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ケータイ新製品SHOW CASE
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SIMPURE N(RED)
2006年4月25日発売
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日本のデファクトデザインに比べると、クリアボタンがないなど独特のボタン配置
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左側面にカメラボタンがある
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内向きカメラはディスプレイ下。本体を開くとヒンジ部がつながった曲線を描く
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外向きカメラはディスプレイ部背面
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ボタン部背面、上端中央にストラップ穴がある
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下端にはデータ端子。充電用の接点はなく、充電スタンドは利用できない
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メインメニューはオーソドックスなアイコンランチャー式
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メインメニュー第2階層以降はリスト式の表示
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メールメニューなどはメインメニューと異なるデザイン
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10.5字×11行表示
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14字×15行表示
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予測変換に対応するATOK+APOTを搭載。NEC端末に採用されることが多いT9は搭載しない
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カメラ撮影画面。縦位置に構え横長の画像を撮影する形式
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カメラのサブメニュー
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■ 仕様で見るSIMPURE N
NEC製のFOMA端末。W-CDMA方式に加えGSM(GPRS)方式の通信機能も内蔵していて、国際ローミング機能に対応する。型番はN600iで愛称がSIMPURE N。
新シリーズとなる600iシリーズ。テレビ電話やiアプリに対応するが、着うたやiチャネルには対応しない。カメラは外向き・内向きともに31万画素のCMOSを搭載する。マクロ撮影には対応せず、QRコードリーダー機能はない。国際ローミング機能「WORLD WING」に対応し、海外での通話・通信が可能。海外での利用時には国内とは異なる「WORLD WING」の料金体系が適用される。
日本語入力システムにはATOK+APOTを搭載する。NEC製FOMA端末が多く採用するT9は搭載していない。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
92×44×19.2mm |
重量 |
約95g |
連続通話時間 |
約140分 |
連続待受時間 |
約350時間 |
ディスプレイ |
6万色表示1.9型液晶 176×220ドット |
表示文字数 |
10.5×11行、14×15行 |
メモリダイヤル |
500件 |
データ通信速度 |
最大下り384kbps(パケット通信時) |
ボディカラー |
RED、BLACK、WHITE |
【iアプリ】
iアプリ件数 |
最大50件 |
登録済みiアプリ |
ページワン、ボトルレター |
【インターネットメール】
サービス名 |
iモードメール |
利用料 |
料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円) |
メール受信機能 |
最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB) |
メール送信機能 |
最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB) |
メール保存件数 |
受信:最大200件 送信:最大100件 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大64和音 |
着信音 |
・パターン/効果音:4種類 ・登録済みメロディ:5曲 ・ダウンロードメロディ:最大500件 |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG |
撮影可能解像度 |
640×480、352×288、176×180、176×144、128×96 |
撮影可能容量 |
内蔵メモリに最大500枚 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
MP4 |
撮影可能画質 |
176×144、128×96 |
撮影可能容量 |
内蔵メモリに約60秒 |
■ スタッフが見たSIMPURE N
| コメント |
湯野 |
コンパクト+国際ローミングをウリにしたSIMPUREシリーズ。ゴツゴツしたハイエンドモデルはちょっと……と思っているユーザーには注目の端末だ。
機能的には、カメラの画素数は30万画素クラスだし、QVGA液晶じゃないし、着うたにも非対応。9シリーズや7シリーズと比べて見劣りするのは確かだが、それでも、それらのモデルには無い“良いサイズ感”というのがSIMPURE Nにはある。クリアキーが無いインターフェイスや充電台が用意されていない点に少々戸惑うが、ごくごくシンプルに通話やメールを使いたいというライトユーザーにとっては十分とも言える。
また、GSMによる国際ローミングサービスにも対応しているので、ワールドカップの現地観戦でも威力を発揮するだろう。もちろん国内利用と比べると通信料金は割高になるが、現地から興奮を伝える上で活躍するはずだ。
SIMPUREシリーズについては、「コストが安くなるから……云々」という話もよく耳にするが、それは通信事業者サイドの視点で、実際のところ、型落ちの高機能端末が安く買える日本のユーザーにとってはあまり関係ないようにも思える。ただ、機種変更(買い増し)の価格は他の端末と比べると安めに設定されているので、2台目として購入しやすい状況にはなっている。もっとも、ここでSIMPUREシリーズを買ってしまうと、902iSシリーズなどの新機種が登場してきた時の機種変更価格が割高になるのが悩みの種かもしれない。
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白根 |
GSMに対応した国際ローミング対応端末。型番はN600iでFOMAだが着うたやiチャネルなどには非対応。
使い勝手面では「これホントにNECのFOMA端末?」といいたくなるくらい、従来のNEC色がない。日本的ですらない。まず気がつくのはボタン配置の独特さ。日本のケータイの標準デザインでは、カーソルの両側に4つのボタン(多くのケータイではソフトボタンやメールを割り当てている)があり、その下、数字ボタンとの間にクリアボタンと終話発話ボタンがある。しかしそれに比べるとSIMPURE Nは、3つのボタンがなくなっている。デザイン的にまとまっているせいで違和感を感じにくいが、使ってみると機能とボタンが少なかった昔のケータイを思い出してしまう。これが入力文字種の変更などがけっこう面倒だったりするのでメール多用派は注意。
メニュー構造はオーソドックスなものだが、これもほかのNECのFOMA端末とはテイストが異なる。デスクトップのショートカットがないのはちょっと残念だ。
位置付けとしては国際ローミング用端末、という感じか。国内ではより高機能な一般機種を用い、海外旅行のときだけSIMPURE Nを使う、と。充電台が利用できないが、旅行中だけならば問題ないだろう。海外旅行が多い家庭や、海外出張の多い職場に1台あると便利かもしれない。ただ、安いGSM端末を買ってFOMAカード差し替えでローミングするのと比べ、日本語が使えるという以外のメリットが見出しにくい気もするが……デザインは良い。かなりコンパクトなのも好印象。ただ、これを国内でメインに使うのはちょっと厳しいかも。
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■ URL
製品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/simpure/simpure_n/
製品情報(NEC)
http://www.n-keitai.com/simpure_n/opn.html
■ 関連記事
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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