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ケータイ新製品SHOW CASE
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P503i (松下)
2001年1月26日
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■ 写真で見るP503i
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データ端子のキャップは取り外し式
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イヤホンマイクのコネクタは右側面
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背面のメモボタン。伝言メモ、音声メモの再生や、留守録音の設定を行なえる。通話時は青く発光する(右)
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上部の赤外線通信ポート。「Ir-Kiss」機能で電話帳やメール、メロディ(自作に限る)、画像、ブックマークなどを送受信できる
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キー配置。「コマンドナビゲーションボタン」はカーソルキーと決定キーを兼ねる
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メニューはPシリーズ特有のアイコン形式。今回は1画面に9個のアイコンが並べられているが、残念ながらコマンドナビゲーションボタンは斜め入力には対応していない。メニュー第3階層はリストメニュー形式
フォントサイズを標準のときの受信メール表示。左が縦位置で右が横位置。横位置表示のときは端末を横にしてメールを読む。横位置状態ではソフトキーに何が割り当てられているが表示されないが、割り当てられているキーは縦位置と同じ
こちらはフォントサイズを縮小したときの受信メール表示
メール作成時、漢字変換は連文節変換には対応しない。受信メールの中に画像を示すURLがある場合は、そこをクリックすることで画像を受信メール文中に表示させる。自動で画像をダウンロードすることもできる。
P503iでは最初からiアプリは入っていないので、ここではサイバードの「あぷり待受・時計屋さん」から3D時計と月齢時計をダウンロードした
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アクセサリーメニュー
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ゲームのリスト
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ダンスダンスレボリューション
(C)2001 KONAMI
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P503iには最初から3つのゲームが入っている。これらはiアプリではないため、消したり追加ダウンロードしたりはできない
■ 仕様で見るP503i
iアプリに対応したiモード端末503iシリーズの第1弾。iアプリ対応機種では、ネットワークからゲームやスケジューラなどのプログラムをダウンロードして追加できる。同時発売のF503iに比べると、iアプリの保存件数が7件と少ないが、標準でスケジューラ、フリーメモ、電卓、ゲームなどが搭載されている。 スティック式のカーソル・決定キー「コマンドナビゲーションボタン」はP501i、P502iと同じもの。アイコン式のメニューも、最近のP端末ほとんどで採用されているものと良く似ている。 本体上部に赤外線通信ポートを装備しており、「Ir-Kiss」機能により、IrMC(Ver 1.1)に準拠した機器(PDAやPCなど)と電話帳、スケジュール、フリーメモ、メールのやりとりができる。P503i同士であれば個人情報メモ、自作曲、待受画像、ブックマークの送受信も可能。 このほかの503i共通の仕様としてはカラー液晶搭載、16和音、SSL対応など。Webサーバー上の画像URLをメール中に表記すると、その画像を本文の中に表示させる「画像付きメール」や、カーナビに接続する「iナビリンク」などにも対応する。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
128×45×17mm |
重量 |
約74g |
連続通話時間 |
約140分 |
連続待受時間 |
約400時間 |
充電時間 |
約95分 |
ディスプレイ |
横120×縦160ドット、カラー256色液晶 |
表示文字数 |
10文字×8行(縦)、13字×8行(横) 12字×10行(縦)、15字×9行(横) |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
10件 |
データ通信速度 |
9.6kbps(パケット通信) |
ボディカラー |
クォーツシルバー、ジェムブラック、サイバーレッド |
【iアプリ】
iアプリ件数 |
・ダウンロード:7件 ・登録済み:なし |
登録済みiアプリ |
ダンスダンスレボリューション テトリス モグラー ※iアプリではなく、消去もダウンロードもできない |
【インターネットメール】
サービス名 |
iモードのEメールサービス(送信・受信ともに全角20文字程 度で0.9円、別途月額300円のiモード契約が必要) |
メール受信機能 |
全角250文字まで。 |
メール保存件数 |
送信:最大100件 受信:最大200件(うち画像を含むものは5件まで) |
メールアドレス保存件数 |
700件 |
【着信メロディ】
和音数 |
16和音 |
着信音 |
着信メロディ:38曲 ・登録済みメロディ:8曲 ・ダウンロードおよび自作メロディ:30曲 着信音:7種類 |
登録メロディ曲名 |
JUMP ここでキスして。 そりすべり ETUPIRKA エンターテイナー ROCK AROUND THE CLOCK スターターズワルツ BUTTERFLY |
和音着メロダウンロード |
可能(iメロディ対応) |
■ スタッフが見たP503i
| コメント |
工藤 |
液晶の明るさ・鮮やかさはF503iよりもP503iの方が数段上。使いやすさも、F503iもよく考えられてはいると思うけれど、やはりアイコンメニューのP503iの方が誰にでも親しみやすい。デザインも、10人中10人が、P503iの方がカッコいいと言いますね。PalmほかPDA・ノートパソコンユーザーにはちょっと嬉しい、vCardの交換などができる赤外線インターフェイスも装備している(ただ、どのプラットフォームでどの程度使えるかはまだ試用していません。ごめんなさい)。
iアプリの実行は、起動はF503iの方が明らかに速いと思う。P503iは、メモリからキャッシュに呼び出して実行、というフンイキ(あくまで印象)で、起動までちょっと待ち時間がある。ただし起動してしまえばサクサク動く。(ちなみにネットワーク通信型iアプリの場合は、サーバーが重かったりするので参考になりません。速度を比べるならスタンドアロン型iアプリでどうぞ。)
コマンドナビゲーションボタンの操作感には好みがあるので、そこが選択のひとつのポイントになるかなと思う。あとはやはり、iアプリの保存件数。iアプリをダウンロードしまくったら、料金(月額の情報料+パケット料)がちょっと心配だし、7本もダウンロードできれば十分、という方も多いと思う。iアプリをヘビーに使いこなしたい方ならメモリ容量とiアプリの起動スピードでF503iかなと思うのですが、ライトユーザーの場合は、店頭モックを見た感じで決めてOKと思います。ちなみに絶対二つ折りかフリップ、という方は、言うまでもないと思いますが、もうちょい待ちでしょうね。
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湯野 |
私がP503iを触ってみて一番気に入ったのは、デザインでもiアプリでもなく、着信メロディの自作機能だ。入力方式自体はオーソドックスなもので、あまり驚くべきところはないが、3本のメロディラインにコード伴奏を追加できるのが実にイイ。メジャーコードに加え、m7、m、7、M7といったバリエーションが選択できるほか、ポップス風とかロック風といった感じで、演奏の“ノリ”を設定できるようになっている。コード伴奏の機能はauの「C309H」にもあったが、メーカーもキャリアも違うけど、「ここ半年の進化はすごいねぇ」と感心させられてしまう。
と、やや興奮気味になってしまったが、そのほかにもいいところがある。まずデザイン。クォーツシルバーは置いといて、ジェムブラックとサイバーレッドの2色のボディカラーは、他のメーカーにはなかなかない色合い。
また、細かいところでは、iモード画面の背景色、文字色、リンク色を、それぞれ256色のパレットから自由に設定可能になっているというのも面白い。
というわけで、登録できるiアプリの件数が少ないけど、見た目と着信メロディにこだわる人にはオススメ。
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白根 |
やはりPだ。わたしはP502iを使っていたことがあるので「コマンドナビゲーションキー」「アイコン中心のメニュー」「2個のソフトウェアキー」は慣れているので非常に使いやすい。操作感はPシリーズのそれを踏襲し、さらに洗練した感じだ。Pの端末は他キャリアを含めて操作感の統一が取れているので、端末の乗換えが非常に楽である。画面の視覚的効果も綺麗にできているし、端末デザインも悪くない(色も良い)。何より液晶が美しく、最近の端末にありがちな「奥まったフロントライト液晶」でないので、デジカメで撮るのも比較的うまくいった。堅実な作り、という印象を受けた。iアプリに頼らず、独自にスケジューラやゲームを搭載するというのも、ある意味堅実かもしれない。
赤外線通信機能もちょっと良い。赤外線モデムとして使えるわけではないが、IrMCに準拠したデータのやり取りが可能なため、Palmとアドレスとスケジュールのデータを共有できる。ケーブルの購入もソフトの追加もなしにこれができるというのは、ちょっと便利だ。ただし、PalmではメールのIrMC通信に標準では対応していないため、iモードメールをPalm上で編集することはできない。こちらはちょっと残念。
ちなみにPの日本語変換は伝統的に弱い。P502iでは「しぶや」は学習することなくいつまでも「支部や」だった(単語登録はできたはず)。P503iでは学習機能を持つにいたったが、それでも流行りの連文節変換は導入しなかった。あと、P502iに搭載されていた2タッチでブックマークを呼び出す「iワープボタン」がなくなった。しかし、P502iではiワープボタンが割り当てられていたスクロールモードへの切り替えは、受話ボタンに変更されているが残っているのは良い。また、さりげなくブックマークと受信メールがフォルダ単位で整理ができるようになった。よく使う機能をショートカットに登録できるなども気が利いている。P503iではiアプリの保存件数が少ないのだが、使い勝手はなかなかのもの。iアプリをあまりダウンロードしない、というのならば、液晶の美しさと使いやすさという点でP503iの方が上だろう。まぁ、503iといえばiアプリじゃん、という気がしないでもないのだが……。
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■ URL
P503iニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0118a.html
F503i商品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/i/lineup/p503i/p503i.html
iαppli(NTTドコモ)
http://503i.nttdocomo.co.jp/
■ 関連記事
・ NTTドコモ、iアプリ対応の「F503i」「P503i」を26日発売
■ URL
iアプリ対応サービス一覧
http://k-tai.impress.co.jp/data/iappli/
2001/01/29 00:00
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