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紛失のためSIMカードの再発行を申し込む

 本誌の読者はSIMカードを複数枚持っている方も多いと思いますが、SIMカードの管理、どうしていますか? 筆者はといえば、普段、端末に挿していないSIMカードは、SIMピンや小さなUSBメモリーと一緒に、小さなミントタブレットの空き缶に入れ、それを化粧ポーチに入れて持ち歩いています。ピンでSIMカードのICチップ部分にキズが付く可能性もあるので、これがいい保管場所だとは思いませんが、特に問題なく使っていました。なお、SIMカードがぴったりしまえる専用ケースをもっていらっしゃる方もいます。というか、そういうきちんとした人の方が多いです。

 端末とSIMカードの数が少なかった頃は、ミントタブレットの空き缶で特に問題なかったのですが、SIMカードやSIMフリー端末が増えてくるに従って、どのSIMがどの事業者のものか、さらに、どの端末にどのSIMを挿しているのかを覚えていることが難しくなってきました。そしてあるとき、IIJmioのSIMカードが見当たらないことに気が付きました。さらには、ドコモのSIMカードも1枚、見当たらない。

 どうも、海外取材のときに少しでも荷物を減らそうとして、ミントタブレットのケースから別の、さらに小さなケースに移動したSIMカードが行方不明になった模様。SIMカードケースを別にしたのがまずかったようです。特別なときに変わったことをすると、ろくでもないことが起こるものです。

IIJmioはウェブでもSIMカードのサイズ変更や再発行手続きが可能。今回、事業者によっては、再発行の手続きがはっきり案内されていないところもあったので、分かりやすく改善を望みます

 本来は回線を停止すべきですが、料金明細を見ても変化がなかったので、忙しかったこともあって、しばらくそのままに。しかし、新しい夏モデルのためにSIMカードを再発行しなくては。IIJmioのSIMカードについては、ぼちぼちMNPして新たなSIMを手に入れてもいいと思っていたのですが、SIM再発行の手数料の方がMNPの転出料より安い。しかも6月5日までキャンペーン中で、SIMカードサイズ変更と再発行にかかる手数料1枚あたり2000円(税抜き)が無料になるとありました。無料を逃してなるものかと急いで申し込みました。

 ドコモのSIMは、最寄りのドコモショップで再発行の手続きをしました。SIMカードだけ紛失したことを、スタッフの方が不可解に思っているような顔つきをされていたので、背景を少し説明しましたが、特に突っ込まれることもなく、端末にネットワーク暗証番号を入力して本人確認をした後、すぐに新しいSIMカードを発行してくれました。再発行の手数料2000円は、翌月の通信料金と一緒に請求されます。

最近のドコモのSIMカードの台紙は青いのですね。また、MVNOのSIMで見るような3サイズに対応するマルチSIMではなく、1サイズのみだったのが意外でした。もしかしてショップによるのかもしれませんが

 今回、ざっと調べてみたところ、紛失した際のSIMカードの再発行には2000円または3000円の手数料がかかります。3大キャリアでは、ドコモ、auが2000円、ソフトバンク(ワイモバイルも)が3000円でした。また、再発行手続きについて、3大キャリアは(ブログの記事を読んだところワイモバイルも)ショップのみの対応ですが、IIJmioは音声対応SIMでもWebで再発行の手続きができました。MVNOはWebや電話でも受け付けているところが多いようです。

 ちなみに、SIMカードの再発行やサイズ変更によって使わなくなったSIMカードは、原則、事業者に返却することになっていますが、私はこれまで一度も返却したことはなく、返却しなさいと直接言われたこともありません。今回は紛失してしまったので返却したくてもできません。返却されたSIMカードの行方がどうなっているのか、見てみたいものですね。その前に、私はSIMカードの管理方法を改めなくては。