ボタン配置はオーソドックスなもの	右側面にはシャッターボタンがある

ボタン側背面にカメラ。カメラは開いた状態のメインディスプレイと同じ方向を向くように斜めに搭載されている	ディスプレイ側背面に有機ELのサブディスプレイと通知LEDがある

付属するリモコン。マイク内蔵で受話・切断操作も可能。側面にボタンロックスイッチがある	充電台にはウーファースピーカーを内蔵。給電状態でのみ音を発する

メインメニューはアイコンランチャー式	機能などメニュー第2階層はリスト式	待受画面に連絡先などのショートカットを設定できる「ペタメモ」

メインメニューのデザインは変更できる	au Music Playerの画面。使い勝手は他のLISMO端末と同じ	ツールを集めたアクセサリメニュー

20字×21行表示	15字×12行表示	12字×12行表示

10字×10行表示	7.5字×7行表示	予測変換に対応するAdvanced Wnn V2を搭載

カメラ画面。VGA以上の解像度では、横に構えて横長の画像を撮影する	手ブレ補正などの設定もショートカットボタンで切り替えられる	カメラのサブメニュー

最大解像度（2000×1500）での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工（637KB）	最大解像度（2000×1500）での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工（775KB）

■ 仕様で見るW41K

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	106×51×22mm
重量	約127g
連続通話時間	約180分
連続待受時間	約290時間
充電時間	約110分
ディスプレイ	26万色表示2.4型液晶 240×320ドット
表示文字数	20字×21行、15字×15行、12字×12行、10字×10行、7.5字×7行
メモリダイヤル	700件
データ通信速度	最大下り2.4Mbps、上り144kbps（EZwebおよびEメール時使用時）
ボディカラー	グリタリーレッド、スパークリングシルバー、ベーシャルブラック

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZ WINに含まれ315円（税込み）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：500KBまたは500件 送信：200KBまたは200件
添付制限	受信：最大5件（各500KBまで） 送信：最大5件（合計500KBまで）

【着信メロディ】

和音数	最大64和音。着うたフル対応
着信音	・登録済みパターン：4種類 ・効果音：10種類 ・登録済みメロディ：6曲 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	New Dance Beat Ceress Siesta Side Line Motion Tango
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	45MBまたは1000件（データ・BREW兼用）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ピクチャー ・ムービー ・PIM情報 ・BREWアプリ

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	2000×1500、1600×1200、1280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能画質	標準Sモード（96×80）、標準Mモード（128×96）、高品質Mモード（128×96）、高品質Lモード（176×144）、全画面モード（320×240）
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDに保存

■ スタッフが見たW41K

	コメント
湯野	今回のauのラインナップは、各メーカーが新サービスの「LISMO」をどう吸収しようとしたのかを見ると面白い。HDDを搭載した東芝のW41Tとともに、かなりのこだわりを感じるのが、パッケージにウーファー付きの充電台を同梱した京セラのW41Kだ。 　実際に充電台にセットして聴いてみると、その威力は絶大だ。当然、高いオーディオ機器と比べれば、そっちのほうが良いに決まっているが、再生するデータの圧縮率を考えれば十分すぎるほどだ。ただ、充電台自体がかなり大きくなってしまったため、かなり場所をとってしまうのが玉に瑕かもしれない。 　もっとも、この手の周辺機器はiPod向けのものがたくさん販売されているが、携帯電話向けのものはあまり見かけない。ある程度規格を決めて、サードパーティが自由に周辺機器を販売できるようにしてほしい。実は、そうしたしがらみを無くすためにBluetoothがあるはずなのだが、W41Tなんかが独自規格を採用していたりするのもどうかと思ったりする。 　そんな話は置いておいて、W41Kのもう一つのウリとなっているのが、カメラの手ブレ補正機能だ。ソフトウェア処理で手ブレ補正を行なっているとのことだが、最大サイズで撮影しても特に時間がかかるということもなく、普通に手ブレせずキレイに写る。 　ワンセグやHDDほどのインパクトは無いが、カメラの手ブレ補正機能の搭載やマイク付きリモコンの同梱など、ポイントを押さえて、確実に使い勝手が良くなっているのがW41Kの特徴だろう。渋いデザインもあり、“大人のケータイ”という印象だ。
白根	京セラ製のWIN端末。手ブレ補正付きの3メガカメラとウーファー付き充電台で「GOOD SHOT」と「GOOD SOUND」を売りにする。 　使い勝手は良好。待受画面ショートカットの「ペタメモ」など基本は押さえてある。しかし個人的にはW31Kで採用されていた押しやすいフレームレスデザインのボタンやオンラインヘルプの「使い方ナビ」、音声読み上げ機能「声サポート」などがなくなっていて、使い勝手重視から機能性重視にシフトしてしまったのが惜しい気がする。声de入力と組み合わせればかなり便利になれた気もするのだが。 　音楽機能に気合が入っており、ウーファースピーカー付きの充電台が付属する。着うたの重低音も強化できるので、目覚ましに使っているなら面白いだろう。スピーカー付き充電台の存在に隠れているが、地味に便利なのはマイク・リモコン付きのイヤホンアダプター。ポケットにケータイを入れたままプレーヤー操作や通話着信もできるので実用性は高い。音質にこだわるならばあと数千円のイヤホンを買い足せばOKだろう。ちなみに背面を見ると接点が3つほどあるが、これは充電とウーファー用のもので、USBクレイドル機能があるわけではない。LISMO機はパソコンとの接続がしやすいと便利なので、ここはちょっと残念だ。 　カメラ機能も有効317万画素と気合が入っている。しかも手ブレ補正付き。手ブレ補正は薄暗い場所で片手で撮影するようなときに便利だ。ソフト補正によって画質がはっきりわかるほど劣化するわけでもないので、普段から手ブレ補正を有効にしておいても良いだろう。もちろん最初から手ブレしないように撮ったほうが良いわけだが、完全な失敗ショットが減るという安心感が嬉しい。 　音楽機能はリモコン付きで使いやすいし、カメラも強力。デザインも指紋が付きやすいのが難点だがカッコイイ。しかしauの春モデルにはおサイフケータイ＋WQVGA液晶で重さが126gというW41CAや、ワンセグ対応WQVGA液晶機のW41H、ハードディスク搭載のW41T、WIN最軽量級108gのW41SAなど強力なラインナップがそろっている。購入を検討している人は、じっくりこの贅沢なラインナップを見比べよう。