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ケータイ新製品SHOW CASE
W51P(ルピナスピンク)
2007年2月1日発売



ボタンはオーソドックスな配置 右側面にスクロールボタンがある

ヒンジ部右側にワンプッシュオープンボタン。ディスプレイ下にはカメラのマクロ切り替えスイッチがある 発信ボタンと「5」のボタンだけ、突起がついている。突起が液晶面を傷つけないよう、湾曲してへこんでいる

左側面にイヤホン端子 背面ヒンジ近くの側面にストラップ穴がある

背面にFeliCaアンテナを搭載する 上端に赤外線通信ポート。ディスプレイ部背面にはサブディスプレイとカメラがある

メインメニューのデザインは変更可能。これはグラフィカルなリストランチャータイプ 機能メニューなどはリスト式の表示 待受画面には連絡先などのショートカットアイコンを設定できる

メインメニューのデザインバリエーションの1つ PCサイトビューアーを搭載する

7.5字×11行表示 9.5字×14行表示 11.5字×17行表示

19字×29行表示 予測変換に対応

高解像度画像の撮影時は、横に構えて横長画像を保存する形式。画面の表示は一部横にある サブメニューは縦に表示される

最高解像度(1600×1200)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(392KB) 最高解像度(1600×1200)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(344KB)

仕様で見るW51P

 パナソニック初のWIN端末。WINの各種標準機能に対応するほか、おサイフケータイにも対応している。

 他キャリアのパナソニック端末での特徴でもある「ワンプッシュオープン」のヒンジを採用する。デザインにも特徴が持たせられていて、全体的にスクエアなデザインを採用し、ディスプレイ側の背面は左右非対称となっている。

 カメラには207万画素のCMOSを搭載し、最大で1600×1200ドットの静止画を撮影可能。フォーカスは手動切り替え式。おサイフケータイやPCサイトビューアーを搭載する。ただし、おサイフケータイはEZ FeliCa端末の新機能である「auケータイクーポン」には対応していない。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
102×50×21mm
重量 約123g
連続通話時間 約220分
連続待受時間 約270時間
ディスプレイ 6万色表示2.6型液晶
240×400ドット
表示文字数 19字×29行、11.5字×17行、8.5字×14行、7.5字×11行
メモリダイヤル 1000件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps(パケット通信時)
ボディカラー ルピナスピンク、クレマチスホワイト、カランサブラウン

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれる(月額315円)
メール受信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大5件、各500KBまで)
メール送信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大5件、計500KBまで)
メール保存件数 受信:最大1000件または4MB
送信:最大500件または2MB

【着信メロディ】
和音数 最大128和音(着うた、着うたフル対応)

【データフォルダ】
データフォルダ容量 50MBまたは1000件
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
着うた、画像、動画、BREWアプリなど

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大1600×1200
撮影可能容量 データフォルダもしくはmicroSDに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 最大320×240
撮影可能容量 データフォルダもしくはmicroSDに保存


スタッフが見たW51P

コメント
湯野

 C3003P以来、久しぶりにau向け端末を開発したパナソニック。以前の面影はほとんど無く、最近のパナソニック製端末でおなじみのワンプッシュオープン機構がウリの一つになっている。

 外見的には好き嫌いがハッキリしやすいデザインだろう。男性にとってはレリーフ調の光るパネル部分の存在が少々微妙な感じだ。もう少し薄くて、飾り気の無いスッキリしたデザインならば、だいぶ印象が違ったように思える。

 端末そのものの評価からは少し離れるが、なにげに関心したのは、メーカーサイト「Pの缶詰」の充実ぶり。ドコモのメーカーサイトはユーザー向けの無料コンテンツがかなり充実しているが、auの場合はそうでもない。もっとも、デザインと同様、かなり女性を意識した内容になっているので、もう少し男性向けのコンテンツも欲しいが……。

 マニアなユーザーとしては、あれだけドコモ向けにBluetooth対応端末を出しているパナソニックだけに、Bluetoothにも対応して欲しかったところだが、おサイフケータイにも対応しており、復帰1作目としてはまずまずの仕上がりと言えるだろう。今後はワンセグなど、AV機能の充実に期待したい。

白根

 パナソニック初のCDMA 1X WIN端末で、他キャリアでおなじみの「ワンプッシュオープンボタン」も健在だ。デザインもしっかりパナソニックっぽい。細かいところでは、メインディスプレイの下にマクロ切り替えスイッチがあったり、発信ボタンに突起があるのも、パナソニック流と言えるかもしれない。

 しかし、中身はというと、カシオ日立と同じものを採用しているようだ。ソフトウェア供給を受けているだけなのか、OEM生産なのかはわからないが、メニュー操作や文字フォントなどUIは、カシオ日立端末とほぼ同じになっている。パナソニック製FOMAなどとは全く異なる操作系なので、パナソニックであることを期待していると、メニューにはとまどうかもしれない。といっても、カシオ日立の操作系は非常にオーソドックスなので、他メーカー端末から移行してきても、それほど困ることはないだろう。待受画面のショートカット機能やワイド画面など、パナソニック製FOMA端末にはない魅力も嬉しいところだ。

 ただし、マルチタスクには対応していない。今春のauの新機能である、機能中断による擬似マルチタスクもない。そういえばW51Pは、おサイフケータイには対応するものの、他の春モデルが対応する「auケータイクーポン」には対応しておらず、開発タイミングが少しずれているようだ。

 パナソニックによる久しぶりのau端末。今春のauラインナップは、サイズ大きめのワンセグケータイが多いので、ワンセグなしでもコンパクトなモデルが欲しいならば、選択肢に入れておいても良いだろう。ただ、より大画面のW51Sがより軽量なので、コンパクトさだけでは難しいところだが……。



URL
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w51p/index.html
  製品情報(パナソニック)
  http://panasonic.jp/mobile/w51p/

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2007/03/06 12:10

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