みんなのケータイ

世界各地で使える5GB付きモバイルルーター「SmartGo Pokefi」

 「eSIM」または「VSIM」を内蔵し、世界各地でのデータ通信を1台で賄えるモバイルWi-Fiルーターが続々と登場しています。日本国内でも購入しやすいものとしては「GlocalMe」シリーズがAmazonなどで販売されています。「GlocalMe」の詳細に関しては過去に本コーナーでも紹介した通りです。

「SmartGo Pokefi」。世界中で使えるデータ通信量が5GBがバンドルされている

 今回、筆者が新たに購入したのは、端末購入時点から使えるデータ通信量として「世界各地で使える有効期限なしのデータ通信量が5GB」がバンドルされている「SmartGo Pokefi」です。

 Pokefiは、公式サイトにて販売されているほか、香港空港にある電器店などでも販売されています。筆者は、5月末~6月上旬にかけて台湾・台北にて開催されたコンピューター関連の見本市COMPUTEX TAIPEI 2017に参加し、その後、複数の国を周遊時に利用することを計画して、5月上旬に公式サイトにてPokefiを購入しました。公式サイトでの販売価格は169米ドルで約1万9000円、日本への送料は無料でした。

 公式サイトにて購入手続を行った時点で、出荷予定日は「5月の第3週」が予定されていたので、5月末に台北で開催されるCOMPUTEXには間に合うハズ……。と思っていのたですが、出荷予定の5月第3週が終わっても販売元からの出荷連絡が一切ありませんでした。

 この時点では、ある程度「騙されたかも……」という心配があったのですが、5月第4週に販売元に問い合わせてみると「来週出荷する予定」という返答があったので、商品の到着を待つことに。出荷が遅れた影響もあって、残念ながらCOMPUTEXには間に合わなかったのですが、会期中に無事に受取ができたという連絡が家族からあり、ホッとしています。

香港空港の電器店で販売されていたPokefi。販売価格は990香港ドル(約1万4000円)

 COMPUTEXの終了後、日本への帰国よりも先に香港空港を訪問する機会があり、香港空港内の電器店を見ていると、Pokefiが実際に販売されていました。

 当然ながら、自宅に届いたPokefiとはまだ対面できていませんので、実機(モックでしたが)を見るのはこれが初めて。オンラインで注文して海外から到着した商品に、渡航先で出会う、というのは少々不思議な感覚です。

 Pokefiで初期残高として利用可能な5GB分のデータ通信量を使い切った後のデータプランは以下の通り。利用可能な世界60のエリアでのデータ通信が、現地でプリペイドSIMカードと購入するのに近い料金で利用できます。

種別料金(米ドル)データ通信量有効期間
1日パス6ドル750MB24時間
1GBパス6ドル1GB10年間
5日パス15ドル750MB/日3カ月
5GBパス15ドル5GB2年間

 海外の渡航先でプリペイドSIMカードを購入するのは、ひとつの「楽しみ」ではありますが、現地で言葉が通じにくかったり、店舗の営業時間外、あるいはSIMカードの在庫が無い。などの理由によって、現地での通信手段確保が難しいことも少なく有りません。

 そういった場合でも、「そこそこの値段でいつでも使える通信手段」として、このような世界対応のモバイルルーターが一台あると、何かと安心です。