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工藤 | 発表された時から待ってましたfeel H"端末第1弾。まずは着メロ。100音色12和音(同時使用は5音色まで)で、ワイドレンジスピーカー搭載はさすがにいい。このボディサイズでこの音は、かなり感動モノ。カラー液晶は、フロントライト搭載のため、ちょっと奥まった感じが人によっては気になるかも。液晶の発色や明るさは、最近のSTN液晶としてはまあ普通かな。操作系は、正直いってあんまりわかりやすくない。メニューの使い勝手がいまひとつ、な気がしました。
Trevaとの組み合わせによるデジカメ機能は、液晶に表示されるまでにひと呼吸あり、ポーズをキメるのがちょっと難しい感じ。デジカメ機能については、J-SH04の方がいいと思う(本体内蔵だし)。
「ケータイdeミュージック」は、曲のラインナップ充実がまだつらいんですけど、サービスはわりと使いやすい。1曲のお値段は、2百数十円くらい。移動中など、ダウンロード中に通信が中断されても、再接続すると、ちゃんと曲の途中からダウンロードが再開される(かしこい)。ちなみに曲目はココであらかじめチェックしてからダウンロードした方が通信費の節約になります。サンプリングレート128kbit/秒を、64kbpsで転送するので、ダウンロードに要する時間は、おおよそ曲の長さの2倍。使ってみた感じでも、おおむね2倍強といったところでした。ミュージックプレーヤーとして使った場合の電池の持ちは、通勤の往復に聞くくらいなら大丈夫でしょう。たぶん。
で、わりと文句をいっぱい書いてるようですが、実はめちゃめちゃ気に入ってて、いまのメインはこの端末です。地下鉄通勤だし。折りたたみなのも、H"のロゴが7色に光るのもグー。やっぱり音がいいって、楽しい! 着メロが鳴るのが楽しみな今日この頃です。
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湯野 |
手にしたらとりあえず試してみる着信メロディ。「あ、CMと同じ音だ」と、ちょっとした感動を覚えずにはいられない。でも、着信メロディの自作は単音なのね…。まあ、近いうちにMIDIからfeel H"用の着信メロディが作れる「feelsound converter」というソフトが出るという話なので、それに期待、といったところでしょうか。
カラー液晶については、DDIポケットの端末としては初めて(VisualPhoneを除く)で、H"ユーザーにとってはビッグニュースなのだが、ドコモやJ-フォンは1年前からカラーなわけで、今となってはもはや当たり前。というわけで、こちらについてはそれほどの感動はない。
その他の点もH"端末としては着実によくなっているとは思うが、サイトの構造やそのナビゲーションスタイルはやっぱり従来のH"LINK(PメールDX)風なわけで、コンテンツは一見するとiモードのようだが、文字入力が必要な場合などには「ああ、やっぱりH"LINKなんだ」と感じてしまう。それと、前のメニューに戻る操作が[POWER/切]キーというのもどうかと思う。あと、携帯電話の急速充電100分とかに慣れていると、フル充電に7時間かかるというのにはちょっとビックリ。もっともPHSはみんな充電時間が長いんだけど。
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白根 |
梅宮アンナがしなだれているfeel H"のCMが最近放映されている。あのCMのBGMは「幻想即興曲」というらしい、この端末の着信メロディとして入っていた。私には、あのCMのBGMとこのRZ-J90が出す音の違いを聞き分けられなかった。というか、あのCMの音はこのRZ-J90の出す音だと私は信じている。そのくらい、音が良い。最近のJ-フォンやauの端末もだいぶ音がよくなっているが、それらに決して引けは取らない。
機能操作メニューは、機能番号順に並べている伝統的な構成で、アイコンメニューなどは用意されていない。左右ボタンでの階層の行き来などはできず、「全キャンセル=切断ボタン、1段キャンセル=クリアボタン」という多くのメーカーが守っている操作法ではなく「全キャンセル=切断ボタン長押し、1段キャンセル=切断ボタン短押し」となっている。この方式に慣れていない人は少々戸惑うかもしれない。
ダウンロードした着信メロディなどはメールBOXにメール添付ファイルとして保存される。ファイル単位で管理するauの@mail端末の「データフォルダ」のほうが個人的には直感的だと思うが、ファイルの入手経路・種類を問わずメールBOXで管理できるし、フォルダ間を移動させたりメールの検索も可能なので、これは慣れれば便利だろう。ちなみにH" LINKではダウンロードしたコンテンツはなんでもすべてメールBOXに保存される。ここまで来ると「メールBOX」ではなく「H" BOX」とかにすればよいのに、とか思うのだが。
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