ボタン配置	閉じた際に左側面にボタンが集中する

背面のカメラ周辺にはキセノンフラッシュとマクロ切り替えスイッチを搭載	ストラップ穴は操作部の回転軸側の端、右側面にある

閉じている状態では回転軸側（銀色の円盤側）が画面表示の上方向	端末を開くと画面表示の天地が切り替わり、回転軸側が下になる

標準の待受画面	標準のメインメニューはアイコンランチャー式	メニュー第2階層以降はリスト表示式

待受画面に連絡先などのショートカットを貼り付けられる「ペタメモ」機能	待受状態でカーソル下を押した際に呼び出される機能は選択して設定しておける	各種機能設定メニューを登録しておけるオーソドックスなカスタマイズメニューも搭載

8字×8行表示	10字×10行表示	16字×15行表示

19字×17行表示	Advanced Wnnは頭出し型の単語予測だけでなく、直前に入力された単語から次の語を予測する機能も搭載する	A5502Kが搭載するAdvanced Wnnは「内閣」といったあまり使わない単語は学習するまで予測の候補にならない

端末を閉じた状態専用のメインメニュー。縦カーソルと決定・Backボタンのみで操作できるようになっている	閉じた状態でのメール閲覧画面。「端末を開くと返信」という意味のアイコンが右下に表示される	閉じたとき専用のメールメニュー。メール作成など閉じた状態で使えない項目が省かれている

EZナビウォークの使用時画面	QRコード読み取りBREWアプリの使用時画面	BREWメニュー。他端末と共通のデザイン

閉じた状態でのメガピクセル画像撮影画面。横に構えることが前提で、メニューやピクト表示も横方向になっている	開いた状態でのメガピクセル画像撮影画面。ピクト表示やメニューは縦表示だが、撮影設定のアイコンは横方向に表示されている

閉じた状態でのQVGA画像（壁紙用画像）の撮影画面。縦に構えることが前提の画面デザインとなっている	開いた状態でのQVGA画像撮影画面。閉じた状態とほとんど同じだが、ソフトキーの割り当てアイコンの表記が異なる

閉じた状態での撮影後のプレビュー画面。本体を開くとメール作成画面に移行すると右下のアイコンで表示される	閉じた状態での撮影後のピュレビュー画面。VGA以上の横位置画像の場合はプレビュー画面も横位置に表示される	開いた状態での撮影後のプレビュー画面。設定された宛先と件名、本文で画像添付メールを送信する「撮速メール（さっそくめーる）」機能も利用可能

サムネイルは9件表示	画像の加工画面	画像の切り出しは回転・拡大を組み合わせて自由にトリミングできる

QVGA解像度の撮影画像作例（リンク先は無加工画像）

SXGA解像度の撮影画像作例。画質設定は「メール」でサイズは74KB（リンク先は無加工画像）	SXGA解像度の撮影画像作例。画質設定は「ファイン」でサイズは410KB（リンク先は無加工画像）

■ 仕様で見るA5502K

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	111×50×25mm
重量	約145g
連続通話時間	約150分
連続待受時間	約190時間
充電時間	約130分
ディスプレイ	2.4型CGシリコン液晶 240×320ドット
表示文字数	19字×17行、16字×15行、10字×10行、8字×8行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	リダイヤル20件、着信履歴20件
データ通信速度	最大下り144kbps（パケット通信時）
ボディカラー	エターナルブラック、エアリーシルバー

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：256KBまたは500件 送信：100KBまたは200件
添付制限	１通のメールにつき５データ（最大100KB）まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】

和音数	最大64和音。着うた対応
着信音	・パターン：4種類 ・登録済みメロディ：9曲 ・登録済み効果音：10件 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	FROM RADIO KABUKI Voice Revolution FEEL Shining The Sun Savage 威風堂々 青のコンチェルン ハバネラ
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	7MB（または500件）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ボイス（QCP） ・ピクチャー ・EZムービー ・PIM情報

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	メガピクセル（1152×862）、VGA（640×480）、壁紙（240×320）、ケータイ（120×160）
撮影可能画質	メール、ノーマル、ファイン
撮影可能容量	データフォルダに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能フォーマット	amc形式
撮影可能画質	Sサイズ、Mサイズ
撮影可能容量	データフォルダに保存

■ スタッフが見たA5502K

	コメント
湯野	A5305Kで「リボルバー」というスタイルを提案した京セラから、その第2弾となるA5502Kが登場した。A5305Kでは、閉じた状態でカメラで撮影して、端末を開くことでメール送信の画面になるなど、開くという行為に意味を持たせたところに感心したが、今回のA5502Kでは、合計6つのサイドキーを装備することにより、閉じた状態での操作性がかなり向上した。 　もちろんEZナビウォークなんかも閉じた状態で利用できるわけだが、やはり電子コンパスの威力は大きい。自分で地図を回転させなくて済むというのも楽だが、地下鉄の出口などで、まず第一歩目をどの方向に向かって踏み出せばいいのかがすぐに分かるのは嬉しい。ちなみに、この電子コンパス、だいたい45度くらいに端末を起こした状態での利用が想定されているそうなので、「使うときは45度」というのを覚えておくといいだろう。 　カメラについては、メガピクセル＋本格ストロボで、閉じて撮影する場合はメニューも横向きに表示されるようになるなど、かなりデジカメっぽい使い勝手となっている。暗がりでも撮影できるし、写り自体には特に問題はない。ただ、右手片手で持ったとき、ストロボが隠れ、指が写りこんでしまうケースが多く、結局は両手で持つことになってしまうのが少々残念なところかもしれない。 　この冬のauのラインナップのトリを務めるA5502K。電子コンパスを内蔵し、2.4インチの大きめの液晶を搭載していることもあって、EZナビウォークを最も便利に使える端末に仕上がっているので、この部分を重視する人にオススメしたい。
白根	京セラ製のA5500シリーズ端末。EZナビウォーク対応機としては最大となる2.4型CGシリコン液晶と初の電子コンパスを搭載し、閉じた状態でEZナビウォークが利用できるデザインを採用するなど、かなりEZナビウォークを意識したデザインがなされている印象を受ける。ちなみにauでは2002年3月発売のC3003Pが電子コンパスを搭載していた。が、徒歩ナビゲーションのEZナビウォーク対応機として電子コンパスを搭載するのは本機が初ということになる。 　電子コンパスの精度はそこそこで、止まっていればほぼ正確な方角を指している印象。逆に歩いていたりすると誤測定されたり追従性が悪く表示が混乱しがちだが、そもそもEZナビ『ウォーク』とはいうものの歩きながらケータイの画面を凝視するのは危険なので、歩行中に誤差がでるのは問題ないだろう。地図を見るときは安全で交通の邪魔にならない場所で立ち止まって、だ。 　全体的な操作感は、なんというか「面白い」。A5502Kでは「開閉」というアクションを「ターンアクション」と名付け、それ自体に意味を持たせている。たとえばA5502Kは本体を閉じたままメール閲覧していて、最中に本体を開くと返信メール作成画面に行く、といった具合。閉じたときと開いたときで別々のメニューも用意されている。端末の開閉にロック以外の意味を持たせていて「開いても閉じても同じ操作ができる」が基本のSO505i/iSとはデザインが似ていながら使い勝手はだいぶ異なる印象だ（あちらは閉じていてもメインのカーソルキーなどを操作できるデザインなわけだが）。 　メニューのカスタマイズ機能は充実している。機能設定メニュー項目などを割り当てられるオーソドックスな「マイメニュー」に加え、待受画面に連絡先やアドレスを貼り付ける「ペタメモ」、待受状態から下カーソルを押したときに起動するアプリケーションを選べる「フロントジョグ」がある。カスタマイズの自由度は高いといえるだろう。 　メインディスプレイが大きいことからBREWアプリや受信メール閲覧など様々なアプリケーションが見やすいのが嬉しい。閉じたままEZナビウォークなどを利用できるデザインも便利だ。電子コンパスも搭載されていることからEZナビウォーク重視の人にはオススメできる。しかし最大の難点は本体が大きいことか。本体の幅は50mmとそれほどでもないが、縦の長さが111mmと大きく、重量も145gと重め。カバンに入れるならばよいが、ポケットにつっこむには大きさが気になりそう。購入前にモックを握りしめ、その大きさでよいかを十分に検討しよう。