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ケータイ新製品SHOW CASE
W51SH(オーロラピンク)
2007年3月10日発売



ボタンの配置。右下にTask bar専用のボタンがある 右側面にマナーボタンなどがある

ディスプレイを90度横に回転させられるシャープ独特のサイクロイドスタイル ディスプレイ周辺にはAQUOSケータイやSHARPのロゴが入っている

ヒンジ部に可倒・伸縮式のワンセグ用アンテナを内蔵する ボタン側の右側面にイヤホンマイク端子がある

ボタン側のヒンジ部近く背面にカメラやストラップ穴がある ディスプレイ側背面。サブディスプレイを搭載している

メインメニューのデザインは変更可能。オーソドックスなアイコンランチャー式もある 設定メニューなどはリスト式のデザイン メインメニューのデザインバリエーションの1つ。ピクト行のアイコンデザインも変更できる

待受画面。画面下にはショートカットメニューのアイコンが並ぶ ショートカットメニュー。待受画面から数字ボタン長押しで直接項目を呼び出すことも可能 待受画面で入力した数字から直接各種機能を立ち上げるクイック機能も搭載

9.5字×13行表示 11.5字×16行表示 14字×20行表示

19字×27行表示 日本語入力システムは予測変換に対応する 各種作業中に「Task bar」を呼び出し、ほかの機能を立ち上げることができる

フルブラウザは横画面表示にも対応する ピクト行などを消す全画面表示も可能

カメラは高解像度撮影時、横に構えて横長画像を保存する形式。ただしメニューなどの表示は縦のまま

カメラの基本的な設定を変更するメニュー 詳細設定を変更するメニュー 各種ショートカットも用意されている

サイクロイドスタイル時は横画面デザインで撮影できる。ただし解像度は1280×720が最大となる 横画面時のサブメニュー

ワンセグ画面。データ放送は縦画面時のみ 横画面時には、ワンセグ映像を画面いっぱいに拡大表示させられる

最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(408KB) 最大解像度(1600×1200)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(404KB)

仕様で見るW51SH

 シャープ製のCDMA 1X WIN端末。ワンセグに対応した、通称「AQUOSケータイ」。デジタルラジオにも対応している。

 シャープ製液晶テレビのブランド名を冠する「AQUOSケータイ」で、他キャリアの「AUQOSケータイ」同様に、AQUOS開発チームがワンセグの絵作りを監修している。メインディスプレイが90度横に回転する「サイクロイドスタイル」が特徴。ワンセグのタイマー録画やテレビ出力にも対応している。メインディスプレイは3インチ240×400ドットのモバイルASV液晶。横画面ではワンセグだけでなくフルブラウザやカメラも利用可能。

 機能面では、EZニュースフラッシュやEZナビウォークなど、WIN端末の標準的な機能に対応している。おサイフケータイはサポートしていない。カメラは203万画素で、最大で1600×1200ドットの静止画を撮影できる。フォーカスは手動切り替え式。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
109×50×24mm
重量 約136g
連続通話時間 約290分
連続待受時間 約300時間
ディスプレイ 3型モバイルASV液晶
240×400ドット
表示文字数 19字×27行、14字×20行、11.5字×16行、9.5字×13行
メモリダイヤル 1000件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps
ボディカラー オーシャンブルー、スターリーシルバー、オーロラピンク

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれる(月額315円)
メール受信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大10件、各500KBまで)
メール送信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大5件、計500KBまで)
メール保存件数 受信:最大3MBまたは1000件
送信:最大1.5MBまたは400件

【着信メロディ】
和音数 最大128和音(着うた、着うたフル対応)

【データフォルダ】
データフォルダ容量 128MBまたは1000件
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
着うた、画像、動画、BREWアプリなど

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大1600×1200
撮影可能容量 データフォルダもしくはmicroSDに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 最大320×240
撮影可能容量 データフォルダもしくはmicroSDに保存


スタッフが見たW51SH

コメント
湯野

 ソフトバンクから905SHが発売されてからというもの、ワンセグ端末の代名詞のような存在になってしまった「AQUOSケータイ」だが、そのAQUOSケータイがau向けにも登場した。お馴染みのサイクロイド機構が採用されており、ディスプレイを横に倒すとワンセグが起動するという、非常に分かりやすいスタイルだ。

 機能面では、おサイフケータイやオープンアプリに対応していないところが少々気になるところ。ただ、それ以外の機能は一通りサポートされており、聴取できるエリアはまだ限定されるが、デジタルラジオにも対応している。メディアプレーヤー機能の充実という点では、ワイドVGA液晶搭載のW52Tあたりも気になるところだが、机の上にポンと置いて、ワンセグやフルブラウザを横向きの画面で使えるW51SHの快適性はなかなかのものだ。ヒンジ部分にフロントスピーカーが搭載されていることもあり、音声も聞き取りやすい。

 やはり最大のポイントはワンセグになると思うが、なにげに便利なのが録画予約機能だ。auのワンセグ端末の場合、マルチタスクへの対応が他キャリアから一歩遅れていることから、ワンセグ視聴中にメールの読み書きが行なえない。しかし、W51SHでは、録画予約の実行中にメールや音声通話が行なえるようになっている。もちろん、ワンセグ視聴中にメールの読み書きが行なえるというのがベストだろうが、さまざまな制約がある中、やや裏技的ではあるが、次善の策としてこれを実現しているところは評価できる。

 前述の通り、おサイフケータイ非対応という点がユーザーによってはマイナスポイントになるかもしれないが、おサイフケータイよりワンセグを重視するというauユーザーにはオススメの一台と言えるだろう。

白根

 シャープ製のワンセグ端末「AQUOSケータイ」のau版だ。他キャリアのAQUOSケータイ同様に、画質の監修をAQUOSのチームが監修するなど、ワンセグ機能に力が入れられている。

 メインディスプレイを90度横に回転させられる、サイクロイドスタイルが面白い。卓上でも、手に持っていても、横画面が利用しやすい。これは2軸回転デザインやスライドデザインにはないメリットだ。

 横画面時にはワンセグとフルブラウザ、カメラが利用できる。SH903iTVでは横画面時にワンセグと同時にメニューやメールが使えるが、W51SHにはその機能はない。また、横画面ではメニュー単体でも利用できない。フルブラウザは横画面でもサブメニューを開けるが、文字入力時には縦画面になってしまい、画面を戻さなくてはいけなくて、ちょっとわずらわしい。SH903iTVのようなマルチウィンドウはムリでも、もうちょっと横画面を活用して欲しいと感じた。

 使い勝手の面では、au的にはなっているものの、シャープテイストも入っている。マルチタスク的な「Task bar」、ワンセグのチャンネルも登録できるショートカットメニュー、待受画面からすぐにスケジューラーなどを起動できるクイック機能など、シャープらしい工夫が凝らされている。基本的にはオーソドックスな構造なので、シャープ端末に慣れている人も、au端末に慣れている人も、とまどうことはないだろう。日本語入力システムは、再変換機能がある。しかし予測単語が1行2単語しか表示されないのは、ちょっと物足りなさを覚えた。

 残念ながらおサイフケータイには対応しない。首都圏では、私鉄地下鉄もおサイフケータイで乗られるようになったので、そこに対応しないのは、ちょっと寂しいと感じる。重さは136gと、今春のWINとしては平均的だが、決して軽くはない。ワンセグを重視しないならば、W51SやMEDIA SKINなど、より軽量な端末がオススメしたい。しかし、サイクロイドスタイルによる横画面視聴が使いやすいので、ワンセグの使い勝手を重視する人には、W51SHは選択肢の筆頭に入れるべき端末だ。



URL
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w51sh/index.html
  製品情報(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/products/w51sh/

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2007/03/28 12:04

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