぜAQUOS R2なのか。それは、今の「スマホカメラ生活」における不満点を見事に解消してくれるデバイスだったからに他ならない。
我が家には、1歳半になる息子がいるのだが、とにかくヨチヨチと色んな所を歩き回るし、目につくモノはとりあえず、触り、時には口の中に入れたりと、大騒ぎの日々を送っている。そんな決定的瞬間をスマホで撮りたいのだが、撮影する前に「ここは静止画にすべきか、動画にすべきか」と迷うことが本当に多いのだ。
そんな中で登場したのがAQUOS R2。流行りのデュアルカメラ搭載だが、静止画専用と動画専用のカメラという組み合わせにより「動画を撮影しながら、AIが静止画も撮影してくれる」という機能を備えている点にグッと心を持って行かれてしまった。
発売前から、シャープに端末をお借りし、あれこれ撮影しているのだが、これまでになかったスマホカメラ生活が送れて、結構、楽しかったりする。公園を歩く子どもを撮影したのだが、動画では動画にあった超広角で撮りつつ、静止画ではやや寄り目の広角で撮ってくれるなど、画作りが異なるのがありがたい。
肝心のAIシャッターは、特に泣きじゃくっているときに撮影すると、いろんな泣き顔をAIが撮影してくれ、かなり面白い。一方で「いい笑顔」を撮ってくれるときもあれば、「こんなにかわいい表情をAIは無視するのか」というときもあり、まだまだ完璧なAIではないところが愛着を感じたりするのだ。
プライベートだけでなく、仕事ではどれだけ使えるかと思い、KDDIやシャープの発表会で、それぞれ10分間ほど、囲み取材を動画で撮影してみたが、AIは10分間に100枚以上、静止画を撮ってしまうのだった。正直言って、KDDIの高橋社長やシャープの長谷川専務の写真はそんなに必要ではなかったりするだけに、このあたりはもうちょっと調整が効くといいかもしれない。
また、動き回る子どもを撮影する際は、やはりカメラが固定されていないため、静止画のクオリティがちょっと物足りないと感じてしまうのは、仕方ないのかもしれない。
ただ、シャープからはしばらく借りていたが、やはり「動画と静止画」という取り組みは新鮮で楽しく、結局、発売日にAQUOS R2を購入したのだった。子どもやペットなど「動画も静止画もどっちも撮りたい」という欲張りな人には、ぜひとも体験してほしいスマホだ。