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テーテルマン氏は、M1000の投入について「ドコモとの協力関係でリリースされることになったが、M1000でビジネス向けFOMAというもの、市場を作り上げていきたい。ビジネスコンシューマー向けだが、その機能は最先端をサポートしたもので、プライベートにも利用してもらえるのではないか」と述べた。 また同氏は、「モトローラの“シームレスモビリティ”という戦略を表わした端末だ。FOMAに加えて無線LANに対応し、意識せずにどこでもネットワークに繋がる。海外向けのA1000という端末をベースに、本格的なメール、Webブラウジングといった機能などを備えており、Bluetoothなどにも対応する革新的な端末だ」と語り、そのような最先端の端末を投入することが「モトローラが本気で日本市場に取り組んでいるということ。日本市場で成功できるかどうかが、当社の今後を占う鍵になる」（テーテルマン氏）と日本市場への意気込みをアピールした。 質疑応答の際には、テーテルマン氏はPDAとの違いを強調する場面も見られた。同氏は、「M1000はマルチメディアのポータルと捉えて欲しい。PDAではメールやアドレス帳といったデータを扱えるが、実際に通信を行なうとなるとM1000のほうがシームレスにどこでもやり取りできる。ノートパソコンと比べると、M1000は圧倒的に小型だ」と語り、携帯電話とパソコンの間の市場を狙う端末ながら、PDAとは異なる新しい端末とした。 また、M1000では、SDK（開発キット）が提供され、アプリケーションを追加できるようになっており、「IP電話、あるいはPush-to-Talkのようなアプリケーションは実装できるか？」との質問も投げかけられた。テーテルマン氏は、「無線LAN機能を活かして、それらのアプリケーションが出てくれば、利用することは可能だろう」とコメントした。 会見後、同氏に50,000円前後と見込まれる店頭予想価格について尋ねたところ、「価格自体はドコモが設定するものだが、M1000の性能からすれば充分魅力的な価格帯と考えている」と答えた。また、SDKの配布にあわせて、モトローラ側で開発者向けコミュニティを整備する考えがあるかどうか、という点については「モトローラとしてそういった環境を提供する考えはない。ただし、ドコモ側で実施されるのではないか」との見通しを示した。 このほか、会場では、M1000の実機を用いたデモンストレーションも披露され、メール機能やオフィスドキュメントを閲覧できる機能などが紹介された。
■ ＵＲＬ モトローラ http://www.motorola.com/jp/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、モトローラ製FOMA端末「M1000」を7月1日発売 ・ オラクル、「M1000」上で動作するデータベースを披露 ・ 「M1000」購入でシャツやヘッドセットが当たるキャンペーン （関口 聖） 2005/06/30 20:42 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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