写真で見るP503iS

イヤホンマイク周辺部。ストラップ穴もこちら側	底面データ端子部。すぐ上にはLEDあり

充電スタンドは折りたたみ型にありがちな平置きでなく、スタンド型	ボタン配置。クリアボタンやiモードボタン、メールボタンなどがなく、シンプルな構成	液晶側背面には、小画面「プライベートウィンドウ」、メモボタン、赤外線ポート、メロディスピーカーが。このせいか、他の折りたたみ型に比べると液晶側が重い印象がある

フォントサイズ「標準」の縦表示	フォントサイズ「標準」の横表示。横表示のときはガイド行が消え、縦表示のときよりも多い文字が表示できる

フォントサイズ「縮小」の縦表示	フォントサイズ「縮小」の横表示。最大数の文字を表示できる

受信メールはグループごとにフォルダ分けして表示できる。フォルダ名はグループ名に順ずる	受信メールのリスト。送信者や日付などのソート条件を変えられる	送信メール作成。フォントサイズは切り替え可能。単文節変換で、画面下の文字入力行に文字を入力していく

メインメニューの「アイコンＡ」。待受状態からは、決定ボタン、カーソルボタンなどですぐにこの画面を呼び出せる	メインメニューは２種類から選べる	詳細な項目はリストメニューになっている

メニュー第２階層	メールのメニューもアイコン形式	アクセサリーメニューにはゲームやメモといった、Windowsの「アクセサリ」的な機能がある

仕様で見るP503iS

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	97×50×27mm（折りたたみ時）
重量	約98g
連続通話時間	約145分
連続待受時間	約440時間
充電時間	約95分
ディスプレイ	256色カラー液晶 （120×160ドット）
表示文字数	全角12文字×10行もしくは全角10文字×９行（通常表示時） 全角15文字×９行もしくは全角13字×８行（横向き表示時）
メモリダイヤル	500件 （うち100件は電話番号とメールアドレスを３つずつ登録可能）
リダイヤル・着信履歴	10件（不在着信通知・着信履歴：20件）
データ通信速度	9.6kbps（パケット通信）
ボディカラー	スターリングシルバー、ジェットブラック、オーシャンブルー

【ｉアプリ】

ｉアプリ件数	・ダウンロード：10件 ・登録済み：なし
登録済みiアプリ	ダンスダンスレボリューション テトリス モグラー ※iアプリではなく、消去もダウンロードもできない

【インターネットメール】

サービス名	iモードのEメールサービス（送信・受信ともに全角64文字ごとに0.3円、別途月額300円のiモード契約が必要）
メール受信機能	全角250文字まで。
メール保存件数	700件
メールアドレス保存件数	送信：最大100件 受信：最大200件

【着信メロディ】

和音数	16和音
着信音	登録メロディ：８曲 ダウンロード・自作メロディ：30曲まで保存可能 着信パターン：７パターン 効果音：14種類
登録メロディ曲名	MY SWEET DARLIN’ カノン クラリネットをこわしちゃった BUTTERFLY TURN AROUND AND COUNT TO TEN NIGHT OF FIRE Hi-SPEED BUS 運命
和音着メロダウンロード	可能（iメロディ対応）

■ スタッフが見たP503iS

	コメント
工藤	P503iと比べると、液晶・iアプリの実行速度・iアプリの保存件数が７件から10件に増えるなど、向上している点がいくつもある。でも、なんといっても一番違うのはデザイン。実はわたくしは、503iシリーズでいちばん見た目的に良いデザインはP503iだと思っているのだけど、P503iSもなかなかカッコいいと思う。サブウィンドウが赤く光るのもいい。２段収納のシルバーと黒のアンテナもイカす感じ。個人的にいちばん嬉しいのは、ナビゲーションボタンが苦手な3Dボタンじゃないこと。このナビゲーション周りのボタンの操作感は、かなりいい感じだと思う。iアプリの操作などがとてもやりやすい。 　メニューはアイコン＋文字で表示されるいつものパナソニックのメニューで、わかりやすい。あと電卓機能が使いやすい。これまで電卓がいちばん使いやすいのは絶対Ｄだ！　と思ってきたんだけど、ナビキーが変わり、電卓画面へのアクセスはＤよりしやすい分、P503iSが一番かもしれない（わりと電卓使うんです）。 　P503iから機能的にびっくりするほど変わったか、と言われれば、そこまででもないかなと思うけれど、iアプリの保存件数がちょっとだけ物足りなかったりした点とか、ちょっとずつよくなって、バランスの良いケータイになっていると思う。N503iで、液晶左右配置が偏ってるのが気になった方（編集者という仕事がらか、私の周りにはけっこう多い）、P503iSは新型液晶搭載で左右均等デザインなのでおすすめかも。ナビボタンが変わったことで、個人的にはD503iの次に好きな感じです（あくまで個人的な趣味で世の中とはずれてるけど、二つ折り飽きてきたので??やっぱりいちいち開くの面倒??その分だけD503iが１ポイント上）。
湯野	503iシリーズではN503i、SO503iに続く折りたたみ第３弾となるP503iS。ストレート型のP503iではスティック型だったコマンドナビゲーションボタンだが、P503iSではカーソルキーの中央に選択ボタンが配置された平べったいタイプになっている。N503iではカーソルキーの上に選択ボタンが配置されていたりするが、個人的には、今回のP503iSやN210iのように、カーソルの中に選択ボタンがあったほうが直感的で使いやすいのではないかと思う。 　機能的にはP503iとほとんど同じで、違うところといえば、iアプリの実行速度がちょっと速くなって、保存件数がちょっと増えて、液晶のサイズがちょっと大きくなって…、という感じで、実はあまり差がない。着信メロディの自作機能についても、P503iと同じく３本のメロディライン＋コード伴奏機能を備えていいる。 　というわけで、ポイントはやっぱりデザイン。ダイヤルボタンもよく見ると米粒型になってるし。ただ、液晶ディスプレイ側ボディの側面にある取ってつけたような赤外線ポートだけは、どうも納得いかない。
白根	使い勝手はP503iと概ね同じ。ただ、パナソニック端末はいまだにインライン変換でなく、しかも単文節変換だ。連文節変換のさらに一歩先を行く予測入力変換「POBox」搭載のSO503iに比べると、２歩下がっている感じ。ここはちょっと残念。 　そのほかの操作性はパナソニック端末に慣れていれば問題なし。というか、P503iとはまったく同じだ。アイコンとリストメニューを組み合わせていて、ショートカットを設定できたり、メモリダイヤルのグループ別に受信メールを分類できるのは便利だと思う。クリアボタンやiモードボタンなど、他の503iシリーズに見られるボタンが省かれていたりするが、それでもしっかりとiモードブラウジング中には受話ボタンでスクロールモードに切り替わるなど、いろいろと工夫されている。 　デザインは見ての通り個性派。個人的にはSO503iよりもネックストラップに似合うと思う。ちょうつがい側にアンテナとストラップ穴があり、ストラップで吊り下げるときにアンテナが上になるのだ。このデザインが気に入ればもはや迷うことはない。ただ、赤外線ポートのデザインが気に食わない。もっと綺麗に処理した方が良いと思うのだが。 　ちなみに。編集部で調査したところ、Javaの実行速度はP503i（初期ロット）に比べると画像描画を中心に大幅に高速化されている。