みんなのケータイ

着実に進化したAQUOS R2を選ぶか、それとも……

【AQUOS R SHV39】

1年弱使った「AQUOS R」(右)と、その後継モデル「AQUOS R2」

 昨年(2017年)の七夕に「AQUOS R SHV39」を購入してから、まるまる1年が経とうとしている。ことスマートフォンに関しては浮気性の筆者だが、この端末は長いことメインで使ってきた。

 Andorid自体の完成度が高まってきて動作面での不満が目立たなくなったとか、スマートフォンの販売価格が上昇傾向にあるとかいった要因はあるのだが、「AQUOS R」を使い続けた一番の理由は、手に馴染んでしまったというシンプルなものだった。

 すっぽりと手のハマるような筐体設計に加え、スクロールの表示が滑らかな“倍速液晶”、安定感のある放熱設計など、AQUOS Rの売りは普段使いで効いてくる機能が多い。こうした基礎体力面での強化は使いこんでいく上でも、“ストレスなく使える”という形で実感できた。ユーモラスなセリフで語りかける「エモパー」の愛らしさも独特の魅力だと思う。

手にした時のフィット感はAQUOS Rと同じ

 AQUOS R発売から約11カ月、次世代モデルの「AQUOS R2」が6月8日に発売された。筆者はauの発表会で一足早く実機を体験したが、そこで真っ先に感じたのは、「手に持った時のバランス感がAQUOS Rとほぼ同じ」ということだった。

 AQUOS R2は、トレンドになった縦長ディスプレイを採用し、背面はガラス素材で小傷が付きづらくなるなど、デザイン面でも堅実な進化もしている。動画専用のカメラを備えたツインカメラは「そう来たか!」という感想を抱いた。動画撮影をするシーンが確実に増えそうだ。

 筆者は、「同じメーカーのスマートフォンを2年連続でメイン機にしない」という個人的なポリシーを持っているのだが、それを曲げてみようかと思ったくらい、AQUOS R2には着実な進化と面白い機能が盛り込まれた機種とだ感じた。

 とはいえ、トレンドとなった縦長ディスプレイをいち早く投入したGalaxyや、ライカとの提携でカメラ性能を飛躍的に向上させてきたファーウェイ、SIMフリー市場で気炎を吐くZenFoneなどなど、最近は他メーカーにも魅力的な端末が多い。今後もワクワクするような端末が出てくる予感がするので、十分に吟味していきたい。