ボタン配置。［0］キーの下にクリアキーが位置するpremini独自の配列	階段状に配されたスロープキーも踏襲

左側面にはスライド式のロックキー	右側面にはメモ、マナーキーを配置

背面には直径16mmのスピーカーを搭載。ストラップホールは通しやすい形状に改善された	本体下部に送話用マイクの穴。充電台は用意されず、充電台用の接点も設けられていない

標準的なボールペンと大きさを比較	本体、マニュアルなどが収まる専用ボックスがパッケージに付属する

メインメニュー。左にアイコンが列び、右に第2階層がリスト表示される	メニュー第3階層からは通常のリスト表示	アナログ時計表示の待受画面。画面左下のアイコンはロックキーがONの状態を示している

メインメニューのデザインはプリセットされた中から変更可能	アイコンもデザインとセットで変更される	iモードなどの画面もメインメニュー同様に配色が変更される

メール本文、7字×6行表示	8字×7行表示	10字×8行表示

12字×11行表示	予測変換に対応した「POBox」を搭載	直前に入力した単語から次の言葉を推測

■ 仕様で見るpremini-S

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	約92×43×22mm（高×幅×厚）
重量	約67g
連続通話時間	約110分
連続待受時間	約310時間
ディスプレイ	65,536色表示1.3型半透過型TFTカラー液晶 128×160ドット
表示文字数	12字×11行、10字×8行、8字×7行、7字×6行
メモリダイヤル	700件
リダイヤル・着信履歴	各30件
データ通信速度	最大9.6kbps（iモード時）
ボディカラー	White、Blue

【インターネットメール】

サービス名	iモードメール
利用料	送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能	最大全角250文字
メール送信機能	最大全角250文字
メール保存件数	受信：200件 送信：100件
添付制限	メロディ

【着信メロディ】

和音数	40和音
着信音	・パターン：5種類 ・登録済みメロディ：10曲 ・ダウンロードメロディ：30件
登録メロディ曲名	Born Slippy Nuxx RingDaRap Jupiter White Surf Who’s There? Spital Hall S Here You Go! Second Step Choir Violin
和音着メロダウンロード	対応

■ スタッフが見たpremini-S

	コメント
湯野	preminiのマイナーチェンジモデルとも言える「premini-S」。ボディカラーや形状、メニュー画面の配色といった外見が若干変更されただけだと思って差し支えないだろう。 　細かい話だが、個人的にはストラップ穴付近の形状が見直され、ストラップが通しやすくなったところが嬉しい。とはいえ、使い勝手の面は先代のpremini同様で、今どきの一般的なケータイと比較すると、小さいだけにどうしても使いづらく感じてしまう。premini同様、小ささを追求するために、いろいろなものが省略されているわけだが、道交法が改正された今、自動車を運転する人にとっては、イヤホンマイク端子が無いのはちょっと痛いところかもしれない。 　いずれにしても、この端末の一番のウリはこの小ささだ。曲線的なデザインで女性に支持されそうな気もするが、実は端末の大きさを気にするのは男性の方だったりする。Blueのモデルなんかは、ドコモがスポンサーになっているルノーF1チームのマシンのカラーリングをイメージさせ、モータースポーツが好きな男性にはぴったりかもしれない。
太田	「premini」の小型で洗練されたデザインはそのままに、本体フォルム、カラーを大きく変えた後継モデル。前モデルのpreminiが直線的なライン、近未来的なイメージのアイテムとするならば、premini-Sは女性に似合う綺麗な小物といったところだろうか。タイトなジーンズの前ポケットに収めても足の動きを損なうことはなく、本体カラーも、撮影に使用したWhiteはパールの入った品のある仕上がり。持ち歩くアイテムとしての質感の高さは申し分ない出来だ。 　premini同様の階段状に配置されたスロープキーは手の大きな人には扱いづらいだろうが、標準的な手のサイズと思われる私には問題なく扱えた。指をやや横に向け、爪の脇の辺りで操作すると押しやすいだろう。逆に、すり鉢状の方向キーの中に配された決定ボタンは、指先でないと押しにくいと感じた。ストラップホールはpreminiに比べて通しやすくなっている。 　カメラ付きケータイが当たり前となっている昨今、premini-Sに魅力を感じるようなユーザーが、カメラを搭載せずiアプリにも対応しないこの端末をメインに使うのはややためらわれるかもしれない。そういった場合には、FOMAのデュアルネットワークサービスを利用するという方法もある。このサービスを利用すれば、FOMAのつながらないエリアでは電話番号をムーバ端末に切り替えて利用できる。また、通話エリアの問題だけでなく、なるべく身軽な格好で出かけたいときや、服装に携帯電話も合わせたいとき、あるいは平日と休日など、気分やシチュエーションに合わせてFOMA端末とpremini-S（ムーバ端末）を使い分けられる。「機能はFOMAがいいけど、小さなpremini-Sも欲しい」なんてユーザーにとっては、デュアルネットワークサービスの利用は検討する価値があるだろう。