みんなのケータイ

スマホをパソコンライクに使うチャレンジ第2弾

【Mate 10 Pro】

 ファーウェイの「Mate 10 Pro」を購入した。AIに対応したと言うKirin 970やデュアルカメラ、高級感のあるデザインなど、「ぜひとも使ってみたい」という魅力が数多くあったのだが、特に「試したい」と思っていたのが、ディスプレイをつなげるとパソコンのように使えるという機能だ。

 実は、この手の機能は、サムスンのGalaxy S8+を購入した時に一緒にDeX Stationを買い揃え、試していたりした。実際に出張などに持って行ったのだが、どうにもDeX Stationが大きく、かさばるのが気になってしまっていた。また、Bluetoothキーボードに加えて、マウスも持参しなくてはいけないのが許せなかった。こんなに荷物が増えるなら「ノートパソコンを持っていけばいいじゃん」という結論に達したのだった。

 Mate 10 Proの場合、USB-C端子からHDMI端子に変換できるケーブルがあれば、スマホとモニターを直接接続できる。途中に機器が必要ないという手軽さが嬉しい。

 ケーブルを新調しようと思ったが、MacBook用にUSB-CをHDMI端子に変換できるアダプターを持っていたことを思い出した。早速、出張先で、Mate 10 ProのUSB-C端子からHDMIに変換し、ホテルの部屋のテレビに接続してみた。

 テレビの入力を切り替えると、まるでパソコンのような画面が表示された。Mate 10 Proでは、スマホ本体の画面がタッチパッドになる。別にマウスなどは必要なく、画面をなぞることで、カーソルを動かすことができる。実際にパワーポイントなどを起動させてみたが、難なく作業することができた。

 またYouTubeはアプリがテレビ画面上では使えなくなっていたが、ChromeからYouTubeのサイトに接続することで、動画を視聴することができた。ホテルにある大画面テレビで、YouTubeが見られるのは結構快適だ。

 文字入力に関しても、自分の好きな日本語変換アプリが選べるのが嬉しい。実は、Galaxy S8+では、日本語入力アプリが固定されてしまっているという弱点があったのだ。

 さすがに、ホテルの部屋だとテレビとテーブルの位置関係もあるため、Mate 10 Proをパソコンがわりに本格的な仕事をするというのは難しいかもしれないが、ちょっとした作業をこなすという程度であれば問題なさそうだ。いざという時の予備として、これから出張用のスーツケースに、ケーブルとBluetoothキーボードを忍ばせておこうと思う。