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工藤 |
以前ご紹介した「DL-M10」と基本仕様はほぼ同じで、SDAIR方式の音楽配信サービスに対応したもの。サービスはSoundMarketで、使い勝手は三洋製のRZ-J90とほぼ同様。本体にSDカードスロットがあるわけではないので、九州松下のKX-HS100やKX-HF300のように、着信メロディなどをSDに保存できるわけではないので、その点はご注意を。SDオーディオプレーヤーを使う方なら、お勧めという感じです。ちなみに東芝H"端末は、アンテナ性能は個人的にはいちばんいいと思います(体感ですけど)。
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湯野 |
基本的には、昨年末から販売されている「DL-M10」をSDAIR方式による音楽配信サービスに対応させただけなので、機能的な差異はほとんどない。もっとも、その音楽配信サービスに対応したというところが一番大きいのだが。
見た目的には、センターのマルチファンクションキーのデザインが若干変更されているが、使用感としては、さほど前モデルとの違いはない。それよりも、前モデルではボディカラーがメタルとホワイトの2色だったのに対し、今回のモデルでは、若者を意識してか、ブラックとピンクの2色が用意されているところが面白い。
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白根 |
ストレートタイプのfeelH"端末。メニューはオーソドックスなリスト式。カーソルキーの中押しは一瞬ミスタッチが多そうな気もするのだが、悪くはない。漢字変換は連文節で登録語数も多く、なかなか使いやすい。メモリ容量が大きいのは、メロディやら画像やらが豊富なfeelH"的には嬉しい。10KBのデータが40件も保存できれば普通に使う分には困らないだろう。個人的にはアイコンインターフェイスとかメニューカスタマイズとかがないのが惜しいが、堅実な端末を使いたい人にとっては悪くはないと思う。
と、ここまでは前の機種であるDL-M10と同じ。DL-B01通称“BeatCarrots”の最大のポイントは、DDIポケットの音楽配信サービス「Sound Market」に対応したことだ。別売のプレーヤー「MEA212AS」を接続すると、音楽配信の新方式「SDAIR(エスデェア)」でSound Marketより楽曲を購入できる。音楽配信事業はまだまだ発展途上の部分も多いが、MEA212ASは単体でただのSDオーディオとしても使えるし、サイズも最小クラスなので、音楽配信はあくまでオマケと考えることにしても、なかなか面白い組み合わせだと思う。
ちなみにこの他にも「液晶が見やすくなった」「待受に使える画像のサイズが変わった」「H"LINKコンテンツのBGM音量を調整できるようになった」など細かい変更があるらしい。が、やっぱり大きな変更点はSound Marketに対応したことだろう。今後はDL-M10も併売されるようなので、Sound MarketでDL-M10とDL-B01のどちらにするかを決めよう。ちなみに夏までには九州松下からもSDAIR対応feelH"が出るようなので、そちらを待つもの1つの手だ。
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