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ケータイ新製品SHOW CASE
SO505iS(プラチナブラック)
2003年12月12日発売
ボタン配置。液晶部にカーソルなどの主要なボタンがあり、操作部には文字・数字入力に必要なボタンだけがある
カメラ部、レンズバリアを開けた状態。自分撮りは鏡で行なうため、フレーミングが少々行ないにくい
左側面。液晶側にスライド型のキーロックスイッチ。開いたときでも閉じたときでも同じように操作できる位置にある
右側面。横に構えたときに上に来る位置にシャッターボタン。レンズ部の近くにはマクロ切り替えスイッチ
アンテナは本体上面に完全に内蔵される。SO505iのように可動式ではない
本体下面中央にストラップ穴。ネックストラップなどでつるす際には、こちらが上になる
8字×7行表示
10字×9行表示
15字×15行表示
20字×20行表示。例文のように改行が少ない文章の場合、iモードメールの容量上限ぎりぎりのメールでも1画面に収まる
予測変換に対応するPOBox。頭出しで予測するほか、直前の単語から連想して予測する機能なども搭載する
メール作成時にも小さなフォントを選択可能。POBoxは学習していない標準状態でも多くの単語を予測候補に挙げるため、多くの候補から選んで入力したいときに便利
メインメニュー第1階層。上下で「設定」などの大項目を選択する。ディスクジョグとカーソル上下のどちらでも操作可能
メインメニュー第2階層。項目の移動はなめらかなアニメーションで表現される
メインメニュー第3階層。階層の移動は決定ボタン・クリアと左右カーソルのどちらでも可能
標準搭載される待受画面の1つ。時計はデザイン、大きさ、位置を設定可能
メニューデザインの1つ。デザインを変更するとアニメーション演出も変わる
メニューデザインの1つ。全部で3つがプリセットされている
待受アプリに標準搭載されるTVリモコンを設定した場合の待受画面。アプリボタンを押すとアプリ操作モードに移行する
チャットメール画面。フォントは画面例の「小」のほかに「大」も選択可能
iモード画面
カメラ撮影時の画面。横持ちが基本なので、画面もすべて横デザインになる
カメラの設定メニュー。ボタンが少ないため設定切り替えのショートカットは割り当てられていない
画像はリスト表示のほかに、詳細付きサムネイル4件(画面例)、ただのサムネイル9件の3つを切り替え可能
撮影画像のプレビュー画面
画像の切り出しは固定倍率の切り出しのみ
撮影画像のプレビューは横画面モードでも可能。カメラ時同様にメニューも横画面用になる
撮影画像のレタッチ画面も横画面で行なわれる。こうした操作には文字入力がほぼ不要なので、カメラ同様に閉じたまま行なえる
iショットSサイズの作例。屋内で撮影
iショットLサイズの作例。屋内で撮影、リンク先は無加工画像
SXGA画像の作例。晴天時の屋外を撮影。リンク先は無加工画像
SXGA画像の作例。左写真と同じ撮影場所で、画面中央あたりを最大までズームして撮影。リンク先は無加工画像
SXGA画像の作例。夜景モードで撮影。リンク先は無加工画像
SXGA画像の作例。屋内で撮影。リンク先は無加工画像
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仕様で見るSO505iS
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のiアプリ端末。iアプリDXなどのハイエンド向け機能に一通り対応している。
カメラには1/3.6型の有効130万画素(記録123万画素)のCCDカメラを搭載。本体は閉じたままでもメイン液晶を見ながら対面撮りできるデザインで、普通のコンパクトカメラのように横に構えて撮影できる。ただし自分撮り時には液晶ファインダーを使えず、カメラ脇の鏡を簡易ファインダーにする必要がある。前機種のSO505iに比べると、レンズバリアとカメラ起動が連動したほか、低照度撮影のチューニングも向上し、フォトライトはLED4灯に増やされた。
デザインは前モデルのSO505iと同様の水平に液晶を回転させるタイプのものだが、より薄くなったほか、メインの操作に使われるジョグダイヤルを廃し新たに横に構えたときでも同じ感覚で操作できる円形のディスクジョグが搭載された。合わせて従来の「ジョグ+左右カーソル」のスタイルから「ジョグ+上下左右カーソル」のスタイルに改められている。
従来機種同様に、閉じた状態でもメインの操作キーが露出するため、開いた状態と同じ感覚で操作ができる。メニュー周りはジョグダイヤルがディスクジョグに変更されたことに伴いデザインが変更されているが、ジョグによる上下カーソル移動を中心とした操作体系は踏襲している。ディスクジョグの中央には十字カーソルが搭載されるが他端末のような縦横に並ぶアイコンランチャーメニューは搭載しない。なおSO505iではフォントに4倍ドットのものを使用していたが、本端末では等倍の鮮明なフォントを使用している。
著作権保護機能付きのメモリースティックDuoに対応し、ATRAC3の音楽データを再生する機能を搭載。さらにソニーのテレビ「ベガ」でメモリースティックDuoに保存したテレビ番組など再生する「モバイルムービー」に対応するなどAV連携機能が大幅に強化されている。なおモバイルムービーはA5404Sでも対応するが、SO505iSの方がより高画質なものに対応している。本体左右側面には大型スピーカーを搭載し、各種AVコンテンツや着信音をステレオで再生可能。平型ジャックに対応したステレオイヤホンセットも、様々なグレードの製品が別売される。ビデオの再生は2時間、音楽の再生は4時間程度が可能で、いずれの場合も10分の通話が可能なバッテリーを残して終了する。
日本語変換にはPOBoxとモバイルWnnを搭載。赤外線通信やチャットメール、QRコード読み取りなど505iSシリーズの各種仕様に対応。
【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
110×51×25mm
重量
約133g
連続通話時間
約140分
連続待受時間
約460時間
充電時間
約125分
ディスプレイ
26万色表示2.3型TFTカラー液晶
240×320ドット
表示文字数
20字×20行、15字×15行、10字×9行、8字×7行
メモリダイヤル
1000件
データ通信速度
最大28.8kbps(iモード時)
ボディカラー
マンダリンオレンジ、ハニーベージュ、プラチナブラック
【iアプリ】
iアプリ件数
25~400件
登録済みiアプリ
i絵文字メール、XI[sai]_SO505iS、TextAlive、PhotoShaker、TVリモコン
【インターネットメール】
サービス名
iモードメール
利用料
送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能
最大全角250文字
メール送信機能
最大全角250文字
メール保存件数
受信:1000件
送信:500件
【着信メロディ】
和音数
64和音
着信音
・パターン:15種類
・登録済みメロディ:10曲
・ダウンロードメロディ:最大400件
登録メロディ曲名
ライオンは寝ている
Let’s groove
アラベスク
別れの曲
華麗なる大円舞曲
タフワフワイ
てぃんさぐぬ花
バディネリ
ベル
SF
和音着メロダウンロード
対応(20KB対応)
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット
JPEG
撮影可能解像度
iショットS(120×120)、iショットL(288×352)、待受(320×240)、VGA(640×480)、SXGA(1280×960)
撮影可能容量
内蔵メモリ(専用メモリ4.8MBで最大298枚)もしくはメモリースティックDuoに保存
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット
独自形式
撮影可能画質
160×112、320×240(最大15fps)
撮影可能容量
内蔵メモリ(専用メモリ9.0MB)もしくはメモリースティックDuoに保存
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スタッフが見たSO505iS
コメント
湯野
前モデルのSO505iで採用された回転させて開くというこのスタイル。SO505iのときには分厚いと感じたが、今回のSO505iSはかなり薄くなっており、さらに「ディスクジョグ」という新しい機構が採用するなど、改良を重ねながらも新しいことに挑戦しようという意欲が感じられる端末だ。
前モデルからの変更点をいくつか挙げると、まず、レンズカバーを開くとカメラが起動するようになった。ごくごく当たり前の操作ではあるが、使い勝手としては、これがあるのと無いのとでは本当に大きな差がある。撮りたいと思ったときにサッとカメラを起動できるようになったのは嬉しい。欲を言えば、レンズカバーを閉じると今撮った画像の表示・編集モードに移り、端末を回転させてオープンするとiショットメールの作成画面になるとか、さらなる改良を期待したい。また、基本的にカメラは端末を閉じて横に持って利用する形となるが、バーコードリーダーを利用した場合、読み取り後の画面表示は縦位置となってしまう。これにはかなり違和感があるので何とかしていただきたい。
気になるディスクジョグの使い勝手だが、物理的に回転するので、P505iSの「ロールナビボタン」と比べると使いやすい。もちろん、それだけ故障の原因ともなり得るが、2方向と決定という操作しかできなかった従来のフロントジョグの時代に比べれば、4方向のカーソルキーも付いたので、格段に操作性は良くなっている。ただ、SO505iのときもそうだったのだが、端末を閉じた状態での操作は、握りづらさからどうしても不安定なものとなってしまう。実は端末を開いた状態から閉じたときに気づいたのだが、画面の天地を切り替えられる機能があると、持ちやすく、意外に違和感なく操作できるんじゃないかと思える。
このほかでは、ベガや「メモリースティック」ビデオレコーダー(PEGA-VR100K)で録画した動画を再生できる機能が付いたり、ATRAC3対応のミュージックプレーヤー機能が付いたり、ソニーのテイストが強く出ている。どちらかというと、これは携帯電話側というより連携するAV機器側の対応の問題だと思うが、できれば話題のPSXあたりとの連携機能も欲しいし、もっといろいろなAV機器と連携して使えるようになると便利だろう。
ソニー・エリクソンとしても、この形はまだ2機種目。今後の改良により使いやすくなる部分も多い。期待が大きいだけに、年明けから順次発売される新型FOMAのラインナップに同社の名前が入っていないのが何とも残念でならない。
白根
ソニー・エリクソン製のハイエンドケータイ。スペックとしては前機種のSO505iSからは大きく変化しておらず、デザインは液晶部が水平に回転するもので505iを踏襲しているが、フロントジョグの代わりに新設計のディスクジョグが採用されるなど、スペック表に出てこない部分で改良が施されている。
使い勝手は「開いたときでも閉じたときでも横にしたときでも違和感なく使えるように」をコンセプトとしてデザインされている。その1つがディスクジョグ。円形であるこの新しい操作インターフェイスは、縦に構えても横に構えても、あるいは斜めや上下逆さまに構えても同じように操作できる。慣れが必要な独特なものではあるが、わたしは使いやすいと感じた。ただし文字入力のキーとディスクジョグが離れているので、指の動きが少々大きくなりがち。この辺りはキーの位置を圧縮しているA5404Sと対局にあり面白い。
閉じたときでもディスクジョグなどのメインの操作ボタンが表に露出しているのも特徴だ。これによって閉じても開いてもほぼ同じ操作を行なえる。端末を開かないと行なえないのは文字・数字入力が必要な操作だけだ。しかし逆に「開く・閉じる」というアクションに意味を持たせていないのが気にかかる。たとえば閉じた状態でメール作成画面を呼び出すと定型文選択モードになったりして欲しかった。最初の一歩からさらに一歩を踏み込んでいない印象を受ける。この辺りは今後に期待したいところだ。
しかし普通に使う分の使い勝手はきわめて良好。ディスクジョグによる縦カーソル操作を中心にしたメニュー構造は素早く操作しやすい。前機種のSO505iでは表示速度優先でQVGA液晶を生かせない4倍ドットフォントをメニューやメールで採用していたが、今回は精細かつ読みやすいフォントが搭載されている。日本語入力システムのPOBoxは昨今のライバルに追いつかれつつあるが、ジョグとの相性抜群でまだまだ使い勝手では最強クラスだ。
カメラ周りはそれほど進化していない。もちろん画質などの面で進化は遂げているが、使い勝手はレンズバリアとカメラが連動するようになった以外は、前機種のSO505iと同等だ。カメラは閉じて横に構えるのが基本で、普通のコンパクトカメラと同じスタイルで撮影できる。しかし撮影した高解像度は固定倍率による縮小切り出しのみで、自由なトリミングができない。「高解像度で撮影した画像は、パソコンに取り込んで使ってください」というスタンスだ。
全般的には使い勝手も機能も良好で、AV機能などを使いこなせるソニーのファンには強くお薦めできる。そしてソニーのファン以外にも、このデザイン・スタイルを気に入ることができれば、十分にお薦めできるケータイだ。最大のポイントはこのデザイン・スタイルを気に入ることができるかどうか。購入前には店頭でモックアップや実機をじっくり触って検討しよう。
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URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1209.html
製品情報(NTTドコモ)
http://505i.nttdocomo.co.jp/product/so505is/index.html
ニュースリリース(ソニー・エリクソン)
http://www.sonyericsson.co.jp/company/press/20031209_so505is.html
製品情報(ソニー・エリクソン)
http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/so505is/index.html
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2003/12/18 15:22
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