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ドコモ、N505iS、SO505iS、SH505iSを10日から順次発売

 NTTドコモは、505iSシリーズ3モデル「N505iS」「SO505iS」「SH505iS」を12月10日から順次発売すると発表した。価格はいずれもオープン価格。

 505iSシリーズは、全モデルにメガピクセルカメラを搭載。共通仕様として動画撮影・再生機能、QRコード認識機能、メニューアイコンのダウンロード、チャットメール機能をサポートしている。

 なお、今回の3モデルの発売によって、発表済みの505iSシリーズ「D505iS」「P505iS」「N505iS」「SO505iS」「SH505iS」の5モデルが全て店頭に揃うことになる。


メガピクセルカメラを搭載したN505iS

N505iS
 N505iSは、N505iの端末デザインを踏襲し、130万画素CCDカメラを搭載したNEC製iモード端末。12月10日発売。メインディスプレイに約2.4インチ、QVGAサイズ(240×320ドット)、262,144色表示のTFT液晶、サブディスプレイにサブディスプレイは、約1.1インチ、65,536色表示のTFT液晶を搭載する。miniSDカードに対応。

 N505iにも採用されていた機能で、画面を2つに分割して利用できる「ツインウィンドウ」が引き続き搭載され、新たにiモードでWebブラウジングしながらメール入力、およびスケジュール入力できる機能が追加された。

 たとえば、iモードで映画やイベント情報などを調べながら、スケジュールを入力するといった利用方法が可能。iモード、スケジュール(およびメール)のどちらをアクティブにするか選択し、同時に表示しながら交互に操作できる。

 Nシリーズ初のメガピクセル端末となるN505iSでは、最大SXGAサイズ(960×1,280ドット)の撮影が可能。撮影した画像は部分的に拡大表示できるようになっており、接写モードで撮影した時刻表などを拡大表示して確認したい部分までスクロールできる。

 ただし、N505iでVGAサイズ(480×640ドット)の画像編集ができなかったのと同様に、N505iSでもSXGAサイズで撮影した画像は編集できない。つまり、最大サイズで撮影した画像は、リサイズしてiショット送信できないことになる。リサイズなどに対応するのはVGAサイズ(480×640ドット)より小さな画像。NECでは、SXGAサイズの画像の用途を拡大やプリントに想定しているとのこと。DPOFや、Exif Print/Print Image Matching II(セイコーエプソン)に対応する。

 N505iSでは動画にも対応し、16MBのminiSDカードの場合に最大約25分の動画撮影ができる。動画は独自形式となり、NECのWebサイトで専用の動画プレーヤーをダウンロードすると、パソコンで動画を確認することもできる。

 このほか、ボイスレコーダー機能も搭載。miniSDカード(16MB)に保存され、長時間モードで最長5時間の音声録音が可能。動画と同様にこちらも独自形式の音声フォーマットが採用される。

 さらに、コミュニケーション系の機能も追加される。カメラで撮影した顔の表情を編集できる機能「フェイス編集」が利用可能となり、編集した画像やダウンロードした画像をチャットメール画面に設定できる「フェイス機能」が用意される。設定した画像は、本文に記載された絵文字に応じて表情が変化し、♪マークがあれば、画像の中に♪マークが現れるといった効果も楽しめる。

 メールやチャットメールを声に出して読み上げる「メール本文読み上げ機能」も搭載する。「フェイス機能」と連携して、メール本文を読み上げながら画像の口の部分がパクパク動くといった小技も用意される。

 大きさは99×50×25mm(高×幅×厚)で、重さは約117g。連続待受時間は約350時間で、連続通話時間は約150分。カラーバリエーションは、クオーツシルバー、ノクターンブラック、クラレットピンクの3色。


ボディカラーはクオーツシルバー、ノクターンブラック、クラレットピンクの3色

アンテナ横に接写切替スイッチ 側面部にminiSDカードスロット

「ツインウィンドウ」でメールとiモードを同時に表示 サブメニューの切替でメール、iモードのアクティブを切替える

ライトは2段階で明るさを調節できる 撮影シーンを選択して撮影する

接写モードで撮影 拡大表示してスクロールできる

ボイスレコーダー機能 チャットメールで「フェイス機能」と「メール本文読み上げ機能」を利用

「ディスクジョグ」搭載しAV機能を強化した「SO505iS」

SO505iS。ボディカラーは、マンダリンオレンジ、プラチナブラック、ハニーベージュの3色

端末を開いた状態
 SO505iSは、ディスプレイ部分の回転機構を装備したソニー・エリクソン製端末。12月12日発売。

 有効画素数130万画素(記録画素数123万画素)のCCDカメラを搭載し、SXGAサイズの画像が撮影できる。端末底面のカメラにはスライド式のレンズシャッターを装備しており、シャッターを開くとカメラ機能が起動する。ただし、SO505iと同様に端末を開いた状態ではカメラ撮影はできない。

 ディスプレイは約2.3インチ、QVGAサイズ、262,144色表示のTFT液晶を装備。端末側面にステレオスピーカーを搭載、メモリースティックDuoをサポートする。

 SO505iSでは、従来のSOシリーズで採用されたきたジョグダイヤルから、円形のダイヤルを回転させて操作する「ディスクジョグ」ボタンに変更された。ディスクジョグの内側に方向キーと決定ボタンを配する。ディスクジョグ向けのメニュー画面となる。

 特長的な点はマルチメディア機能だ。SO505iSでは、メモリースティックに動画記録できる機能「メモリースティックスタジオ」搭載のソニー製テレビ「ベガ」シリーズで録画した映像を確認できる「モバイルムービー機能」を搭載。「メモリースティック」ビデオレコーダー「PEGA-VR100K」の動画も再生可能となっている。

 さらに、音楽CDをパソコンに取り込んでから、著作権保護機能付きメモリースティックDuoに保存することで、音楽プレーヤーとして活用できる機能「Musicパネル(ポータブルオーディオプレーヤー)」が搭載される。音声形式はATRAC3を採用。楽曲はCDからユーザー自身がパソコンでエンコードしたものを利用するほか、パソコン向けの音楽配信サイトやコンビニのキヨスク端末などで楽曲をダウンロードすることもできる。

 音楽は端末側面のステレオスピーカーで再生できるほか、今後発売される平型イヤホン端子タイプのステレオヘッドホン(別売)でも楽しめる。発表会のデモンストレーションでは、別売のステレオヘッドホンは用意されておらず、SO505iSの発売以降に登場するようだ。

 大きさは110×51×25mm(高×幅×厚)で、重さは約133g。SO505iよりも高さや幅が若干大きくなっているものの、厚さが約8mm薄くなった。実際手にしてみると、SO505iよりもかなり小さく感じた。ただし、505iSシリーズ全体と比較すれば、小型化はさほど実感できない。

 連続待受時間は約460時間で、連続通話時間は約140分。ボディカラーは、マンダリンオレンジ、プラチナブラック、ハニーベージュの3色。


待受画面 SO505iS(左)とSO505i(右)写真では厚さに違いは見られないが持ってみると格段に違う

レンズシャッター レンズシャッターを開くとカメラが起動

SO505iの撮影画面を踏襲している 側面部にスピーカー。接写モードやキーロックも側面に装備する

メニュー画面 入力キー

平型イヤホンで音楽が聴ける

AF、フォーカスロック機能を搭載した2メガピクセル端末「SH505iS」

SH505iS

左はSH505i
 SH505iSは、2メガピクセルカメラを搭載したシャープ製iモード端末。12月12日発売。有効画素数202万画素(記録画素数200万画素)のCCDカメラを搭載し、最大2メガサイズ(1,224×1,632ドット)の撮影が可能。オートフォーカス(AF)機能や半押しでピントをロックできるフォーカスロック機能を搭載し、端末を閉じた状態でも開いた状態でも撮影できる。側面のシャッターボタンを半押しすることで、フォーカスロック撮影が可能。AF機能を搭載するP505iSよりもシャッターボタンに押下感があるため半押ししやすい印象。半押ししてフォーカスロックをしたまま、構図を変えて撮影できるので、よりデジタルカメラのように利用できる。

 また、SH505iでは背面のカメラレンズ部分に接写切替スイッチが配されていたが、SH505iSでは外観に接写切替スイッチはなく、「標準」「接写」「人物」「風景」の4種類のフォーカスモードを被写体に合わせて画面上で選択する。手動でピントを合わせる「マニュアルフォーカス」機能も搭載。最大約20倍、25段階のズーム機能を装備する。

 加えて、端末を閉じた状態で撮影する場合に、よく使う撮影設定パターンを2つまで登録できる機能も用意されるほか、明るさやライトの色を変えて連続撮影が可能な「ブラケット連写」機能や、連続撮影した5枚の画像を1枚に合成する「オーバーラップ連写」といった機能が利用可能。

 デモンストレーションでは、メガピクセルで撮影した画像のプリントを実演しており、SH505iで撮影したものとSH505iSで撮影したプリントの比較サンプルなども紹介した。人を撮影した場合に、人物と背景にメリハリがつき、パンフォーカスのSH505iよりもくっきりとしたプリントになる。また、2メガピクセルとなったことで、プリントの精細感も高まっている印象。サンプルではA4サイズのプリントもあったが、2Lサイズ程度までを推奨している。

 シャープでは、SH252iに豊富な画像編集機能を搭載しているが、SH505iSでも同様に豊富な画像編集機能が利用できるようになっており、編集画面では、元画像と加工後の画像を2つ並べて比較しながら編集できる。


 メインディスプレイは、約2.4インチ、QVGAサイズ、262,144色表示のCGS(CGシリコン)液晶、サブディスプレイは約1.2インチ(160×120ドット)、65,536色表示のTFT液晶を搭載。miniSDカードに対応する。

 背面ディスプレイでは、iアプリを表示できるため、リモコンアプリなどを端末を閉じた状態でも利用できる。端末を閉じた状態では、メールの確認やあらかじめ登録しておけばiショットも送信できる。着信やメールが届いた場合には、背面部の操作だけあらかじめ登録しておいた文章をメール返信できるため、会議などの席で電話に出られない場合に、「電話に出られません」といった文章を登録しておけば手早く返事ができるという。

 「使いやすさにこだわった」とのことで、スケジュール機能も強化。受信メールや着信履歴からスケジュール入力が可能となり、受信したメールに記載された予定をすぐにスケジュールへ入力できるようになる。また、待受画面上で「1224」などと入力すれば12月24日のスケジュールが呼び出されるほか、スケジュールをプライベートと仕事で分けるといった使い方も可能。Webブラウジング中もスケジュール入力できる。

 大きさは102×50×24mm(高×幅×厚)で、重さは約123g。連続待受時間は約300時間で、連続通話時間は約130分。ボディカラーは、シグナスシルバー、スペースブラック、アクエリアスブルーの3色。


底面部にカメラ レンズの側面にminiSDカードスロット

サブディスプレイ 4種類のAFモードを選べる

撮影画面 左の画像と同距離からズームアップ

充実した画像編集機能 サブディスプレイでアプリが起動できる。画像はリモコンアプリ


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1209.html

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(津田 啓夢)
2003/12/09 15:17

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