ケータイ用語の基礎知識
第651回:Googleアカウント とは
(2014/2/25 13:20)
グーグルのあらゆるサービスに共通
今回紹介する「Googleアカウント」とは、GmailやGoogle Now、YouTubeといった米グーグルの提供する、さまざまなサービスを使用するためのアカウントです。iPhoneでは、Apple IDがパソコンのiTunesでも利用できますが、Androidにも同様にこのGoogleアカウントがあるわけです。本誌読者の多くにとってはお馴染みの存在でしょうが、Androidスマートフォンを購入して、最初のセットアップ中に、Googleアカウントに初めて触れる人も少なくありません。
Googleアカウントは、Gmailのメールアドレスとパスワードで構成され、そこにユーザー情報としてGoogleプロフィール(Google+でのユーザー情報と同一)が紐付けられています。
iPhoneでのApple IDと、AndroidでのGoogleアカウントの違いは何でしょうか。その1つは、Googleアカウントが利用できるネット上のサービスは、Apple IDよりも広範囲と言えることでしょうか。
グーグルは、メール、文書、動画などのサービスを用意し、いずれもパソコン版、スマートデバイス版が提供され、Googleアカウントはいずれのサービスでも共通で使えます。
これらのサービスを使う際、Googleアカウントでログインしていなければ、新規にアカウントを作成できます。一度アカウントを作成すれば、同じユーザー名とパスワードを使ってあらゆるGoogleサービスを利用できます。たとえば、すでにGmailをパソコンで使っていた場合、AndroidスマートフォンでもそのGoogleアカウントを使ってログインすることもできます。
同一のGoogleアカウントを使って、各種のサービスの利用状況を同期させることも可能です。たとえば、Gmailでは、Androidスマートフォンで既読にしたメールはパソコンから利用するGmailでも(タイムラグはありますが)既読になりますし、連絡先なども同期されます。
Androidスマートフォンの場合、「設定」メニューの「同期」や「アカウントと同期」といったメニューから、Googleアカウントで同期しているサービスの一覧を確認することができます。
取得には携帯電話が必要
Googleアカウントを作成する際に、最近では携帯電話が必要になっています。本人認証のためにGoogleから、指定したメールアドレスや電話番号に、メッセージ(メール/SMS)や電話がかかってきて、コード番号が発行されます。その番号を入力することで、新規作成したアカウントが有効になります。
また、Googleアカウントを作成する際にはいくつかの個人情報を登録することができます。具体的には、「名前」「ユーザー名」「生年月日」などです。
名前は、さまざまなグーグルのサービスで使用されます。たとえば、Googleドキュメントで他のユーザーと共有したい文書を作成したときに、名前が文書と一緒に表示されます。
Googleアカウントには、Googleプロフィールと紐づいています。Googleプロフィールは、グーグルのソーシャルサービス「Google+」のユーザー情報としても利用されていますが、グーグルの各種サービスでGoogleアカウントが使われると、同時にプロフィールも同時に利用されることがあります。たとえば、最近のAndroidスマートフォンの場合、メールにはGmailからのメールが届いた場合、Googleアカウントに設定した顔写真が表示されます。登録の際に使用した電話番号もGoogleアカウントと連携し、Android 4.4以降では、電話がかかってきたとき、その電話番号に紐付けられたGoogleアカウントのプロフィール写真が表示されるようになる予定です。