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ケータイ新製品SHOW CASE
M1000(BlackSilver×DarkSilver)
2005年7月1日発売

写真で見るM1000



充電器 スタイラスが付属する


左側面 右側面



USBケーブル、32MBのTransFlashなどが付属する

ホーム画面。画面下部のチェック項目は表示しないように設定できる ランチャー画面 こちらは通常のランチャー画面

ジャンルごとに表示するアイコンを変えられる 各種設定を行なうコントロールパネル 本体関連の設定項目

接続関連の設定メニュー 電話を発信する際、数字キーは画面上に表示される 電話をかける画面はスキンを変更できる

パッケージに同梱されているスキンの1つ「lunchbox」 これは「peeps」 これは「toothpaste」

テレビ電話も可能 ホーム画面の待受画像変更も可能 こちらはランチャー画面の壁紙変更画面

パソコンと接続する際は「Desktop Suite」を選択 USBかBluetoothが利用できる 着信メロディ変更画面

日時設定画面 カレンダーの表示スタイルを変更することもできる スケジュール画面

予定の入力画面 当日の予定画面

ドコモが配布しているアドインアプリ「M1000遠隔ロック」 電話番号をあらかじめ登録しておく必要がある

Bluetooth設定画面 画面下部のBluetoothロゴからONにできる Bluetooth利用時は無線LANは利用できない

無線LAN設定画面 mopera Uの設定画面 通信量をチェックできる「バイトカウンタ」

Operaを搭載 フィット表示モード

横全画面表示モード

メール画面 メールアカウント設定画面 定期的にアクセスしてメールチェックするよう設定できる

文字入力方法は複数用意されている 50音キーボード Qwertyキーボード

手書き入力。DECMAの技術が用いられている 手書き入力はスタイラスで

受信メール閲覧画面。デフォルト状態ではフォントや文字サイズは変更できない メールなどに添付されたオフィスドキュメントを閲覧できる

音楽データの再生画面 映像データの再生画面

カメラ撮影時 サブメニューで撮影サイズなどを変更できる

1,280×960ピクセルのサンプル画像 晴天の都内を撮影した1,280×960ピクセルのサンプル画像

撮影した画像はサムネイルで表示される M1000で原寸大表示したところ

仕様で見るM1000

 W-CDMA方式(FOMA)とGSM/GPRS方式に対応し、無線LAN(IEEE 802.11b)やBluetoothといった通信機能もサポートしているモトローラ製端末。数字キーは搭載されておらず、約2.9インチ、208×320ピクセルで65,536色表示が可能な透過反射型TFTタッチパネル液晶ディスプレイに表示されるソフトキーで入力する。

 ブラウザアプリ「Opera 7.5」やWordやExcelなどを閲覧できるビューワー、VPN接続機能などを搭載。また、無償提供されるアプリケーション開発キットを使えば、好みのアプリケーションを開発して、後から追加できる。

 背面に131万画素CMOSカメラ、ディスプレイ上部に31万画素CMOSカメラを搭載する。外部メモリカードとしてTransFlashに対応しており、パッケージには32MBモデルが付属する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
117×59.5×21.5mm(高×幅×厚)
重量 約168g(スタイラス含む)
連続通話時間 120分
※連続テレビ電話時間は80分
※GSM方式では約280分
連続待受時間 静止時:約200時間
移動時:約110時間
※GSM方式では約200時間
充電時間 約240分
ディスプレイ 約2.9インチ、208×320、65,536色表示、透過反射型TFTタッチパネル液晶
表示文字数 12字×11行
メモリダイヤル 最大1,900件(1件につき、電話番号最大3件、メールアドレス最大3件)
リダイヤル・着信履歴 リダイヤル・着信履歴・不在着信履歴あわせて最大100件
データ通信速度 FOMA利用時:最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー BlackSilver×DarkSilver
備考 無線LAN、Bluetooth、フルブラウザ機能、手書き入力機能、ドキュメントビューワー、
テレビ電話、セキュリティスキャン機能、アドインアプリ、マルチメディアプレーヤー

スタッフが見たM1000

コメント
湯野  M1000を一言で表現するならば、「通話もできるPDA」ということになるだろう。タッチパネルというと、パイオニアのJ-PE02あたりを思い出すユーザーもいるのではないだろうか。
 実際の使い勝手はというと、今どきの日本のケータイとは一線を画した作りになっている。カーソルボタンがあるにはあるが、非常に使いづらく、基本的にはスタイラスでほぼ全ての操作を行なうことになる。手書き文字の認識率もそこそこだが、テンキーでの文字入力に慣れている日本のケータイユーザーにとっては、どこかもどかしい。実際、文字入力はM1000のほうが時間がかかってしまうだろう。
 また、マニュアルを全く読まずに使いこなすのは難しい。例えば、メニュー画面にはアイコンがたくさん並んでいるが、どれを押したら何が起きるのか、さっぱり見当が付かない。通常のケータイであれば、アイコン周辺にテキストでの説明があり、それなりに理解できるが、メニュー構造もPDA風なので、PDAを触ったことがない人にとっては本当に未知の世界だ。
 逆に、PDA大好きという人にとっては、この上なく面白い携帯電話と言えるだろう。自由にアプリケーションを開発できるところは、今までの日本の携帯電話には無かった部分だ。全てはどんなアプリケーションが出てくるかによるだろうが、大きな可能性を秘めていることは間違いない。
 これでiモードが使え、さらにパケ・ホーダイで契約できたなら……、と思うのは私だけだろうか。
関口  ついに登場した「M1000」だが、何もかもが魅力と言える一方で、いわゆる携帯電話とは全く異なるため、ピンと来ない人には全く縁がない機種だろう。その使い勝手はPDAとほぼ同様で、スケジュール管理やアドインアプリなどできることは幅広い。実際に使ってみるまでは実感できなかったが、FOMAと無線LANの2つのネットワークが使えるというのは、非常に気持ち良い。何も苦労することなく、契約さえ済ませば、どこでも通信できるというのはとても楽なのだ。
 Opera搭載で、パソコン向けサイトを閲覧できるが、さすがにFOMAネットワークを介しと、通信料が少々怖い。公衆無線LANサービスを活用することになるだろうが、スポットを捜す過程も楽しめるかもしれない。Operaはタブ型ブラウザで、どんどんWebページを閲覧することもできるが、さすがに動作が重くなるシーンがある。個人的には、縦・横どちらの全画面表示も見やすいのだが、実用には厳しいと感じた。タブを開きすぎても少々厳しい。シンプルに1つのウィンドウで閲覧したほうが楽しめるのではないだろうか。
 法人向け用途に大きな期待がかけられている「M1000」だが、一般ユーザーも入手可能。そういった人々にとって魅力的な機能は、やはりアドインアプリではないだろうか。NTTドコモの「M1000活用サイト」でも、すでにいくつかアプリが提供されているが、こういったアプリが今後もどんどん登場する可能性がある。そのぶん「M1000」の魅力が高まることになるだろうし、将来性がある機種と言えるだろう。ただ、ドコモのサイトで配布しているアプリをインストールする際には、警告が出てしまった。近日中に解消されるかもしれないが、こういった警告で驚かされるとアプリをインストールするのに躊躇する。一般の開発者が作成したものならばともかく、ドコモが配布するアプリなのに……と少々悲しくなってしまった。
 部分的に動作が重くなるシーンがあったり、カメラのシャッターが切れるのも、シャッター音と大きくずれていたりするのだが、これまでの携帯電話とは一線を画すユニークな機種。財布と相談がつくのであれば、楽しめる機種ではないだろうか。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/m1000/
  M1000 特設サイト(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/m1000/special/index_flash.html
  製品情報(モトローラ)
  http://motorola.jp/hellomoto/M1000/flash/default.htm

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2005/07/01 16:45

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