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ドコモ、使いやすさを追求した「FOMA らくらくホンII」
FOMA らくらくホンII。ボディカラーは左から、ホワイト、ピンク、ネイビーブルー
3カラー並べたところ
NTTドコモは、使いやすさを追求した富士通製FOMA端末「FOMA らくらくホンII」を8月19日に発売する。
「FOMA らくらくホンII」は、2004年9月に発売された「FOMA らくらくホン」に続く、らくらくホンシリーズの富士通製FOMA端末。型番としては「F881iES」になる。利便性の向上を図るため、「聞きやすさ」「分かりやすさ」「見やすさ」「使いやすさ」「安心・安全」「健康志向」の6項目に関して、新機能や機能拡充が図られている。
「聞きやすさ」では、新たに「ゆっくりボイス」機能を搭載。相手の声の速さを実際よりゆっくり聞こえるようにするという富士通開発の「話速変換技術」によって実現された機能で、通常の0.7倍の速度で相手の声が聞こえる。音声通話中に右サイドのカメラキーを押すことで、機能がONになる。音声通話をし続けると、相手と自分の間にタイムラグが発生することになるが、会話が途切れた瞬間の無音部分を感知して、その無音部分をスキップすることで、タイムラグを縮めるようになっている。同機能は、ネットワーク側ではなく、端末側で処理されている。なお、同機能はテレビ電話時には利用できない。
また「聞きやすさ」では、受話音声を聞こえやすく「はっきりボイス」機能も利用できる。従来のらくらくホンでも採用されていた機能だが、高音域がより明瞭に聞こえるよう工夫されているとのこと。
「分かりやすさ」という点では、たとえば着信時に画面上にガイダンスを表示しながら発話ボタンが光る「光ナビゲーション」機能をサポート。こちらも従来機種に用意されていた機能だが、新たにカメラ操作時には決定キーが、メニュー設定時の選択ボタンとなるアドレス帳キーが光るようになっている。このほか、「ワンタッチガイド」機能も利用でき、ワンボタンで「セルフモード」といった携帯電話特有の単語などの説明が表示されるようになっている。
「安心・安全」面では、キー側ボディ背面に80dBという音量のアラームを動作させる「ワンタッチアラーム」が備わっている。また健康志向のユーザーに向けて、歩数計も搭載しており、毎日歩いた分をメールで送信したり、専用コンテンツを楽しめたりできる。
ホワイト
ピンク
ネイビーブルー
NTTドコモ プロダクト部 第三商品企画担当部長の中村吉伸氏
らくらくホンシリーズは着実に販売台数が伸びている
外観は、先代モデルとほぼ同じデザインで、使いやすさを追求した「ソフトスロープデザイン」を採用。ディスプレイは、見やすさを追求したという約2.4インチ、QVGAサイズ(240×320ドット)、65,536色表示が可能な半透過型TFT液晶「オールラウンド液晶」を搭載する。サブディスプレイは、約1.2インチ、60×120ドットのSTNモノクロ液晶。背面には、有効画素数32万画素(記録画素数31万画素)CMOSカメラを、メインディスプレイ上部には有効画素数11万画素(記録画素数10万画素)CMOSカメラを装備する。
基本的な機能として、新たに登場する「らくらくiメニュー」が利用できるほか、デコメールの受信や、着うた・着モーション、テレビ電話、FOMAプラスエリア、ソフトウェア更新をサポート。外部メモリカードやiアプリは利用できない。大きさは107×51×23mm(高×幅×厚)、重さは約122g。ボディカラーは、ホワイト、ピンク、ネイビーブルーの3色。
同社では9日、都内で報道関係者向け説明会を開催。プレゼンテーションを行なったプロダクト部 第三商品企画担当部長の中村吉伸氏は、「1999年より提供しているらくらくホンシリーズは、累計販売台数が553万台、6月末時点の契約数が約395万件に達している。同シリーズのユーザーを対象に行なったアンケート調査では、操作性や文字表示サイズ、ワンタッチダイヤルなどで満足度が高いという結果になった」と述べ、らくらくホンシリーズが着実にユーザーに受け入れられているとアピール。同氏によれば、ユーザー層の中心となっているのは、50~60代という年齢層の人々という。
また中村氏は、「FOMA らくらくホンII」開発の背景として、「アンケート調査では、携帯購入時に気になるポイントも聞いたが、価格もさることながら、操作性や使いやすさを重視していることがわかった。さらに生活上で重要視している点では、健康に対する不安を抱えている人が多いこともわかった」と述べ、「聞きやすさ」「分かりやすさ」「見やすさ」「使いやすさ」「安心・安全」「健康志向」の6項目を核にして開発したと説明した。
価格はオープンプライスだが、同氏は「おそらく70Xiシリーズと同程度になるのではないか」との見解を示した。なお、現在販売されているらくらくホンシリーズは、「FOMA らくらくホンII」の登場後もしばらく併売される見込み。
FOMA らくらくホンIIのメインコンセプト
6項目で新機能・機能拡充
外観は、先代モデルとほぼ同じデザインで、使いやすさを追求した「ソフトスロープデザイン」を採用
見やすさを求めたというメインディスプレイ。下部にはワンタッチダイヤルのボタンも
キー配列
右側面のボタン。マーク付きのほうが「はっきりボイス」用ボタン。その隣は、音声通話時に押すと「ゆっくりボイス」がONになる
左側面。こちらのボタンを通話中に押すと、音量調節が可能
背面のモノクロディスプレイ
80dBという音量のアラームを動作させる「ワンタッチアラーム」スイッチ
先代モデルのFOMA らくらくホン(左)と比べたところ
キー配列はほぼ同じ
メインメニュー
歩数計機能を搭載
わかりにくい単語を説明する「ワンタッチガイド」
待受状態で数字キーを押すと、音声通話のやり方を案内
通話中の画面。「はっきりボイス」「ゆっくりボイス」の操作法を案内。ゆっくりボイスの様子は、
動画(373KB、WMV形式)
を確認いただきたい
カメラ起動時には、撮影ボタンである「決定キー」が光る
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URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050809a.html
製品情報
http://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/foma_rakuraku2/
ドコモレポート(らくらくホンシリーズについて、PDF形式)
http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/report/050809.pdf
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(関口 聖)
2005/08/09 15:06
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