C3003P以来、久しぶりにau向け端末を開発したパナソニック。以前の面影はほとんど無く、最近のパナソニック製端末でおなじみのワンプッシュオープン機構がウリの一つになっている。
外見的には好き嫌いがハッキリしやすいデザインだろう。男性にとってはレリーフ調の光るパネル部分の存在が少々微妙な感じだ。もう少し薄くて、飾り気の無いスッキリしたデザインならば、だいぶ印象が違ったように思える。
端末そのものの評価からは少し離れるが、なにげに関心したのは、メーカーサイト「Pの缶詰」の充実ぶり。ドコモのメーカーサイトはユーザー向けの無料コンテンツがかなり充実しているが、auの場合はそうでもない。もっとも、デザインと同様、かなり女性を意識した内容になっているので、もう少し男性向けのコンテンツも欲しいが……。
マニアなユーザーとしては、あれだけドコモ向けにBluetooth対応端末を出しているパナソニックだけに、Bluetoothにも対応して欲しかったところだが、おサイフケータイにも対応しており、復帰1作目としてはまずまずの仕上がりと言えるだろう。今後はワンセグなど、AV機能の充実に期待したい。