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FOMA らくらくホンII(ホワイト)
2005年8月19日発売

写真で見るFOMA らくらくホンII(F881iES)



キー配列 メインディスプレイ下部に3つの「ワンタッチダイヤル」

左側面 右側面

外部接続端子。赤外線ポートは備わっていない 背面液晶周辺

有効画素数32万画素(記録画素数31万画素)CMOSカメラ 背面に「ワンタッチアラーム」のスイッチ

待受画面 メインメニュー 数字ボタンを押すと、電話をかけるためのボタンを案内

ワンプッシュダイヤルで電話をかける際の画面 音声通話中には、「ゆっくりボイス」「はっきりボイス」という機能が利用できる 音声読み上げ機能の設定メニュー

声色や速度も設定可能 メニュー画面で、携帯電話特有の単語などがある場合、「電話帳キー」を押すと詳細を説明する「ガイド機能」 ワンタッチアラームは、初期設定ではOFFになっている

歩数計設定メニュー 畳んだ状態では、背面ディスプレイに表示される

メールメニュー メール設定メニュー 作成画面

予測変換機能も用意されている 8字×7行表示

10字×9行表示 例文表示

静止画撮影画面 サブメニュー 動画撮影画面

カメラで撮影する場合は、「決定キー」を押す。光ナビゲーション機能により、決定キー周辺が光る サンプル画像。リンク先は640×480ピクセル

仕様で見るFOMA らくらくホンII(F881iES)

 「FOMA らくらくホンII(F881iES)」は、「聞きやすさ」「分かりやすさ」「見やすさ」「使いやすさ」「安心・安全」「健康志向」の6項目に関して、新機能や機能拡充が図られているFOMA端末。

 音声通話時には、聞き取りやすいように、相手の声のスピードを遅く聞こえるようにする「ゆっくりボイス」や、高音域などを明瞭にする「はっきりボイス」という2つの機能が用意されている。

 このほか、操作時に、適切なボタンが光る「光ナビゲーション」、音声読み上げ機能、歩数計など独特の機能が搭載されている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
107×51×23mm(高×幅×厚)
重量 約122g
連続通話時間 約165分
(連続テレビ電話時間:約105分)
連続待受時間 静止時:約470時間
移動時:約345時間
充電時間 約135分
ディスプレイ 約2.4インチ、QVGAサイズ(240×320ドット)、65,536色表示
半透過型TFT液晶「オールラウンド液晶」
表示文字数 8字×7行、10字×9行
メモリダイヤル 最大500件(1件につき最大3番号・3アドレス)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ホワイト、ピンク、ネイビーブルー
備考 ゆっくりボイス、はっきりボイス、音声読み上げ機能、光ナビゲーション、ワンタッチアラーム、歩数計、テレビ電話(キャラ電非対応)、着うた・着モーション対応、デコメール受信機能(送信非対応)

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:200件
送信:50件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音
着信音 ・パターン/効果音:28種類
・登録済みメロディ:15曲
・ダウンロードメロディ:最大30件
登録メロディ曲名 涙そうそう
ルージュの伝言
さんぽ
カルメン(闘牛士)
乾杯の歌
ジュピター
パリのアメリカ人
アメージンググレース
ます
ブラームスの子守唄
カノン
静かな湖畔
凱旋行進曲
愛の挨拶
エンターテイナー

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 640×480、352×288、240×320、176×144
撮影可能容量 最大200件

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 176×144
撮影可能容量 最大50件

スタッフが見たFOMA らくらくホンII

コメント
湯野  らくらくホンの季節。9月の敬老の日を意識してか、毎年この季節になると新しいらくらくホンが発売される。外見的には前モデル(F880iES)と大差ないが、今年のモデルでは「ゆっくりボイス」や「ワンタッチアラーム」といった機能が追加されている。
 「ゆっくりボイス」については、一部のホームテレホンですでに実現されていた機能だが、やはりこうした機能に対する需要も大きいのだろう。もっとも、この機能をオンにするには、小さなサイドキーを押さなければならず、「はっきりボイス」との使い分けも分かりづらい。通話しながらこれらの機能を起動するにはサイドキー、ということなのだろうが、画面にガイドを出して説明するのであれば、液晶下部に3つ並んだワンタッチダイヤルボタンを使う手もあるんじゃないだろうか。
 また、らくらくホンと言えば、このワンタッチダイヤルボタン。このシリーズの顔とも言えるボタンで、通話する際には確かに便利なのだが、それ以外の操作にはあまり役に立たないのも事実。iモードやメールなどの操作を行なっている場合、画面最下段に表示される「メニュー」などの機能を呼び出そうとして、「1」のボタンを押し続けるなど、逆に操作を分かりづらくしている面もある。慣れてしまえば問題ないが、そう簡単に操作に慣れられない人がいるからこそ、らくらくホンの存在意義があるわけで、同シリーズにはとことんユーザビリティを追求してもらいたいと思う。
 ちなみに、同端末向けには「らくらくiメニュー」という特別なiメニューが用意されており、中のコンテンツも同端末のユーザー向けにカスタマイズされている。こうした試みは大変評価できるところ。らくらくホンシリーズ以外の端末を使うシニア層のユーザーもいることを考えると、同シリーズ以外でもこのメニューを使えるようにしてほしい。
関口  1年ぶりのモデルチェンジし、新たに登場した「FOMA らくらくホンII」だが、パッと見たところ、先代モデルとは大きな違いはない。しかし、細かなところで改善が施され、全体的には確実に進化している。
 実際に使ってみて驚いたのが「ゆっくりボイス」という新機能。相手は普段どおり喋っていたとしても、同機能をONにしていれば、こちらでは相手がゆっくり喋っているように聞こえる。なんとも不思議なものだが、徐々に生じるタイムラグも、話の間をスキップすることで解消するなど、「上手い」と思わず唸ってしまった。
 また、本機に備わっている「はっきりボイス」という機能では、新たに高音域が明瞭に聞こえるようになっている。祖父母の世代にとっては「高い音のほうが聞き取りやすい」という意見もあり、この新機能も嬉しいポイントに挙げておきたい。
 ちなみに、「ゆっくりボイス」「はっきりボイス」のどちらも、ONにするためには、通話中に本体右サイドのボタンを押さなければならない。また、どちらもONにしたまま、通話を終了すると、次回の通話時には「はっきりボイス」のみONのままになっている。「ゆっくりボイス」もONのままだと、相手の話すペースが普段と異なるため、驚いてしまう可能性があるため、こういう仕様になったのだろう。  ボタンは、丸みを帯びた凸状で押しやすい。メニュー表記も、ほぼ日本語で表記されてわかりやすい。両親が次のケータイを探し始めたら、オススメしておきたい1台だ。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/foma_rakuraku2/
  製品情報(富士通)
  http://www.fmworld.net/product/phone/f881ies/

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2005/08/23 11:17

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