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コメント |
湯野 |
個人的には「ATOK for au」の推測変換がかなり気に入っている。ソニー・エリクソンの「POBox」のように複数の候補を表示したり、次に来る「てにをは」を予測したりするところまでは行かないが、画面を切り替えずに推測変換の候補を表示してくれるのはありがたい。
それから、久々にWAP 2.0未対応の端末を触ったのだが、「あれっ、EZwebってこんなに速かったっけ?」と思ってしまうほど、サクサクとブラウジングできてしまう。本来、WAP 2.0対応端末のほうが通信速度は速いはずなのに、構文解釈や画面表示に時間がかかってしまうためか、ちょっとモタついた感じがする。これに対し、A1011STでは通信速度が14.4kbpsなのに、体感速度としては逆転してしまっているのだ。
ディスプレイ側が重く、持ったときのバランスが悪いのが少々気になるが、全国で安定した高速通信を行ないたいというユーザーにとってはCDMA2000 1x対応というのは魅力だろう。eznavigationやezplusを使えないのが気になるところではあるが、端末価格も安いし、普及モデルとしてはソツなくまとめられた端末だと思う。
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松下 |
昨年夏に発売された「C411ST」以来の登場となる鳥取三洋製端末。eznavigationやezplusには対応しない「A1000シリーズ」なので、CDMA2000 1x対応であることを除けば、特にコレといったウリの機能はなく、一見従来機種と変わらない印象を受ける。 見た目のデザイン同様、機能もいたってシンプルなCDMA2000 1x端末と言えるが、しかし中にはやはりeznavigationやezplusのような機能は不要で、通話やメールを中心に使いたいと思うユーザーの方もいると思うので、そういった需要に答える位置付けの端末になると思います。 メニューや操作感も従来機種とそれほど変わっていないが使いやすく、文字入力も推測変換対応で快適に行なえる。携帯電話は手軽に使いたいけど、でもやっぱりauの3G端末が欲しい! あるいはパソコンに接続して144kbpsを体験したい! といった場合にいかがでしょう。
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伊藤 |
鳥取三洋はC403ST以降、スマートなデザインの折りたたみ端末がウリのメーカーだったが、今回もその系統をはずさない端末を出してきた。
WAP 2.0も、eznavigationも、ezplusも対応していないが、この機種に関しては多機能よりもシンプルさがウリのようなので、その手の機能を必要としない人はいいだろう。本体を触った感じでは、手に持つキー部分が普通の折りたたみ型端末よりも若干軽い印象を受ける。同じA1000シリーズでは、京セラ製の端末もあるが、こちらはどちらかというと若者にシフトしたデザイン。一方のA1011STは万人向け、おとなしめのデザインといった感じだろうか。
操作性や液晶の見やすさは合格点。個人的には、無愛想な猫のキャラクターが気に入ってしまった。CDMA2000 1x対応端末のラインナップ中、地味な存在ではあるが、価格的にも概ね1万円を切っているようなので、多機能を求めず、かつシンプルなデザイン、ということであればオススメ。
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