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ケータイ新製品SHOW CASE
P703i(ウェービーブルー)
2007年2月2日発売



ボタンの配置はオーソドックス。右下にマルチタスクボタン、左下にテレビ電話ボタンがある 左側面にプッシュトークボタンとスクロールボタンがある

数字ボタンは枠がない大きなフレームレスタイプ。すべてのボタンはドーム状に盛り上がっている ボタン側背面にFeliCaのアンテナがある

ヒンジ部の左側面にワンプッシュオープンボタンがある。ディスプレイの下にはカメラのマクロ切り替えスイッチ ディスプレイ側の背面にカメラを搭載する。ボタン側の背面ヒンジ部近くにストラップ穴がある

ディスプレイ側の背面にサブディスプレイとカメラ、赤外線通信ポートが並ぶ ディスプレイ側の背面パネルは、着せ替えではないが、模様がプリントされている

メインメニューのデザインは複数プリセットされる。オーソドックスなアイコンランチャー式もある 設定メニューの第2階層。左右カーソルボタンで大項目を切り替えられる 設定メニューの第3階層。オーソドックスなリスト式デザイン

待受画面にはショートカットアイコンを設定できる メインメニューのデザインバリエーションの1つ。ルートから第2階層まで見えるデザイン マルチタスクボタンでタスク切り替え画面になる。メニューボタンでいつでもメインメニューを呼び出し、新規タスクを追加できる

シンプルなメニューも用意されている シンプルなメニューモードでの第2階層表示 オンラインヘルプ機能の「使い方ナビ」を搭載している

15字×15行表示 12字×12行表示 10字×10行表示

日本語入力システムは予測変換に対応する 多数のデコメ用ピクチャをプリセットする。アスキーアート風のアニメーションも デコメ絵文字を1,000件プリセットする

撮影時は、高解像度画像でも縦に構えて縦長画像を保存する形式 撮影設定はオンスクリーンで変更できる より詳細な撮影設定はサブメニューから変更する

最大解像度(960×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(304KB) 最大解像度(960×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(300KB)

仕様で見るP703i

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のFOMA端末。押しやすいボタンや強化された日本語入力システムなど、メール関連機能に重点が置かれている。シリーズとしてはエントリーの70Xだが、メガiアプリやおサイフケータイに対応するなど、90Xシリーズに近い機能を持っている。

 日本語入力システムは、従来のパナソニック端末と異なり、予測候補が1行に複数単語表示されるようになった。メール返信時に元メールに含まれる単語を優先して予測表示する機能を搭載するほか、従来より大容量の辞書を搭載している。数字ボタンには、枠がなく立体的なドームタイプのものを採用する。

 カメラは130万画素で、最大960×1280ドットの静止画を撮影できる。メモリカードはmicroSDカードに対応。おサイフケータイ機能は、iCお引っこしサービスやiC通信といった最新機能にも対応している。着うたフルとSDオーディオにも対応している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約99×49×21mm
重量 約109g
連続通話時間 音声通話時:約190分
テレビ通話時:約130分
連続待受時間 静止時:約640時間
移動時:約420時間
充電時間 約140分
ディスプレイ メイン:約2.2インチ、26万2,144色表示TFT液晶(240×320ドット)
サブ:約0.8インチ、1色表示有機EL(96×25ドット)
表示文字数 15字×15行、12字×12行、10字×10行
メモリダイヤル 800件(電話番号4件、メーアドレス3件)
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ラメグラホワイト、ヘアラインブラック、ウェービーブルー
備考 メイン:有効画素数130万画素CMOSカメラ、サブ:約11万画素CMOSカメラ、microSD対応(最大2GBまで)、WaveTileKey、Feel*Mail、Feel*Talk、おサイフケータイ対応、着うたフル

【iアプリ】
iアプリ件数 最大60件
登録済みiアプリ 絵もじ工房、ケータイコーディネーター、脳problem?、もじリス、カウントダウンTRAIN-P、デコメ絵文字ポケット、Gガイド番組表リモコン、ケータイクレジット「iD (アイディ)」、「DCMX」クレジットアプリ

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:最大1,000件
送信:最大400件

【着信メロディ】
和音数 最大115和音(着うたフル、着モーション対応)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大1,280×960
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約200枚。microSDカードにも保存可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット 本体:MP4、microSD:ASF
撮影可能画質 最大320×240
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約483秒。miniSDカードにも保存可能


スタッフが見たP703i

コメント
白根

 使い勝手はパナソニック的。メニューがグラフィカルで、ちょっともっさりしている感じだが、文字入力などはキビキビ動いてくれる。デスクトップショートカットやオンラインヘルプなど、使いやすい機能もしっかり搭載している。マルチタスクは「いつでもメインメニューを呼び出せる」というタイプで、わかりやすいと思う。

 メール関連機能がよく作り込まれている。それもスペックには現われない部分にこだわって作られている。たとえば日本語入力システムの予測変換。P903iなどでは予測単語は1行2単語までの表示だったが、P703iはフレキシブルに複数単語を表示するようになった。最近のスタンダードに近づいただけだが、うれしいポイントだ。あと数字ボタンも枠がないフレームレスで、さらに立体形状になっていて押しやすい。ドコモにはフレームレスの機種が少ないので、ボタンの押しやすさにこだわるドコモユーザーは、店頭で感触を確かめて欲しい。

 はっきり言って、地味な機種である。おサイフケータイに対応するなど、機能面で不足を感じる部分が特にないが、「この機種ならでは」というポイントも特にない。デザインなどに特徴があるほかの70Xシリーズとは異なり、P703iは非常にオーソドックスなケータイだ。しかしそれだけに、堅実に作られている。予測変換やボタンの押しやすさといった、スペックには現われない部分も作り込んであるのは、うれしいポイントだ。

 確かに「持っていて嬉しいデザイン」というのも重要だが、個人的には、デザインより使い勝手に力を入れていることに好感を持つ。メールを中心とした基本機能の使いやすさにこだわるならば、90Xシリーズを含めても、P703iは候補に入れておくべき端末だ。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/703i/p703i/
  製品情報(パナソニック)
  http://panasonic.jp/mobile/p703i/index.html

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2007/02/28 01:01

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