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SA702i(ブラックブルー)
2006年7月11日発売



ボタンの配置はオーソドックスなもの。「*」の下にGPS専用のボタンがある 右側面にスクロールボタンを搭載する

カメラはディスプレイ側背面に搭載。側面にマクロ切り替えスイッチがある 曲線を使った鋭角的なデザイン

メインメニューはアイコンランチャー式 設定メニューはリスト式の表示 ボイスレコーダーなどのユーティリティ機能を集めた「生活ツール」メニュー

各種機能を割り当てられる「ジャンプメニュー」 5人の連絡先を登録できるショートカットメニュー「直デン」 FMラジオも搭載する

15字×13行表示 12字×11行表示 10字×9行表示

日本語入力システムは予測変換に対応する マルチタスクに対応。タスクボタンを押すとタスク切り替え画面が立ち上がる 新規タスクは専用のメニューから立ち上げる

GPSボタンを押すと立ち上がるGPSメニュー ナビゲーションのメニュー GPSボタンを長押しした際に立ち上がる機能を選択できる

ナビゲーションの画面 ナビゲーションの地図表示は、斜めから見たバードビュー表示もできる ナビゲーションの検索結果。時刻は考慮されない

カメラの撮影画面。高解像度でも縦に構えて縦長に保存する形式 カメラのメニュー画面

最大解像度(960×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(164KB) 最大解像度(960×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(114KB)

仕様で見るSA702i

 三洋電機製のFOMA端末。GPSを搭載し、歩行者ナビゲーションに対応している。シリーズとしてはFOMAのエントリーにあたる70Xシリーズ。

 GPSを搭載して、歩行者ナビゲーション機能を利用できる。歩行者ナビゲーションはSA702i専用の機能で、地図の表示などはSA702iに内蔵された専用アプリケーションで行なわれる。iアプリからもGPSは利用可能で、サードパーティによるGPS利用コンテンツも利用できる。電子コンパスを内蔵し、ナビゲーション中の地図表示をケータイの向きにあわせるヘッドアップ機能にも対応する。

 カメラには130万画素のCCDを搭載し、最大960×1280ドットの画像を撮影できる。フォーカスは手動切り替え式。メモリカードはminiSDカードに対応している。

 FMラジオを搭載し、BGMとしてラジオを聴きながらメールなどほかの作業を行なえる。ラジオをアラーム音に設定することも可能。人気を博したパソコンゲームのiアプリ版「AGE of EMPIRES II MOBILE」がプリインストールされる。701iシリーズの仕様として、FOMAプラスエリアや自動時刻補正などの機能に対応している。ボイスレコーダーや英単語辞書などの機能も搭載している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
98×50×21mm
重量 約104g
連続通話時間 約170分
連続待受時間 約480時間
ディスプレイ 6万色表示2.2型液晶
240×320ドット
表示文字数 15×13行、12×11行、10×9行
メモリダイヤル 500件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ブラックブルー、ホワイトブラック、ピンクホワイト

【iアプリ】
iアプリ件数 最大100件
登録済みiアプリ AGE of EMPIRES II MOBILE
Gガイド番組表リモコン

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール送信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール保存件数 受信:最大1000件
送信:最大400件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うた、着モーション対応)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大960×1280
撮影可能容量 内蔵メモリに最大1024枚

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 最大176×144
撮影可能容量 内蔵メモリに約1440秒


スタッフが見たSA702i

コメント
湯野

 スタンダードな70Xiシリーズの端末となるSA702i。デザイン性をウリにする端末が増える中、わりと地味に見えてしまう外見だが、逆に、今どきのケータイのデザインは個性が強すぎると思っているユーザーにはありがたい、大人しめの見た目だ。

 だが、そんな外見だけで判断するのはもったいない。SA700iSやSA800i(キッズケータイ)もそうだったのだが、インターフェイスまわりの俊敏性は現在のFOMA端末の中ではピカイチだ。LinuxとSymbianが各メーカーで採用されてからというもの、他メーカーの端末では、待受画面やメニュー画面から機能を呼び出した時、あるいはメールなどで日本語を入力する時、ワンテンポ遅れるのがどうしても気になる。この点は、とりわけ、他キャリアからの乗り換え組には大きなストレスと成り得る。SAシリーズの場合、そのストレスが無い。

 待受画面でセンターキーを押すとメニューが表示されるというインターフェイスや、設定メニュー全体の体系なども直感的。発話ボタンを押して、あらかじめ登録しておいたユーザーに電話をかけたり、メールしたりできる「直デン」機能(auで言うペア機能)も便利。これで、おサイフケータイなどの最新サービスに対応した90XiシリーズのSA端末が出てくると、業界の勢力図が一変するかもしれない……と感じるほどだ。結局のところ、ユーザーにとっては、OSの種類などはどうでもいい話で、手にとった時の使用感が一番大事なのだ。

 このほか、GPS機能を使ったナビゲーションサービスもSA702iの特長だ。SA700iSやSA800iから大きく進化したというわけではないが、両端末が女性や子供を意識したデザインだったことを考えると、本来、地図マニアが多いであろう男性諸氏にとっては受け入れやすいデザインになったのではないだろうか。また、FOMA端末としては、なにげにFMラジオ機能を搭載しているのもポイントの一つ。アンテナ内蔵で、イヤホンケーブルを繋がなくても聴けるのは便利だ。

 ドコモユーザーにとってはなじみの薄い三洋製端末だが、実は結構オススメの一台だ。実際に店頭で動いている端末を触ってみてほしい。

白根

 歩行者ナビゲーション機能は、auのEZナビウォークと同じNAVITIMEが提供するサービスで、機能や使い勝手もEZナビウォークに近く、完成度は高い。ただし、電子コンパスを搭載しているものの、声deナビなどいくつかの点が、auのEZナビウォークに劣る。とくに乗換案内部分で時刻表データが考慮されないので、分単位のスケジュールで移動したい人には向かないかもしれない(有料サービスであるEZナビウォークとは単純に比較できない部分だが)。

 使い勝手はオーソドックス。auの三洋端末によく似たメニューは、auの三洋端末と同等の操作レスポンスできびきび動く。もっさり感のある端末の多いFOMAとしては、操作感が良い印象だ。au端末にないマルチタスクにも対応しているのも面白い。

 メインメニューはアイコン並べ替えができて、各種機能を割り当てられる「ジャンプメニュー」もある。さらに「直デン」という連絡先専用のショートカットメニューも用意されている。5件しか登録できないが、待受画面で発話ボタンを押すだけで呼び出せるのが使いやすい。ちなみにこの機能、auで標準機能として搭載されている「ペア機能」とほぼ同じだ。各所にau端末からの「輸入」が見られるのは、三洋製FOMAの特徴といって良いだろう。

 シリーズの型番は1世代古い702iとなっている。先日開発が発表された702iSシリーズは、シリーズとしての新機能はないが、一部の機種が902iSシリーズをベースとしていて、「電話帳お預かりサービス」やフルブラウザを搭載していたりする。そうした機能がないことがSA702iの難点だ。歩行者ナビゲーションという、ケータイを使いこなす人向けの機能を載せる唯一の端末でありながら、おサイフケータイなどが使えないというのは、惜しいポイントだ。

 さりげなくスゴいのは、そのコンパクトさだ。重さは70Xiシリーズとしても軽い部類の104g。現行のGPSケータイとしては、auを含めて最軽量級でもある。歩行者ナビゲーション機能をまったく無視しても、コンパクトで動作が軽いケータイとしておすすめできる。もちろん歩行者ナビゲーションを使いたいならば、選択肢の筆頭に持ってくるべき端末だ。しかしおサイフケータイなど90Xi向け機能も使いたいという人は、なかなか悩みどころではある。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/702i/sa702i/
  製品情報(三洋電機)
  http://www.sanyo-keitai.com/docomo/sa702i/index.shtml

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2006/07/20 14:07

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