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ケータイ新製品SHOW CASE
W32SA(グルービングシルバー)
2005年7月15日発売

写真で見るW32SA



ボタン配置 液晶画面下部には3Dサラウンドスピーカー

左側面にはACアダプタ端子 右側面にはminiSDカードスロット、カメラボタン、マナーボタン、イヤホンマイク端子が集中する

赤外線通信ポート 有機ELのサブディスプレイ、126万画素カメラを搭載する

伸縮式のテレビ・FMラジオ用アンテナ。通話・EZweb利用時に伸ばしても、通信品質は変わらない 画面の開閉角度を2段階に調節できるので、端末を机に置いた状態でもテレビ放送が見やすい、

アンテナとしても利用できるステレオイヤホンが、平型変換アダプタとともに同梱 充電台、専用ACアダプタが標準で付属する

待受画面 メインメニュー第1階層はアイコンランチャー形式。こちらはメニュースタイルとして「ピンボール」を選択した状態だ 第2階層以下は、基本的に文字メニューとなっている

メニュースタイルは3種類の中から選べる。こちらは「パスル」 メニュースタイルの1つ、「ディズニー」 頻繁に使う機能を登録しておける「ジャンプメニュー」

Eメール機能のTOP画面 送信者アドレスによって、フォルダ振り分けが可能

6.5字×6行表示 10字×9行表示 12字×11行表示

15字×14行表示 20字×19行表示

頭出しタイプの予測変換機能 絵文字なども予測候補として表示される 次単語の予測変換も可能だ

EZテレビ利用時のメイン画面 全画面表示も可能。本体を横置きして利用する

通信機能との連携によって番組情報を参照できる 番組表も表示させられる

番組録画も可能 EZテレビの設定画面

ミュージックプレーヤー機能 待受画面などで、BGMとして再生させることも可能 好みのイコライザー設定で音楽を楽しめる

FMトランスミッター機能を使うと、ミュージックプレーヤーの音声をカーステレオなどに出力できる 周波数は79.1~83.2MHzの範囲で自由可能

EZ・FM機能 「聴かせて検索」用のアプリをプリインストール 日本語にも対応したOCR機能

英和辞書機能 ICレコーダー機能

カメラ撮影画面 撮影時のボタン操作ガイド カメラの設定画面

最高解像度(1,280×960ドット)の撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(396KB) 最高解像度(1,280×960ドット)の撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(346KB)

仕様で見るW32SA

 三洋電機製のCDMA 1X WIN端末。メインディスプレイにQVGA対応の26万色表示TFT液晶(2.3インチ)、サブ画面として有機EL形式のディスプレイ(0.9インチ)を搭載した折りたたみデザインを採用している。

 CDMA 1X WIN端末としてはじめて、「EZテレビ」機能に対応する。伸縮式の本体内蔵アンテナ、もしくはイヤホンマイクをアンテナとして利用することで、地上波アナログ放送を視聴可能。録画・キャプチャ機能を備えるほか、通信機能との連携によって、番組内でオンエアされた楽曲の検索や着うたのダウンロード販売するサービスも提供される。なおテレビ視聴可能時間は最大1時間程度。

 ミュージックプレーヤー機能では、着うたフルや、パソコンから転送したSD-Audio形式の音楽データなどを再生可能。さらにFMトランスミッター機能を使えば、FM電波経由でカーステレオや家庭用オーディオコンポで端末内の楽曲を楽しむこともできる。

 本体内蔵の126万画素CCDカメラは、オートフォーカスに対応。名刺に記述された名前や住所などを読み取るOCR機能もサポートする。ほかにも赤外線通信機能、ICレコーダー機能、遠隔オートロック機能などが利用可能だ。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
103×50×28mm
重量 約129g
連続通話時間 約200分
連続待受時間 約250時間
充電時間 約100分
ディスプレイ メイン:約2.3インチ、240×320ドット、26万色表示半透過型TFTカラー液晶
サブ:約0.9インチ 有機ELディスプレイ
表示文字数 20字×19行、15字×14行、12字×11行、10字×9行、6.5字×6行
メモリダイヤル 700件
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps、上り144kbps(EZwebおよびEメール時使用時)
ボディカラー レイヤードオレンジ、デュアルブラウン、グルービングシルバー
備考 EZテレビ、FMラジオ、FMトランスミッター、安心ナビ、オートフォーカス対応126万画素CCDカメラ、赤外線通信、着うたフル

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれ315円(税込み)
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:1,280KBまたは1,000件
送信:768KBまたは500件
添付制限 5件。合計500KBまで

【着信メロディ】
和音数 最大64和音。着うた対応
着信音 ・登録済みパターン・効果音:5件
・登録済みメロディ:13曲
・登録済み着信Flash:1件
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Just few days
Green forest
革命のエチュード
ゆるやかなワルツ
Ready Go Around
Happy Times
Hallelujah
Fantasitic Scale
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 50MBまたは1,024件(BREWフォルダ:10MB)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PIM情報など

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1,280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能画質 添付可能なメールモードで保存可能
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 96×80(Sサイズ)、128×96(Mサイズ)、176×144(Lサイズ)、320×240(QVGA横サイズ)、240×320(QVGA縦サイズ)
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存

スタッフが見たW32SA

コメント
湯野  二軸回転型のW21SAを出したかと思えば、スタンダードな折りたたみ型のW22SAを出し、W31SAではスライド型へと変化。このところ、三洋の端末は出る度に形状が変わっている。今回のW32SAは、W22SA同様に、スタンダードな折りたたみ型だ。
 機能面では、テレビチューナー、FMラジオチューナー、SD-Audio対応のミュージックプレーヤー、SD-Video対応のビデオプレーヤーといった風に、AV関連の機能が非常に充実している。テレビやラジオのチューナーについては、イヤホンケーブルなどを装着しなくとも視聴できるところが便利。地震、台風と自然災害が続いているが、いざという時の情報収集には大変役に立つ。
 ミュージックプレーヤーについては、再生部分では特に不満を感じることもなく、USBケーブルでパソコンと接続し、miniSDカードに直接データの書き込みができるようになったところもいい。ただ、SD-Audioの場合、データ転送ソフトが必要だが、パッケージには同梱されていないので、別途手配しなければならなくなる。この点は、端末を購入すると必要なツールが一式揃っているW31Sのほうが親切だ。SD-Videoについても同じことが言えるが、何らかのサポートが必要な部分だと思う。
 ハイエンド志向のユーザーにとっては、薄型でフルブラウザを搭載したW31T、3メガピクセルカメラやPCドキュメントビューアーを搭載したW31CAの存在があるだけに、悩みどころではあるが、テレビをはじめとしたAV関連の機能を重視するならW32SAだろう。
森田  W32SA最大の特徴は、地上波テレビ放送を視聴できる機能だ。2003年10月の段階でボーダフォンからテレビ対応端末がリリースされているものの、市販されている小型液晶テレビ相当の機能が携帯電話端末に内蔵されていることのインパクトは、今でもやはり大きい。映り具合もなかなかのもので、本体内蔵アンテナを伸ばして屋外や窓際で利用すれば、番組を十分堪能できるだろう。視聴可能時間は最大でも1時間程度だが、スポーツの生中継や録画し忘れたアニメを見るための非常手段が増えたことは、歓迎したいと思う。
 端末の操作感は素直の一言で、テレビ機能以外の部分では非常にオードソックスな造り。オートフォーカス対応126万画素カメラを搭載し、SD-Audioなどにもソツなく対応する。面白いのはFMトランスミッター機能だが、充電中の利用は不可能。それでも、車の中、カーステレオと併用するシーンでは活躍してくれるだろう。
 テレビ機能を搭載しているとあってか、さすがに本体サイズは大きい。とはいえ、他のハイエンド端末と比較して極端に大ぶりでもない。店頭でサンプル品などを手にとって、許容できる範囲か主観で判断しよう。
 なお同時期に発売される新商品と比べると、「PCサイトビューアー」がないという点はマイナスかもしれない。しかし前述のテレビ、FMトランスミッターをはじめ、日本語読み取りにも対応したOCR機能やICレコーダー機能といった「パケット代を必要としない便利機能」が満載な点は、コストパフォーマンス重視ユーザーに響くのではなかろうか。


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URL
  製品情報(au)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w32sa/index.html
  製品情報(三洋電機)
  http://www.sanyo-keitai.com/html/au/w32sa/index.html



2005/07/20 11:38

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