ボタン配置	左側面に1つだけ側面ボタンがある

背面には大型の液晶とカーソルキーを搭載	ストラップ穴はヒンジ部にある

側面部の平型イヤホンマイク端子に付属のイヤホン端子を接続してラジオを聴く。イヤホン端子を接続しないとラジオを聴けないようになっている	ラジオは端末を開いた状態でも閉じた状態でも利用可能

メインメニューはアイコンランチャー式	メニューの第2階層以降はリスト表示	カスタマイズ可能な「ジャンプメニュー」はメインメニューから呼び出す

ディズニーキャラクターをデザインしたメニューも利用できる	通常デザインのメールメニュー。左ソフトキーでデザインを切り替えられる	ディズニーキャラクターをデザインしたメールメニュー

19.5字×13行表示	13字×9行表示	9字×7行表示

6.5字×5行表示	Advanced Wnnを搭載。文字入力中に右下ソフトキーを押すと辞書を呼び出せる

ラジオチューナー画面。BREWアプリとして起動。中断させてもラジオを聴視可能	番組表のダウンロードも可能。有料サービスを利用すれば予約した番組の開始直前にメールを受けるサービスなどを利用できる	ラジオのBREWアプリを中断させた場合、ピクト行にEZアプリとラジオの起動を示すアイコンが表示される

カメラ撮影時画面。マニュアル設定項目はそれほど多くない	サムネイルは9件表示	撮影画像の閲覧画面

背面液晶の待受画面	背面液晶専用のメインメニュー。1.5型液晶なので視認性は十分	背面液晶でのメール閲覧画面。フォントは大きめのもののみ

背面液晶用のラジオ画面。チューニング操作はできない	背面液晶でのEZweb閲覧	背面液晶でのカレンダー閲覧。カーソルした日付の最後に撮影した画像が背景に表示されている

背面液晶でもデータフォルダの閲覧が可能	メール作成や各種設定操作時に本体を閉じると、背面液晶には「操作中」とのみ表示される

ケータイ向け画像の作例。画像は無加工	壁紙サイズ画像の作例。リンク先画像は無加工	PC向け画像の作例。リンク先画像は無加工

■ 仕様で見るA5503SA

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	96×49×20mm
重量	約109g
連続通話時間	約180分
連続待受時間	約200時間
充電時間	約120分
ディスプレイ	26万色表示2.2型TFTカラー液晶 240×320ドット
表示文字数	6.5字×5行、9字×7行、13字×9行、19.5字×13行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	リダイヤル20件、着信履歴20件
データ通信速度	最大下り144kbps、上り64kbps（パケット通信時）
ボディカラー	マーメイドブルー、スノーホワイト、マジカルレッド

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時）
メール受信機能	最大全角5,000文字
メール送信機能	最大全角5,000文字
メール保存件数	受信：320KBまたは500件 送信：192KBまたは250件
添付制限	1通のメールにつき5データ（最大100KB）まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】

和音数	最大40和音。着うた対応
着信音	・パターン：５種類 ・登録済みメロディ：６曲 ・登録済み効果音：５件 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	私のお父さん レッド・リバー・バレー Ｊ．Ｊ．Ｂ アラベスク第1番 アラジン（着ムービー） Honeysuckle（着うた）
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	10MB（または1024件）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ボイス（QCP） ・ピクチャー ・EZムービー ・PIM情報

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	120×160、240×320、480×640
撮影可能容量	データフォルダ（10MB）に保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能フォーマット	amc形式（MP4系フォーマット）
撮影可能画質	Sサイズ、Mサイズ
撮影可能容量	データフォルダ（10MB）に保存

■ スタッフが見たA5503SA

	コメント
湯野	かなり分厚く感じるようになった最近の携帯電話。そんな中登場したFMラジオ付きケータイのA5503SAは、ひときわそのコンパクトが光る端末だ。カメラが30万画素クラスでメモリカードスロットを装備していないなど、同時期に発売された他の端末と比較すると若干見劣りする部分も無いではないが、トータルバランスは結構いい。 　注目どころは何と言ってもFMラジオ機能だろう。ケータイとFMラジオ。実はこの組み合わせ、海外のGSM端末では結構対応しているものがあったり、日本でもかつてアステルからFMラジオ機能付きのPHS「AT-15」が発売されたことがある。しかし、ただ単に両者をくっつけただけでないのが今回のA5503SAの面白いところだ。EZwebと連携し、オンエア中の曲名を調べたり、その曲の着うたをダウンロードしたりできるようになっている。音質的にも全く不満は無いし、ラジオを聴きながらメールを読み書きできるのも便利。 　あえて言うなら、イヤホンのケーブルがアンテナになっている関係で聴くときは必ずイヤホンを接続する必要があるのだが、このイヤホン端子の位置とフタの開き方、差し込む方向が微妙で、抜き差しするのが面倒かもしれない。 　このほかでは、背面にカーソルキーが付き、120×160ドットのサブディスプレイを使った各種操作が行なえるところが面白い。メールを読んだり、EZwebサイトにアクセスしたり、カメラで撮影したデータを見たり、使い道はいろいろだ。 　CDMA 1X WINの定額プラン「EZフラット」が必要なほどデータ通信を多用せず、唯一の弱点と言えるカメラ機能にあまりこだわりが無いのであれば、かなりオススメできる端末だろう。
白根	FMラジオを搭載するCDMA2000 1x端末。なんだかラジオばかり注目されてしまう端末だが、実はラジオ以外にも見るべき点が多い。 　日本語入力にはAdvanced Wnnを搭載。個人的にはATOK＋APOTの方が変換辞書が充実している印象だが、Advanced Wnnも直前の語から連想して次の語を予測できるなど、前バージョンのWnn V2に比べてだいぶ使いやすくなっている。あとユニークなのは辞書機能。たとえば文字入力中に右下のボタンを押すと和英や英和、カタカナ英語辞書を呼び出せる。受信メールの任意の部分を選択して辞書を呼び出すことも可能だ。 　背面に1.5型・120×160ドットという一昔前のケータイのメインディスプレイみたいな大きさの液晶とカーソルキーを搭載している。これによりA5503SAは本体を閉じたままでも様々な操作が可能となっている。会議中や授業中など、ケータイを「カチっ」といわせたくないシチュエーションでメールを読んだりEZwebサイトを閲覧できるわけだ（それがよいかどうかは別として）。開いてメールを読んでいる最中に閉じた場合、そのカーソル位置のままで背面液晶でメール閲覧を続けられるなど使い勝手もよい。SO505iSやA5502Kなど液晶を水平に回転させるタイプの端末に並び「閉じたままいろんなことをするソリューション」として注目できる。 　背面にこれだけ大きな液晶とカーソルを搭載しておきながら、本体の厚さは20mmと同クラス他端末に比べてコンパクト。薄さではINFOBARの方が上で、カメラ解像度も31万画素と少なめだが、QVGA液晶を搭載しEZナビウォークに対応するなどカメラ以外のスペックはハイエンド並。値段もauのQVGAケータイとしては最安値なので「カメラは要らないけど、それ以外のスペックが最新のケータイを使いたい」という人にはオススメだ。 　と、FMラジオ機能を無視して語ってみたが、もちろんこのFMラジオ機能もよいと思う。たとえばケータイにテレビが搭載されても移動中には使いづらいが、ラジオならば歩きながらだろうとメール作成中だろうと楽しめる。学生時代にFMラジオ内蔵PHS「AT-15」を愛用していたわたしとしては、FMラジオは「向き合わないと使えない」というケータイの弱点を補う有益な機能だと思うが……ラジオを聴く習慣のない人には、あってもなくてもよい機能かも。