みんなのケータイ

恥ずかしいアプリは「PrivateSpace」に隠しましょう

【HUAWEI Mate 10 Pro】

 HUAWEI Mate 10 liteとHUAWEI nova lite 2に、顔認証機能が追加されました。指紋認証でも不便を感じることはないけど、スマホを手にして、画面に目を向けたときには、もうロックが解除されているっていうのは便利ですよね。ロックしていることさえ忘れてしまうような感覚は、一度体験したら手放せないですよね。

 僕は今、HUAWEI Mate 10 ProとiPhone Xを使っているので、Mate 10 Proに対しては顔認証があれば……と思い、iPhone Xに対しては指紋認証も併用できたらなぁ……なんて思うわけです。

 同じ「Mate 10」シリーズなのだから、 Mate 10 Proにも顔認証が追加されたらいいのになぁ~と思い、「設定」→「セキュリティとプライバシー」を開いても、当然のことですが、そこに「顔認証」という項目はありません。ですが、こんな機能があったんだ! というものを発見しました。「PrivateSpace」という機能です。

「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「PrivateSpace」で設定可能
普段使いの画面(MainSpace)とは異なる指紋を設定することで、2つの画面を安全・簡単に使い分けられる

 試してみると、PrivateSpaceは、複数のアカウントを設定して切り替えられる「マルチユーザー」のような機能でした。ですがね、これが非常に便利なんです。MainSpace(メインの画面)で使うものとは異なる指紋を設定でき、ロック画面で認証する指紋によって、画面を切り替えらるんです。なお、PrivateSpaceにはメイン画面と同じGoogleアカウントを設定することもできますし、異なるアカウントも設定できます。電話はどちらの画面でも発着信でき、連絡帳データも共有する仕組みです。

 筆者の場合、PrivateSpaceにもMainSpaceと同じGoogleアカウントを設定しています。主に何を使い分けているかというとアプリです。なるべく人に見られたくないアプリってあるじゃないですか? え? ないですか? 僕にはいくつかあるんですよ。それらを使う際には、PrivateSpaceに切り替えて使うように設定しました。

MainSpaceのホーム画面
PrivateSpaceでは、MainSpaceとは異なるアプリを使えるように設定できる

 ファーウェイのホーム画面は、インストールしてあるアプリのアイコンがすべて表示されるんですよ。以前は、使わないけどアンインストールしたくないアプリを非表示にできる機能があったのですが、いつしかのアップデートを機にそれがなくなって……。その後は、なんとなく恥ずかしいアプリはフォルダにまとめて目立たないようにしていました。そんな悩みもPrivateSpaceですっきり解決!

 ちなみにPrivateSpace設定時に撮った画像は、PrivateSpaceでしか見られません。ですが、PrivateSpaceの画像をMainSpaceに移したり、逆にMainSpaceの画像をPrivateSpaceに移して、MainSpaceでは表示されないようにもできます。今のところ、僕はその必要性を感じていませんが、秘密が多い人には重宝するのではないかと思いますよ。

MainSpaceとPrivateSpaceとの間でのファイル移行が可能
人に見られたくない画像をPrivateSpaceに隠しておける

 筆者には、まだ幼い甥っ子がいますが、最新のスマホを見ると触りたがり、勝手にゲームで遊んだり、写真や動画を見たりということも。気づいたときには電池が随分と減っていて……。そんなときにも、このPrivateSpaceが役に立つのではないかと思います。