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コメント |
工藤 |
カッコいい。デザインがいかにもソニーなのです。これまでのcdmaOne端末って、アンテナの先のデザインは共通な感じ(トップだけ銀色)だったんだけど、そんなお約束なんか全く無視したアンテナ部もイカす。あと、超カッコいいんだけど、MGメモリースティックが出し入れしにくいメモリースティックスロットのデザインもソニーって感じ(ほめてます)。音声入力端子のところには、これみよがしな「LINE
IN(OPTICAL)」の文字が。ここらへんで、かなりぐっときます。ブルーに光る(といっても、もちろん青色LEDじゃないと思いますけど)キー部分を見たあたりでくらくらきます(キーの白文字はちょっと読みにくいけど)。透けモノ・光モノに弱いわたくしです。 それから特にいいのが操作性。センタージョグを中心とした操作系とメニューの出来の良さは素晴らしいと思う。最近流行のアイコンメニューもわかりやすくて好きだけれど、このメニューのスムーズな操作感は新鮮な驚きがあります。ソニー端末は画面スクロールも速いので、そのせいもありますが。 というわけで、かなり個人的嗜好が入ってますが、強烈に欲しい感じです(しかし鳥取三洋製を見るまでぐっと我慢)。しかし、ミュージックプレーヤーとして使い、EZwebでサーフィンして、電話もけっこうかけるとなると、バッテリーの持ちはちょっとつらいようです。筆者の広野氏は、バッテリーの予備を2個購入したそうですが、店頭で聞いた話では、多くのユーザーが予備バッテリーを購入するとのこと。ただ、よくできているのが、本体充電と同時に、予備バッテリーも充電できるんですね。こういうヘビーユーザー向けな配慮もソニーらしい。
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湯野 |
まず、「車内では電源オフ」を呼びかける鉄道会社が多いなか、通信機能だけをオフにできる「パーソナルモード」が付いたという点では非常に画期的な端末である。これで心置きなく電車の中でメールを読み書きしたり、音楽を楽しんだりできるわけだ。ボタンのプッシュ音やヘッドフォンの音漏れはマナー違反という話もあるけど。 EZwebの操作性も直感的でイイ。ただ、やっぱり音楽もよく聴くし、EZwebもよく使う、さらに、電話もよくする、なんていうユーザーだと、少なくとも2日に1回はフル充電しないといけない。それが面倒でなければ問題にはならないだろうけど、なんだか無性に単3電池を入れて使える外付けの乾電池ケース(ウォークマンなんかに付いてくるアレ)が欲しくなる。 ともかく、メモリースティックウォークマンの機能内蔵で、さらに約2万円する64MBのMGメモリースティックが付いて4~5万円というのは、考えようによっては案外オトクなのかも。
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白根 |
以前、とあるコンテンツプロバイダーに取材に行った際「ソニーの端末は処理速度が速くて良い」とうかがったことがある。なるほど、このC404Sも処理速度が速い。項目選択やスクロールのレスポンスにタイムラグはほとんど感じられず、クルクル・ピッピことジョグダイヤルとあいまって非常に使いやすい。やはり、マウスなどと同じく「指の移動量に比例してカーソルが動く」というのはインターフェイス的に優れていると思う。中押ししようとして上下に動かしてしまうことも多いが、すぐに慣れるだろう。階層ごとにデザインが異なっているなど、少々メニューが独特であるが、必ず左右ボタンで「進む」「戻る」ができるので、ツリー構造は理解しやすい。もちろんメールやEZwebの表示・スクロールも速い。縦方向への移動が中心のメニュー操作、メール、EZweb閲覧はかなり快適な部類といえる。連文節変換の性能もなかなか素晴らしいし、デザインも個人的にはナイスだ。 @mailサービスはなかなか便利で、メール添付ファイルがいろいろと扱える。vCardにケータイが対応するなんて(使わなさそうだけど)かっこいいではないか。もちろん、@mail端末の特徴である16和音着メロ、サンプリングボイスも遊ばせてくれる。カラオケは対応サービスが少ないが「屋外で通信カラオケ」は来年の花見にぜひ持って行きたい(カラオケはフルコーラスで30KBくらいになるのに、データフォルダ200KBは少々小さいが)。 で、問題はミュージックプレーヤーである。C404Sはミュージックプレーヤー抜きでの完成度が非常に高いし、ミュージックプレーヤーも非常に良い出来で、音楽配信には対応していないが「通信」と「音楽」が綺麗に融合している(リモコンがイヤホンマイクになるのはナイス)。だが、その分価格が上がっていることを考えると、ミュージックプレーヤーを必要としている人にしかお勧めできないといえよう。ミュージックプレーヤー抜きの、安くて小さいものが出たら万人に勧められると思うのだが。
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