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「SDAIR」は東芝、松下電器、九州松下電器、ミュージック・シーオー・ジェーピーの４社が共同開発した、SDメモリーカードを利用した無線通信向けの音楽配信方式。圧縮方式にAAC、配信技術にEMMS、記録媒体にSDメモリーカードを利用し、携帯電話・PHSでも十分なセキュリティを確保できる。 「SDAIR」方式による「Sound Market」サービス対応端末第１弾として、４月18日にfeel H"端末「DL-B01」とSDオーディオプレーヤー「MEA212AS」が発売される。SDAIR方式でオーディオデータをダウンロードするには、DL-B01にMEA212ASを接続し、オーディオデータをMEA212ASの内蔵メモリかSDカードに保存する。ダウンロードしたデータは、MEA212AS単体で再生可能。データをパソコン上で管理・再生でき、パソコン上に移したデータはSDカードを使ったオーディオプレーヤーにチェックイン・チェックアウト（転送後に転送元のデータが再生不可能になる転送方式）することもできる。 DDIポケットでは昨年末より三洋、日立、富士通の３社が共同開発した音楽配信技術「ケータイdeミュージック」を利用し、音楽配信サービス「Sound Market」を行なっている。ケータイdeミュージックは圧縮方式にMP3、配信技術にUDAC-MB、記録媒体にセキュアMMCを利用しており、ダウンロードしたオーディオデータをパソコン上に移動させて再生することができないなどの制限がある。 ４月下旬より、ケータイdeミュージック対応端末だけでなく、SDAIR対応端末からもSound Marketを利用できるようになる。SDAIRによるSound Marketサービスは、ミュージック・シーオー・ジェーピーが運営を担当する。 ケータイdeミュージックとSDAIRでは、配信サーバーなどは異なるものを利用するが、端末がアクセスするメニューサーバーや視聴サーバーは共通なため、ユーザーはそれらの違いを意識せず、端末に対応したサービスを利用できる。 なお、今後は九州松下からもSDAIRによるSound Market対応のfeel H"端末が発売される予定。九州松下によるfeel H"端末の詳細はまだ決まっていないが、端末が内蔵するSDスロットにオーディオデータをダウンロードするのではなく、東芝のDL-B01と同様、MEA212ASなどの対応オーディオプレーヤーを外付けし、そこにオーディオデータをダウンロードする仕組みになるという。
・ プレスリリース http://www.ddipocket.co.jp/news/i_h130326.html ・ 東芝、新しい音楽配信サービスに対応したfeel H"端末 ・ 東芝、DDIポケットの音楽配信対応のSDポータブルオーディオ （白根 雅彦） 2001/03/26 20:50 | ||||||
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