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CES 2018で Galaxy Note8が大活躍

【Galaxy Note8 SC-01K】

CES 2018でGalaxy Note8を使ってみました

 1月9日から12日までラスベガスで開催された国際家電市「CES 2018」に初めて行ってきました。今回は取材の武器としてGalaxy Note8を導入したところ、とても役立って大感激しました。

 過去に海外展示会はIFAとMWCにも行ったことがありましたが、その際、膨大なブースを回りながら取材するのに、言葉の壁以外にもとても苦労した記憶がありました。カメラ、紙のメモ帳への手書きのメモ、場合によってはICレコーダーによる録音を使ったのですが、終わってから見ると何が何やら状態になっていたのです。

 紙のメモ帳は大きいと邪魔だし、小さいとめくるのが大変で、書き殴りにくくなります。さらに手書きの遅さと聞き逃しへの不安があります。特に英語は大変。後から誰か英語が分かる人に聞いてもらうという手も! とメモ帳の下にICレコーダーも握って録音するも、どの録音だったか全然分からなくなりました。場合によっては録音しているつもりでボタンが押せていなかったり、メモ帳をガサゴソしているうちに停止ボタンを押していた、といったミスも起きました。ICレコーダーの容量やバッテリー切れも心配でした。

 そのような失敗をふまえ、以下のようなニーズが生まれました。

・聞き逃してもあとから録音を聞き返せる状態にしたい。メモと録音はあとからマッチングさせるのではなくて、最初からセットで管理したい。できればメモ書きで頭出しができると最高!
・メモ帳のページをいちいちめくるのは面倒くさいし、メモ帳のページが足りなくなるんじゃないかと心配したくない
・荷物はできるだけコンパクトにしたい。カメラを必ず手にするので、手に持つものは最小限にしたい
・ペンとメモ帳は常にセットにしておきたい

 これらが実現できそうだったのがGalaxy Note8だったというわけです。

メモアプリ「Galaxy Notes」なら録音しながらメモが書けます

 実際に実戦投入してみたところ大活躍でした。まず、Note8自体はメモ帳よりも薄いのでとても携帯しやすかったです。懸念していたSペンの書き心地もバッチリ! 滑らかでスムーズに書けました。当初はポインターが気になっていたが、いつのまにかまったく気にならなくなっていました。気づいたらタップもフリックも全ての操作をSペンでしていたほどです。

 そして手書きもでき、ボイスレコーダー機能も備えた標準のメモアプリ「Galaxy Notes」が役立ちました。

 ブースについたら録音をオンし、離れるときに録音を停止し保存することで、音声メモと手書きメモがブース単位にまとまったのです。メモが付箋紙のように並ぶので、あとからどのメモだったのか探しやすくなりました。

 メモも書いている間は、画面スクロールするだけでどんどん書き続けられるので、ページめくりの手間もなく、紙がよれたり破れたりする心配もありません。

 不満もありました。「Galaxy Notes」はリアルタイムに写真を撮って中に保存できないこと。ボイスレコーダーのように、メモ画面を表示した状態で使えて、ちゃんと写真→メモ→写真→メモの順に書けるようになったら最高!

 また、一度保存したメモに追記したくなったとき、書き込み位置がわかりにくいところも不満です。メモ内の録音データがいとも簡単に削除できてしまうことも、ときどき不安にさせます。生命線ともいえるデータなので、せめて消していいのか一度聞いて欲しいところです。

 また、Sペンの予備が欲しくなりました。というのもボールペンはどこでも手に入りますが、Sペンが紛失したらアウトだからです。薄暗いカンファレンスの会場で、脚元にSペンを落としてしまったときはとても焦りました。予備で2~3本持っておきたいとすら思いました。

 不満が出るのは、気に入って使い込んでいるからと思っておりますが、以前の取材よりも格段にメモが整理されて、書いたあとからすぐ再生できるので、本当に重宝しました。

マルチウィンドウなら、たとえば質問事項などを見ながら取材、メモできますね

 取材時には「マルチウィンドウ」も活躍しました。片側はメモアプリのままにしながら、もう1つのウィンドウに別のメモアプリ(たとえば筆者の場合Google Keepを愛用中)に書いておいたメモや、ブースで役立ちそうな英語表現、翻訳アプリ、カメラを割り当てるのです。すると画面を切り替えることなく別の情報にアクセスできて本当に便利でした。

 すぐ写真を撮りたいというときは、カメラに手を伸ばさなくても、電源ボタンの2度押しだけで画面半分にカメラが起動。ただし、「Galaxy Notes」はカメラを併用すると録音ができなくなるので(起動すると録音が停止して保存される)、その点は要注意ですが、おそらくカメラを掴んで電源を入れてフレーミングするよりは早く撮影できるはずです。

 Note8のおかげで、英語が苦手という部分以外のストレスがかなり軽減し、以前に比べてだいぶ快適に動けるようになったのでした。もしかしたらもっと使えるアプリがあるのではないかと、これから探してみるつもりです。

カメラを起動しておくと、今! という場面で写真も撮れます。ただし録音はできなくなるようです
今どこにいるのか仲間に伝える際、スクリーンショットを撮りながら手書きできる機能も役に立ちました