みんなのケータイ
コンビニ大手3社のスマホ向けポイント対応状況を比較
【HTC U11】
2018年6月8日 06:00
おサイフケータイ対応端末のメリットは、電子マネーだけでなく、各種会員証もアプリとして取り込むことでプラスチックカードを持ち歩かずに済むこと。中にはおサイフケータイの機能を使わず、ただバーコードを見せるだけのアプリもありますが、それでもカードを持ち歩かず1台のスマートフォンに集約できるのはとても便利です。
筆者としては約1年ぶりに近いおサイフケータイ搭載スマートフォンであり、今まではフィーチャーフォンに設定していた電子マネーもまとめてHTC U11に移行したことをきっかけに、手持ちの会員証やポイントシステムもありったけスマホに登録してみることに。今回は日々の生活でも利用頻度が高い大手コンビニ3社であるローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンのポイントシステムや電子マネーのアプリ対応状況をまとめてみました。
ポイント獲得と電子決済が一体化したローソン
レジでの支払時に最もスムーズに使えるのがローソンです。ローソンのポイントシステムは自社のものではなく、ロイヤリティ マーケティングの「Ponta」とNTTドコモの「dポイント」に対応しているのですが、どちらか1つをおサイフケータイに設定しておくと、バーコードを見せたりという手間を一切かけず、レジで電子マネー支払いをするだけで自動的にポイントを貯めることができます。
対象製品の購入でもらえるレシートスタンプも、電子マネーで購入すると自動的に記録されるため、ポイントカードの存在を一切意識せずにポイントやスタンプを貯めることができます。ただし、レジで「ポイントカードはありますか」という質問に「はい」と答えるとプラスチックカードと勘違いされるため、「ありません」といって電子マネーで決済するのが正解という、手順は若干ややこしいことになっています。
ローソンアプリでは商品が割引になるクーポンも入手できますが、このクーポン店内のマルチメディア端末「Loppi」で出力する仕組みになっており、アプリですべてを完結することはできないようです。
バーコード提示型のファミリーマート
電子マネーの決済でポイントも貯められるローソンと異なり、レジで毎回カードを提示する必要があるのがファミリーマートです。ファミリーマートも自社ポイントではなくTポイント・ジャパンの「Tポイント」に対応しており、レジでポイントカードを提示することでTポイントを貯められます。
Tポイントはスマートフォンアプリに設定することで「モバイルTカード」として利用できるようになり、ファミリーマートで使う際には事前にバーコード画面を用意しておき、レジで商品と一緒にスマホの画面を見せるだけで読み取ってくれます。店員さんもポイントカードには慣れているので、わざわざ「ポイントカードあります」とこちらから言う必要はほとんどありません。
ただし、モバイルTカードはプラスチックのTカードとイコールではなく、使う店が一部に限定されます。モバイルTカードの利用可能店舗は下記のリンクにまとまっていますが、対象外の店舗では画面を見せてもポイントを貯めることができず、プラスチックのカードが必要になります。
なお、上記のリンクにもある通り、おサイフケータイの機能を使ったモバイルTカードもあるのですが、こちらはさらに利用店舗が限られ、基本的にはTSUTAYAとカメラのキタムラしか使うことができません。Tポイントのおサイフケータイ対応ももっと広がるといいのですが、現状ファミリーマートで使う時には「アプリのバーコード画面を見せてポイントを貯める」というのが最も手軽な方法だと思われます。
ファミリーマートではクーポンもモバイルTカードで利用することができます。アプリからあらかじめ使いたいクーポンをセットしておき、あとは通常通りモバイルTカードの画面を見せて買い物をすると、セットしておいたクーポンが自動的に適用されます。
電子マネーに加えて新システム「バッジ」を導入したセブン-イレブン
電子決済をするだけのローソン、アプリの画面を見せるだけのファミリーマートと比べて、若干ややこしいのがセブン-イレブンです。セブン-イレブンの場合、独自の電子マネー「nanaco」を利用することでnanacoポイントが貯まったり、nanacoでコーヒーを5回買うとコーヒーが1回無料になるといったキャンペーンが定期的に行われたりと、基本的にはnanacoを使うことでポイントを貯められます。
一方で、6月1日からはセブン-イレブンの公式アプリがリニューアルされ、これまではおすすめ商品やキャンペーン情報の提供が中心だったアプリに、バーコードを使った特典機能が追加されました。特定の商品を複数回購入したり、店舗に何回か訪れることでバッジが貯まり、貯まったバッジによって特典が受けられる、という仕組みです。
この新アプリ、nanacoとは別にレジで見せなければいけないのかな、と心配していたのですが、試しにアプリの画面を見せることなく、アプリに登録したnanacoでバッジ対象の製品を購入したところ、多少の時差はありましたがちゃんとバッジが取得できました。このあたりの説明がWebサイトに見つけられなかったのですが、ちゃんとnanacoの設定をしておけば、毎回アプリの画面を見せる必要はなさそうです。
筆者の生活圏では日々使うコンビニの99%近くがこの3社であり、このうちローソンとセブン-イレブンは電子マネーで決済するだけでポイントが貯まること、残るファミリーマートも店員さんがスマホアプリに慣れているので何も言わず画面を見せればほぼ対応してくれるため、ポイント蓄積がとても楽になりました。毎日コンビニを使う人は一度こうしたコンビニアプリを設定してみてはいかがでしょうか。
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