丸みを帯びた独特のデザインが印象的なN702iS。水泡をイメージしたという円形の窓のほか、閉じた状態で垂直に立てておける形状など、何とも言えない存在感だ。それだけに、人によって好みの差がハッキリする端末だろう。
技術的に注目されるのは、3軸の加速度センサーだ。本体を振って止められる目覚まし時計機能や、ひっくり返すことでスタートしたりリセットしたりできる砂時計(ティータイマー)機能など、なかなか楽しいアイデアが詰め込まれている。できれば、APIを公開して、こうした機能を利用したiアプリを開発できるようにして、さらにセンサーを活用できるようにしてもらいたい。
気になる点があるとすれば、イヤホン端子の形状が今となっては珍しい丸形であるところ。ストローをイメージしたデザインとのことだが、イヤホンマイクを繋いでテレビ電話などをハンズフリーで利用したいという場合、新たに丸形のイヤホンマイクを購入する必要があるかもしれない。