ここ最近の東芝は、全部入りのハイエンド端末にかなり力を入れているようだが、今回のW52Tは、それを象徴するような端末だ。テレビ電話とオープンアプリを除けば、ほぼ全ての最新機能に対応していることになる。
実際に使ってみて非常に気に入ったのは、ワンセグの音声をBluetooth経由で聴けるという点だ。これまでも音楽をBluetoothで聴くことはできたが、それがそのままワンセグでも利用できるようになったのは嬉しい。
電車の中やカフェなど、ワンセグを利用したいと思うようなシーンでは、音が出せないケースが多い。そんなとき、いちいちイヤホンマイク端子にイヤホンケーブルを繋ぐのも面倒な話だ。W52Tなら、音楽もワンセグもスマートに使える。せっかくW52Tを買うなら、別売のBluetoothレシーバーの購入も検討すべきだ。
それから、なにげに驚いたのが30fpsのVGAムービーを撮影できるところ。TV出力機能を使ってテレビに映し出してもキレイに見える。ちなみに、TV出力機能はPCドキュメントビューアーの画面出力にも対応しているので、簡単なプレゼンなら問題なく使えるだろう。