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ケータイ新製品SHOW CASE
FOMA D2101V
2002年3月1日発売



ボタン配置は携帯電話には珍しい横4列×縦3行 フリップは透明になっている

液晶上の受話スピーカーの横には、自分撮影向けのカメラが並んでいる 上部にもカメラがあるが、液晶上のカメラと両方同時には使えない

アンテナは伸ばすことが可能。上部背面にはカメラ切り替えスイッチ 電池の裏にはFOMAカードスロットがある

女性の手には少々大きいスケール感 コンパクトな弟分「D211i」を並べるとその大きさがわかる

三菱端末おなじみのスクロール式メニュー 各種設定を行なうメニューはリスト式 リスト式メニューでも、背景などがグラフィカルなデザイン

フォントはオーソドックスなもの 受信メールは全角10文字×9行の表示が可能 連文節変換に対応するが、予測変換機能はない

iモードのメニューの一番上にiモーションが来る サブメニューは半透明で画面にオーバーラップする 一部のメニューはグラフィカルなデザイン

各種ファイルのメモリ使用状況を一度に確認できる ムービーのリストではサムネイル表示もある ダウンロードしてきた動画などは後からサムネイルを作成する

動画撮影画面。残り時間が表示される 撮影前にエフェクトなどを指定できる
動画再生画面

テレビ電話画面。右下のカメラが映っているのが自分側の映像 テレビ電話の画面は切り替えられる。この場合、右が自分側 ここでは下が自分側。自分側の画像を表示させないことも可能

176×144ドットの静止画を撮影可能 撮影時に各種エフェクトをかけられる。これはネガポジ変換

仕様で見るD2101V

 テレビ電話と動画配信サービス「iモーション」の両方に対応する初めての三菱製FOMA端末。デザインは三菱伝統のフリップタイプ。D211iやD503iSといった三菱製最新のPDC電話がアンテナを内蔵し、またこれまでのFOMA端末もアンテナ内蔵型だったのに対して、三菱初のFOMA端末はアンテナ露出型となっている。
 カメラを内蔵していて、静止画撮影、動画撮影、テレビ電話に使用できる。カメラは固定式だが、液晶上と上面の2つがあり、自分撮りと他人撮りのときで使い分けることができる。撮影できるのは静止画は176×144ドットでメールに添付できる。動画はメール添付できないが、カメラで撮影するほかにテレビ電話中に相手を撮影することも可能。iモーションでダウンロードした動画も同様に扱える。
 本体の重さはPDCに比べて大きな端末が多いFOMAとしても最大。ボタン配置も珍しい横4×縦4となっている。これまでの三菱製端末は横3×縦4のテンキーの上に横4個のファンクションボタンが並ぶことが多かった。
 メニューがスクロール式で、上下カーソルと左右ボタンが分離しているなど、インターフェイス部分は他の三菱端末と似ている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
150×55×28mm
重量 約160g
連続通話時間 約60分(音声)、約50分(テレビ電話)
連続待受時間 約55時間
充電時間 約110分
ディスプレイ 26万色表示TFTカラー液晶
132×162ドット
表示文字数 10字×9行
メモリダイヤル 700件
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 最大384kbps
ボディカラー (バリエーションなし)

【iアプリ】
iアプリ件数 19件程度(最大100件)
共有するメモリ「メディアケース」に保存
登録済みiアプリ なし

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 パケット通信料金に依存。1パケット0.02~0.2円となっている。
メール受信機能 全角5000文字まで。10個もしくは10KBまでの画像・メロディを添付可能。
メール送信機能 全角5000文字まで。10個もしくは10KBまでの画像・メロディを添付可能。
メール保存件数 受信:最大200件
送信:最大20件
メールアドレス保存件数 700件

【着信メロディ】
和音数 16和音
着信音 5件
登録メロディ曲名 ZERO LANDMINE
ツァラトゥストラはかく語りき
WA ARE THE CHAMPION
剣の舞
アベマリア
和音着メロダウンロード 10件

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 176×144ドット
撮影可能容量 158件程度(最大500件)
共有するメモリ「メディアケース」に保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 15フレーム/秒、ノーマルとファインの2段階
撮影可能容量 ノーマル:239秒程度(最大500件)
ファイン:109秒程度(最大500件)
共有するメモリ「メディアケース」に保存

【iモーション】
iモーション件数 ノーマル:239秒程度(最大500件)
ファイン:109秒程度(最大500件)
共有するメモリ「メディアケース」に保存

■ スタッフが見たD2101V

コメント
湯野  広報写真やパンフレットではごく普通の端末に見えたのだが、実物を手にすると、あまりの大きさに思わず苦笑してしまった。あたかも防水ケースのような感じで、中からもう1つケータイが出てきそうな大きさである。これを見て、同じ三菱電機製の「Moem-D」を思い出したのは私だけだろうか?
 サイズが大きくなっただけ端末が操作しやすくなったかというとそうでもなく、ボタンの大きさなどは逆に小さくなって、さらに並びも変わっていたりするので要注意。ボタンが下のほうに集中しているため、片手で持ってメールを親指打ちしようとすると、どうもバランスが悪くて両手で持たざるを得なくなる。もっとも、そういうことを想定して作られた端末ではないのかもしれないが。
 テレビ電話とiモーションに対応しているし、26万色のTFTカラー液晶だし、デバイスオタク的な観点からすれば、背面のスライドスイッチでカメラのレンズが動いて撮影方向が切り替わるギミックには惹かれるものもあるのだが、やはりこのサイズでは普段持ち歩こうとは思えない。これでMP3が再生できて、テレビやラジオも視聴できるというのなら話は別だけど。
白根  テレビ電話と動画配信サービス「iモーション」の両方に対応する唯一の端末となるD2101Vだが、P2101V同様、普通の端末に比べると価格も高いしサイズも大きい。上のD211iとの比較写真を見てもらえればわかるが、カバンに入れても気になるサイズだ。これだけの機能を詰め込めば仕方ないのかもしれないが、けた違いの印象を与えられる。
 テレビ電話の使い勝手はP2101Vと多少違い、P2101Vのカメラは回転式だったが、こちらは固定カメラ2個を切り替える。自分撮りは問題ないが、他人や風景を撮るとき、D2101Vは上面のカメラを使うので、少々不自然な体勢をとらなくてはいけない。ちょうどテレビのリモコンを構えつつ、そのボタンを真上から見下ろす、という感じだ。テレビ電話は表情が伝えられるコミュニケーションとしても楽しいが、業務用途では建設現場の状況説明など周辺の映像を撮ることが多いし、また個人ユースでも旅先の風景を相手に送ることが楽しい。そう思うとこのカメラ配置はちょっと疑問だ。
 普通のiモード端末として見た場合、三菱端末的なインターフェイスを採用していて使い勝手は良い。上下カーソルを中心としたメニュー構造は、三菱端末以外に慣れている人にとっても使いやすいだろう。メール入力時に画面全体が使えるなど、細かい点で従来の三菱端末からリファインされ、使い勝手を向上させているのもポイントが高い。ただし、日本語入力は最新のD211iが搭載していた予測変換対応のATOKではない。
 他のキャリアを見ても、これだけの性能を持った端末はなく、「動画配信もカメラもテレビ電話もみーんな使いたいっ」というのであればD2101Vは唯一の選択肢だ。個人的には、テレビ電話はライトユーザー層にはまだ早いアプリケーションだと思うので、「どうしても使いたい」という人以外はD2101Vを使う必要はまだないだろう。
伊藤  第3世代携帯電話のキラーコンテンツといわれるテレビ電話と動画配信サービス「iモーション」の双方に対応したFOMA端末がようやく発売された。し、しかしデカい。デカすぎる。「ジーンズのポケットに入れると歩きづらい」どころか、「ジーンズのポケットには入らない」サイズだ。たしかに、テレビ電話として大型のディスプレイは必要だっただろうし、W-CDMAゆえの大きさもあるかと思う。が、それを見越しても許容範囲を超えている。ビジュアルフォンはまだ折りたたみ型以外ではキツイのでは、と正直、感じた。
 たしかに三菱のトレードマークであるフリップは守られているのだが、もともとキーの配置された部分が異様に狭いため、目立たない。このフリップ型を守らんがためにこれだけ大きくなってしまったとすれば、非常に残念。D503iSのようにスタイリッシュな折りたたみ型端末を作るセンスを持っているのだから、そちらの方向でまとめたほうが無難だったのではと邪推してしまう。
 使い勝手や、全画面を使ったメール入力ができるようになったのは歓迎だが、やはり大きさのことが気にかかる……。
 どうしてもテレビ電話を、ということであればP2101Vをオススメしたい。あれもあれで決してコンパクトではないが、D2101Vに比べればまだリーズナブルな大きさだ。となると、テレビ電話とiモーション、どうしても両方使いたいという方、あるいは、携帯電話の歴史的に見ればかなり珍品の部類に入ると思われるので、マニアな方は買われても良いかもしれない。いずれにせよ、まずはモックで大きさ、感触を事前に確かめることをオススメしておく。


・ 製品情報(ドコモ)
  http://foma.nttdocomo.co.jp/catalog/term/d2101v.html
・ ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0222a.html

ドコモ、テレビ電話とiモーションに対応した「FOMA D2101V」



2002/03/05 14:26

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