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湯野 |
EZweb端末としては4096色表示が可能な初の端末で、スリムで高級感のあるデザインが印象的な「C415T」。ほぼ同時期に発売されたF503iSやN503iSなどと比べると、やや暗いという印象はあるものの、壁紙などの画像はハッキリ・クッキリ表示され、まずまず。
ただ、「ワープファンクションキー」と呼ばれるセンターカーソルが平べったく、特に左右が押しづらいあたりは、ちょっとデザインに凝りすぎたかな、と感じるところ。メニューも「TT03」(ツーカー)以降の東芝製端末に見られた、分かりやすいアイコン表示の「マルチメニュー」が出なくなり、各種機能の設定が呼び出しづらくなってしまった。
しかし、個人的には「テクノボイス」がなかなか気に入っている。この機能、要はイタズラ電話対策なのだが、かかってきた電話に出る前にちょこっと操作することで、自分の声が高くなったり、低くなったり、あるいはロボット風に変換されたりして相手に聞こえるというもので、気分はもうテレビの人生相談。当然だが、逆にイタズラに利用されてもいけないので、このモードでこちらから電話をかけることはできない。
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伊藤 |
ポリシリコンTFT液晶はそれなりにキレイ。なんで折りたたみ型でTFT、と液晶がウリなのに48文字しか表示できないの、という疑問が残る。インターフェイスもいまさら感の強いテキストリスト型だし、メール入力もインライン変換に対応していないなど、液晶・デザインといった「目立つ部分」は確かに新しいものの、中身は1世代前のケータイ、という印象がぬぐい去れない。残念。「テクノボイス機能」は確かにおもしろいし、Pashapaと組み合わせて、撮った画像にフレームをつけたりスタンプをつけて遊ぶのはけっこうおすすめかも。もっとも「写メール」のほうが簡単ですが……。キレイな液晶を搭載したEZweb@mail端末を、という方には、といった感じでしょうか。
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工藤 |
4096色表示のポリシリコンTFT液晶を搭載しており、液晶の見やすさは問題なし。ポリシリコンTFT=高精細、という思い込みがあったんですが、実は解像度は昨今の120×160ドット平均という中ではやや低め。そのため文字がやや大きく、中高年の方では読みやすいかもしれません。ボディは、丸みが個性的なすっきりしたデザインで、みんなと同じ折りたたみ型でも、ちょっと個性が欲しい人にはよいかも。メニューはテキストメニューで、個人的にはノープロブレムですが、慣れない人にはちょっとなじみにくいかもしれません。
個人的には、たむらしげるの待受画像がかなりクリーンヒット(絵本もCD-ROMタイトルも持ってたりします)。あと「テクノボイス」はかなり笑えますが、着信時にしか使えないので、実用では迷惑電話撃退以外ではあまり使い道がないかもしれません(もちろん、もともとこの機能の目的は迷惑電話撃退用なんですけども)。
Java対応ではないし、ものすごく尖った端末ではないけれど、普通に通話したり、ウェブにアクセスしたり、メールを利用したりするには十分だと思います。
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