オーソドックスなボタン配置	右側面には画面スクロールにも使えるマナーボタン、シャッターボタンがある

左側面のボタンは折りたたみ時にタイマーなどを呼び出したりするのに使う	カメラの側面にマクロ切り替えスイッチがある

背面ディスプレイで使えるストップウォッチ。100分の1秒まで計測でき、ラップ機能もある	アラームのON/OFF操作も背面ディスプレイで行える。カウントダウンタイマーも背面ディスプレイで使える

メインメニューの第1階層はアイコンランチャー式	メインメニューの第2階層以降はリスト式の表示	メインメニューの第1階層は4種類のデザインから選ぶことができる

スマートモード時のメインメニュー。「電話をかける」など通常メニューにはない項目も表示される	スマートモード時もメインメニューのデザインを変更可能。2種類から選べる	スマートモード時の設定メニュー。文字が大きく表示される

ティーンズモード時のメインメニュー。デザインは1種類のみだが、通常メニューと同様にデザインをダウンロードできる	ティーンズモード時は一部のメニューが利用できなくなる	安心ナビサービスに対応している

待受画面にショートカットを設定可能。各種機能や連絡先を設定できる	待受画面で発信ボタンを押すと起動する「ペア機能」。5件の連絡先をアドレス帳から登録できる	待受画面での「０」長押しは「ホットキー」としてホットダイヤルかホットブザーのどちらかを設定できる

18.5字×17行表示	11字×11行表示	9字×9行表示

7.5字×8行表示	5.5字×6行表示	次単語の推測にも対応する日本語入力システムのATOK

カメラ画面。VGA以上の解像度撮影時には一部の表示が横になる	シーン別の撮影設定機能「ベストショット」	サムネイルは9件表示

SXGA解像度での撮影サンプル。リンク先は無加工画像（234KB）	SXGA解像度での撮影サンプル。リンク先は無加工画像（235KB）

■ 仕様で見るA5512CA

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	94×49×25mm
重量	約105g
連続通話時間	約180分
連続待受時間	約270時間
充電時間	約120分
ディスプレイ	メイン：2.2型240×320ドット液晶 サブ：1.0型モノクロ100×100ドット液晶
表示文字数	18.5字×17行、11字×11行、9字×9行、7.5字×8行、5.5字×6行
メモリダイヤル	500件
データ通信速度	最大下り144kbps
ボディカラー	イノセントホワイト、テンダーピンク、ノーティーグリーン

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト（通常契約時）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：2.4MBまたは600件 送信：1.2MBまたは300件
添付制限	5件まで。受信は1件500KB、送信は合計500KBまで

【着信メロディ】

和音数	最大64和音。着うた対応
着信音	・登録済みパターン：10件 ・登録済みメロディ：6曲 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	Pacific Cast A Little Melody Reflection Clock Work Celtic Dance Fiord
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	12.8MBまたは800件（BREWフォルダ：7MB）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ピクチャー ・ムービー ・PIM情報など

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	1280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能画質	100KB以下に圧縮するメールモードあり
撮影可能容量	データフォルダに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能画質	96×80（Sサイズ）、128×96（Mサイズ）、176×144（Lサイズ）、320×240（メール添付は不可）
撮影可能容量	データフォルダに保存

■ スタッフが見たA5512CA

	コメント
湯野	これまでカシオ製の携帯電話というと、どこかマニアックで、なかなか普通の人（？）にはとっつきにくいところがあった。この夏のラインナップで言えば、G'zOne TYPE-R然り、W31CA然りである。しかし、このA5512CAはというと、例えば、自分の両親や子供に持たせたくなるような作りになっている。 　メニューまわりのインターフェイスがよくできているのは当たり前のこと。さらに、端末を開くたびに変わる待受画面や、メールの送受信やEZwebのアクセス中、カメラで撮影し、データを保存するときなどに出現するアニメーションが多数用意されており、ユーザーを飽きさせない演出が心憎い。手軽に位置情報を確認できる「安心ナビ」や、0キーの長押しで80dBのブザーが鳴る「ホットブザー」機能といった、安心機能も見逃せない。一部機能の利用に制限がかけられるティーンズモードも用意されており、前述の通り、親が子供に持たせたくなる端末だ。 　CDMA 1X端末ながらメガピクセルカメラを装備しており、基本機能はG'zOne TYPE-Rとほぼ同等。耐衝撃・耐水性能やあの独特のデザインにこだわりが無いのであれば、A5512CAにするのも悪くない。何しろ、このコンパクトさは大きな魅力だ。
白根	メモリカードに対応しないエントリーモデルだが、GPSやアプリなどのauケータイの基本機能はしっかりおさえてある。 　メニューの使い勝手はきわめてオーソドックス。しかし全般的に動作はキビキビとしているし、メールのバックグラウンド受信にも対応しているなど、見えにくい部分もちゃんと作られている印象を受ける。待受画面のアニメーションやサブディスプレイの表示デザインなども楽しく作られているのが嬉しい。 　カスタマイズ機能は充実している。デスクトップに連絡先や機能のショートカットを設定できるほか、発信ボタンでペア機能を呼びさせる。ペア機能は5人分登録できる連絡先専用のショートカットメニュー。連絡先ショートカット機能というと、たいていのケータイでは「1＋メールボタンでメモリダイヤルナンバー1へのメール新規作成」といったような機能が搭載されているが、それに比べるとペア機能はグラフィカルではるかにわかりやすい。 　お年寄りや子どもなど、ケータイに不慣れな人向けの機能も充実しているが、一般ユーザーにとっても使いやすく作られている。ラインナップ中ではエントリーモデルだが、安心ナビにも対応しているなど、定額制にこだわらないならば十分な機能を持っている。コンパクトさにこだわりつつ、そこそこの機能と使い勝手を求める人にオススメだ。