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ファーウェイの「P20 Pro」は夜景が異様にきれいに撮れます
【HUAWEI P20 Pro】
2018年4月2日 06:00
ファーウェイが、フランスはパリのグラン・パレでグローバルの新製品発表会を開催し、「HUAWEI P20/P20 Pro」と、ポルシェデザインとコラボレーションした「HUAWEI Mate RS」を発表しました。今回はありがたくもプレスツアーに参加することができ、発表会とP20 Pro、パリの雰囲気を満喫することができました。
発表会が行われたグラン・パレは、ウィキペディアによると1900年のパリ万国博覧会のために建てられたそうで、いかにもヨーロッパの歴史的建造物らしく、いたるところ彫刻で装飾された石の建物でした。ただ、天井の一部が鉄とガラスになっていて、こういった発表会では珍しく、自然光が差し込む明るい会場でした。シャネルがコレクションのショーをよく開催しているそうです。サムスンもグローバルの発表会では有名な会場を使っていて、海外取材の機会に恵まれたときは、こうした場所の雰囲気も楽しんでいます。
ファーウェイの今回の発表会は、まるでカメラの発表会のようでした。時間をちゃんと計ってはいませんが、プレゼンテーションの半分以上、体感だと4分の3くらいはカメラ機能に関する説明だったように思います。iPhoneやGalaxyとの画質比較、プロのカメラマンが登場して自分が撮った写真を見せながら性能の高さにお墨付きを与えるといった、おなじみのプレゼンがありましたが、個人的にはリチャード・ユーCEOが自ら撮った写真が一番響きました。ユーCEOが撮った深センの夜景は、プロが撮った作例とは違ってリアリティがありました。P20 Proを使えば、誰でもパチリと、これくらいきれいに夜景が撮れると証明してくれたような感じでした。
実際、発表会が終わった夜、評価機として渡されたP20 Proでパリの街並みを撮ってみましたが、こんなにきれいに夜景が撮れるスマホは初めてでした。パリの街並み自体、良い雰囲気があって絵になるということもあるでしょうが、ディテールが異様にくっきりはっきりしています。夜景はよく、手前の強い光でハレーションを起こしがちですが、P20 Proだとそれがありません。また、色もきれいに再現されています。撮った写真は「まさしくパリの夜はこんな感じだった」という雰囲気に仕上がっています。
「夜間」モードも備わっていて、このモードだとシャッターをタップして4秒くらい写真を取り続けます。とはいえ、三脚を使う必要はありません。恐らくさまざまな露出でたくさん写真を撮り、それをうまく合成しているものと思われます。ここで、AIや機械学習が働いてくれているらしいです。暗い場所だと自動的にこの夜間モードになりますが、普通の「写真」モードでも十分美しい写真が撮れました。今回撮った夜の写真に、手ブレで失敗したものは1枚もありませんでした。
私は本来、スマホのカメラはそれほど重視しない方です。カメラ機能でスマホを選ぶことはありません。もちろん、きれいに撮れるに越したことはありませんが、画質の違いはそれほど気にならないというか、判断できない方です。でも、こんな私でも、P20 Proはこれまでのスマホのカメラとは違うと感じました。特に夜景が本当にすごいです。たぶん、日本でも発売されるはずですので、ぜひ試して、この驚きを体感していただきたいです。