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湯野 |
ストレート型から折りたたみ型に変わったF503iSと比べると、あまり変化がないように感じられるN503iS。外見的はイルミネーション・ウィンドウ(サブディスプレイ)が追加され、液晶ディスプレイがTFDからTFTに変更されたぐらい。でも、実は細かいところで改良が加えられていたりする。
中でも一番嬉しいのは、iアプリの保存件数が5~10件から15~30件に3倍になったこと。せっかくのiアプリ対応端末なのだから、一つでも多くアプリを手元に置いておきたいというのがユーザーの心情。
あと、いま流行りの(?)迷惑メール対策もあってか、自動振り分け機能付きのフォルダが利用できるようになったほか、メール一覧のときに「#」ボタンを押すことでタイトル表示からアドレス表示に切り替えられる機能が付いていたりする。根本的な解決にはなっていないものの、いずれも無いよりあったほうがイイ機能だと思う。
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伊藤 |
現在N503iユーザーの伊藤にとって、待望の端末。だったハズなのだが、大きな変更点はなく、あまり新端末を使っている気分がしない。この端末の最大のウリはまず第一に「Nであること」。折りたたんだときの「カチャッ」という心地よい感触や、完成度の高い操作性は受け継がれている。また、液晶の明るさ、発色の良さも申し分なく、購入の際には大きな動機になると思う。カタログなんかにあるはめ込み合成かと思うほどキレイで、N503iのTFD液晶にも満足していたが、「比べてしまうと、やっぱね…」というのがホンネだ。
全体的には、メールのフォルダ管理やプライベートウィンドウの採用など、マイナーチェンジとは言えど、順当なバージョンアップだと言える。N503iから買い換えるほどのインパクトがないのは事実だが、iアプリをやってみたい人が買うには申し分ない端末だろう。ところで、1Nユーザーとしてぜひメーカーさんにお願いしたいのは、日本語変換機能の強化。iモードのトラフィックの大半がメールを占めている現状を考えると、日本語変換環境は端末の重要な評価ポイントになりつつある。しかし、N503iSをしばらくいじってみた限りでは、N503iから進化しているようには思えなかった。D503iのATOK PocketやSO503iのPOBoxなど、ライバルメーカーたちが、先進の日本語変換機能をケータイに搭載しているのだから無理ではないはず。王者Nシリーズにも、日本語環境のテコ入れを強く望む。
あと、非常に細かい部分だが非常にうれしい改善点がある。N503iでは、壁紙にオリジナル画像を使用した場合、折りたたんだ状態から開いた後、時計が表示されるまで若干のタイムラグがあったのだが、N503iSではこれが解消されている。もっとも、N503iSではイルミネーションウィンドウで時間を確認できるので大したことではないのだが…。
とまぁいろいろ書いたが、やっぱりNシリーズ、相当完成度が高いのは間違いない。現在の折りたたみブームの元祖だけはある。安心の1台だ。
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工藤 |
実はあまりまだよく見ていないので、N503iからの細かい変更点などは、法林氏の連載でご紹介予定なのでそちらに譲りたいと思います。申し訳ありません。
ぱっと見た違いでは、液晶が非常に明るくなったことにまず気がつく。従来のTFD液晶でも十分見やすかったけれど、TFT液晶ならではの白がまばゆいくらいの明るさで、並べて見るとかなり違う。また液晶背面にイルミネーションウィンドウを搭載。このサブウィンドウのあたりは少し角張ったデザインで、N503iに比べて、少し男性を意識したデザインになっているかなという印象。ただし、N503iSについては、ボディカラーでそれぞれボタンの形やボタンの上の「1」などの文字のフォント、その文字が印刷か刻印かなど、微妙な違いがあり、エトワールゴールドはやや女性を意識した感じになっているようです。購入を検討している方は、店頭モックアップやN503iSのカタログで各カラーを比較してみたほうがいいかも。
個人的には、いつもN50xで思うのは、決定キーが4方向キーの真中にあってほしいなあということなのですが、ただしNファンの場合はもうこのボタン配置に慣れてるかもしれませんですね。Nならではの安心感、というのはやっぱりあります。あと折りたたみのヒンジのところが、N503iよりしっかりしてます。これから50xシリーズを買おうという人は、もちろん候補のひとつになる機種だと思います。
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