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ケータイ新製品SHOW CASE
D505i(プラチナホワイト)
2003年5月23日発売

画像で見るD505i



外部接続端子
本体左サイドにメモリースティックDuoスロット

イヤホンジャックはメモリースティックDuoスロットと並んで配置 16MBのメモリースティックDuoとアダプタが同梱される

キー配列
本体右サイドのボタン。カメラ起動や閲覧時の上下スクロールが可能

ヒンジ部の有効画素数約63万画素(最大記録画素数約123万画素)のスーパーCCDハニカムカメラ 閉じたときにも露出しているが、指の油がつきにくいデザイン

ヨコ撮りスタイル
自分撮りももちろん可能

背面の約1.1インチ半透過反射型MD-TFD液晶 ヒンジ部。今回もアンテナレスデザイン

充電時にはロゴが赤く光る

QVGA液晶は非常に精細で鮮やか メインメニュー。選択しているメニューアイコンはアニメーションで動く演出が施されている メニュー第2階層

メニュー第3階層 「アクセサリー」のメニュー 任意のメニューを登録できる「ショートカット」

メールメニュー 受信フォルダのメニューからメールアプリを起動できる メールボックス

日本語入力の補助としてATOKを搭載。学習機能や推測変換機能を備える あらかじめ登録してある語彙も豊富

大(8字×7行)表示 通常(10字×9行)表示 小(15字×13行)表示

極小(20字×13行)表示。画面領域に余裕はあるが、メールが最大全角250文字までのため、13行表示となる 小(15字×13行)設定における例文表示

新キャラクター“DIMO”を用いたメールアプリ「i絵文字メール」 起動すると、まずプロフィールから設定 通常はキャラクターが画面上で動いている

キャラクターのいる“部屋”からメニューへ切り替え メール作成画面

撮影時の画面。オープン時は上下キーでさまざまな設定が手軽に行なえる カメラモードのサブメニュー サブメニューの「カメラ設定」メニュー

撮影した画像はデータBOXから閲覧可能。サムネイル形式で表示される フレームは20種類用意されている フレームはiショット(S)および壁紙のみで利用可能

背面液晶でもフレーム撮影可能

ズーム撮影も可能。これはノーマル ズーム1段階目

ズーム2段階目 最大ズーム

SXGA(スーパーファイン)で曇天の半蔵門方面を撮影。リンク先は無加工 こちらはVGAサイズ(スーパーファイン)。リンク先は無加工画像。メモリースティックDuoをパソコンに接続して取り込んでいる

データBOXにアクセスすると、本体かメモリースティックDuoを選択 初期設定ではメモリースティックにロックがかけられており、アクセスするたびにパスワード入力が必要 メモリースティックのメニュー

仕様で見るD505i

 NTTドコモの「505iシリーズ」第1弾として登場した三菱電機製のiモード端末。有効画素数約63万画素(最大記録画素数約123万画素)のスーパーCCDハニカムカメラをヒンジ部に搭載し、開閉時に画像が自動的に切り換わる「SPINEYE」機構を備えている。

 メインディスプレイは、262,144色表示が可能で、240×320ドット(QVGA)、約2.2インチ半透過反射型MD-TFD液晶。サブディスプレイは65,536色表示が可能な約1.1インチ半透過反射型MD-TFD液晶となっている。三菱電機製のiショット対応端末としては、D251iSに続くもので、メモリースティックDuoスロットを同様に装備している。

 505iシリーズの共通仕様として、FlashやiアプリDX、20KBまでのiアプリをサポート。日本語入力の補助としてATOKを搭載している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約106×49×26mm
重量 約115g
連続通話時間 約135分
連続待受時間 約520時間
充電時間 約110分
ディスプレイ 262,144色半透過反射型MD-TFD液晶
240×360ドット(2.2インチ)
表示文字数 大(8字×7行)、通常(10字×9行)、小(15字×13行)、極小(20字×13行)
メモリダイヤル 700件(1件につき3番号・3アドレス)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大28.8kbps(iモード時)
ボディカラー プラチナホワイト、ジェイドブラック、ブルーサファイア
備考 メモリースティックDuoスロットを搭載(16MBのメモリースティックDuoおよびアダプタが同梱)

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能 最大全角250文字
(分割受信機能を使えば最大2,000文字まで可能)
メール送信機能 最大全角250文字
メール保存件数 受信:最大2,000件
送信:200件

【着信メロディ】
和音数 48和音
着信音 ・パターン:5曲
・登録済みメロディ:30曲(効果音含む)
・ダウンロードメロディ:最大500曲(データBOXに保存)
登録メロディ曲名 主よ人の望みの喜びよ
カノン
ジムノペディ第1番
凱旋行進曲
おもちゃの兵隊のマーチ
森のくまさん
SAKURAドロップス
情熱の薔薇
ルパン三世のテーマ
CARTOON HEROES
パルプ・フィクションのテーマ
和音着メロダウンロード 対応

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPG
撮影可能解像度 iショット(S):120×120ドット(iショット送信用)
iショット(L):288×352ドット
壁紙:240×360ドット
VGA:480×640ドット
SXGA:1,280×960ドット
撮影可能画質 スーパーファイン/ファイン/スタンダード/エコノミー
撮影可能容量 ・内蔵メモリ:最大530枚
 ※iショットSサイズ、ファインモード
・メモリースティックDuo(最大128MBまで対応):最大970枚
 ※iショット(S)サイズ、ファインモード

コメント
湯野  期待の505iシリーズ第1弾となる「D505i」がついに発売された。カメラは有効画素数が63万画素のスーパーCCDハニカム搭載ということで、俗に言う「メガピクセル・ケータイ」という枠組みの中では微妙な位置づけにあるが、現時点では、ドコモの端末の中では最も高精細な画像の撮影に対応した端末ということになる。
 注目どころは、やはりカメラまわりの性能ということになるが、とにかく面白いのはその独特の撮影スタイルだ。三菱では「ヨコ撮り」スタイルと呼んでいるが、閉じた状態で横向きに端末を持ってサブディスプレイを覗きながらデジカメのように撮影する、というのが基本的な撮影スタイルとなる。自分撮りの時には、端末を開くとヒンジ部のカメラがこちら側を向く構造になっている。
 実際にしばらく使ってみて気付いたが、この構造にはメリットもあれば、デメリットもある。両手で横に持って撮影すれば画素数を上げても手ぶれが少なくて済むというのは一つのメリットだろう。
 しかし、開いた状態での撮影時にはライトが使えず、暗がりでは液晶の明るさを利用して撮影するということになる。飲み会での自分撮り(ツーショット撮影)というのは、カメラ付きケータイならではの使い方だが、この構造ではせっかく搭載したライトがほとんど無駄になっている。
 また、横位置で撮影すると、当然撮影した画像データは端末を縦に持った場合に90度回転した状態で表示されることになる。iショット(S)や壁紙サイズの画像は回転編集も可能なのだが、SXGAのような大きなサイズではこれが行なえない。リサイズした上で回転させることも可能だが、壁紙に設定しようとした場合、上下が白く空いてしまう。つまり、壁紙用の画像を撮影しようという時には、結局縦に持たなければならないのだ。
 高画素カメラモデルの第1弾となる製品だけに、まだまだ改善の余地は残されている。前者については構造上致し方ないところだが、後者についてはソフトウェア処理で対応可能だと思えるので、次期モデルでは何とかしていただきたい。
 カメラ以外の部分では、文字入力の際にサイドキーでコピー&ペーストが簡単に行なえるところが気に入った。AI機能付きのATOKとの組み合わせで、サクサクとメールが書ける。ただ、サイドキーが右サイドの下寄りにあるので、右手で持って親指打ちしているであろう大多数のユーザーにとっては非常に押しづらい位置なのが少々残念なところだ。
 このほか、505iシリーズにはiアプリDXやFlashなどの新機能がいろいろと搭載されているが、この辺りの話はコンテンツが一通り揃ってから詳しく感想を書いてみようと思う。
関口  発表以来、約1カ月半で「505i」シリーズの第1弾が登場した。D504iの形状も多少残しつつ、デジタルカメラとしてのニーズに応えるべく、携帯電話の枠を大きく越えた“ヨコ撮り”スタイルのデザインが採用され、注目度が高い端末の1つだ。
 QVGA液晶やiアプリDX、Flashなど、体験してみたい機能は数多くあるが、やはりそのデザインによるカメラの使い心地が気になるところ。人によっては、かなり好き嫌いの分かれるところではあるが、私自身は素直に「面白いナァ」と感じている。というのも、開閉だけでカメラ、または電話としての使い方が直感的に理解できるからだ。閉じている時は、誰がなんと言おうとカメラであるし、開いている時は従来の携帯電話と同じになる。私が所有しているiモード端末はD503iなのだが、1世代飛び越えても、使いこなせるだろう。
 このほか好感触な点は、メール作成時に、本文の入力エリアが画面全体を使えるようになったこと。出遅れていた、と言われればそれまでだが、既存のDユーザーにとっては嬉しいことだと思う。また端末オープン時にカメラを起動した場合、特殊効果や補正などがラクラク設定できるインターフェイスなのも嬉しい。
 もちろん良い部分ばかりではなく、気にかかるところも数点ある。1つはヨコ撮り時に使う本体右サイドの各ボタン。iモードサイトなどを閲覧しているときに、上下にスクロールする操作が可能なのだが、普通に持つと余りに下すぎて指がつりそうになる。これは別のキーに割り振っても良かったのではないか。また、プリセットのiアプリをいくつか使ってみたが、起動および動作が少々遅く感じる。気の短い人はD505i上でiアプリを使うことすら諦めるかもしれない。このほか、デフォルトではメモリースティックへのアクセス時にパスワードが必要なことや、SXGAで撮影するとちょっと粗い印象の画像になることなど、気になる部分はあるが、Dシリーズをこれまで使っていた人にとっては、カメラも搭載され、かなりパワーアップしているので、真剣に購入を検討してもいい端末だろう。



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0521.html
  製品情報(NTTドコモ)
  http://505i.nttdocomo.co.jp/product/d505i_top.html
  製品情報(三菱電機)
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/mobile/mova/d505i/

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2003/05/23 19:08

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