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ケータイ新製品SHOW CASE
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AH-J3002V(エアリーシルバー)
2003年4月1日発売
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![](
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■ 写真で見るAH-J3002V
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流線型のフォルム。手前側にスピーカーを搭載
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キー配列
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ヒンジ部。ストラップホールは中央に
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逆側には、イヤホンジャック
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背面のサブディスプレイ
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背面液晶上部のボタンを押せば、ワンタッチで時計の表示を変更できる
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USBケーブル接続用端子
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パソコンと接続できる
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専用のデータ転送ユーティリティソフト。「AH-J3002V」や「AH-J3001V」の保存されたデータをパソコンに転送できる
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「AH-J3001V」(左)と「AH-J3002V」
「AH-J3001V」には背面液晶が搭載されていない
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待受画面
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メニュー画面
第1階層
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第2階層もGUI
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メール表示例
(12字×13行)
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メール表示例
(10字×10行)
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メール表示例
(6字×6行)
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Eメールの設定画面。pdxドメインアドレスのほかに、2つのアドレスを登録できる
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ダイヤルアップの設定画面。対応するプロバイダを設定することもできる
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ダイヤルアップの詳細設定。Proxy設定も可能
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デジタルカメラユニット「Treva」も利用できる
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拡大したところ。撮影した画像はJPEG形式で保存される
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事前に申し込めば、台湾での国際ローミングも可能
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■ 仕様で見るAH-J3002V
「AH-J3002V」は、背面液晶を搭載した日本無線製「AirH"PHONE」端末。背面液晶搭載の有無以外は「AH-J3001V」と同様のスペックとなっている。
ACCESS製ブラウザ「Compact NetFront 2.0」を搭載し、Compact HTMLや、128bitのSSL通信、Cookieに対応。ファイルサイズが50KBまでのページを表示できる。「AirH"PHONEセンター」を経由してアクセスできるポータルサイト「CLUB AirH"」で、着信メロディや待受画像などがダウンロード可能。
「AirH"PHONEセンター」以外にも、対応プロバイダを登録して、インターネットにアクセス可能で、「つなぎ放題コース」を利用して定額でインターネットを利用することもできる。ただし、「CLUB AirH"」内のコンテンツは利用できない。なお、DDIポケットでは、6月末まで「AirH"PHONEセンター」経由のアクセスを無料とする「お試しキャンペーン」を実施している。コンテンツの利用には別途費用が発生する。
SMTP/POP3対応のメーラーを搭載しており、ISPや会社などpdxドメイン以外の2つのメールアカウントが利用できる。最大受信文字数は10,000文字。画像などの添付ファイルは最大150KBまで。従来の定額制のメール料金コースを改定した「メール放題」にも対応している。
メインディスプレイは、65,536色表示が可能な128×160ドット、2インチSFカラー液晶を搭載。本体底部には、mini BタイプのUSB端子(USB1.0)を装備。市販のケーブルを利用することで、あらかじめ専用ソフトをインストールしたパソコンと接続してデータ通信を行なえるほか、USB経由で充電することも可能。なお、初回生産分(合計6万台)にはUSBケーブル(USB2.0対応)が同梱される。
また、日立製アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」を採用し、ブラウジングなどの各機能における操作性の向上が図られている。データ通信は、64kbpsのPIAFS方式や32kbpsのパケット通信に対応しているが、128kbpsのパケット通信はサポートしていない。
このほか、別売りで提供されているカメラユニット「Treva」で撮影した場合はJPEG形式での保存が可能となり、他社の携帯電話を利用しているユーザーにもスムーズに画像付きメールを送信できるようになった。
日本語入力環境には、Compact VJEを採用。文節変換やユーザー辞書登録や単語学習機能などの機能を備えている。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
94.5×49×24.5mm(折りたたみ時) |
重量 |
約96g |
連続通話時間 |
約480分(公衆モード) |
連続待受時間 |
約800時間 |
充電時間 |
約210分(USBケーブルで充電する場合は約18時間) |
ディスプレイ |
65,536色カラーSF液晶(128×160ドット) |
表示文字数 |
全角12字×13行、10字×10行、6字×6行 (受信メール表示時) |
メモリダイヤル |
300件 (1件につき電話番号×2/Eメールアドレス×2/などを登録可能) |
リダイヤル・着信履歴 |
各10件 |
データ通信速度 |
64kbps(PIAFS2.1)/32kbps(パケット通信) |
ボディカラー |
エアリーシルバー ミスティックラベンダー |
【インターネットメール】
メール受信機能 |
最大全角10,000文字 |
メール送信機能 |
最大全角2,500文字 |
メール保存件数 |
受信:500件 送信:50件 |
添付制限 |
150KBまで |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
画像(GIF/JPEG/BMP/PNG形式) アニメGIF メロディ付画像 メロディデータ(feelsoundデータ、自作着信メロディなど) スケジュール(Outlookで作成したもの) |
【着信メロディ】
和音数 |
最大32和音(PCM音源175音色32和音) |
着信音 |
パターン:5種類 効果音:9種類 登録済みメロディ:5種類 |
登録メロディ曲名 |
傷だらけの天使 KILLING ME SOFTLY MONKEY MAGIC WILL ERのテーマ(TVヴァージョン) |
登録効果音 |
プッシュホン 古いプッシュホン 黒電話 アラーム音 目覚ましベル 「電話です」(女性) 「おはよう」(女性) 「時間です」(女性) |
和音着メロダウンロード |
対応。「メロディBOX」内に保存 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
1.5MB |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
feelsound/MIDI(SMF0/1形式) 画像(GIF/JPEG/BMP/PNG形式) PIM情報(vCard/vCalendar)など |
■ スタッフが見たAH-J3002V
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コメント |
湯野 |
ついにというか、ようやくというか、DDIポケット向けの音声端末が出た。しかも日本無線から。日本無線と言えば、アステルのAJ-51やNTTドコモのR692iなどを世に送り出したメーカーで、業務用途で使う端末を作る会社という印象が強い。今回のAH-J3001VとAH-J3002Vも、feelH"/intelligentH"時代の音声端末と比べると、ずいぶんとビジネス色が濃い端末のように思える。
端末の使い勝手もなかなかで、Webサイトのブラウジング機能についてはiモード互換ということもあって、非常に操作しやすい。面白いのはiモードのの絵文字もそのままメールで使えてしまうところ。ただし、両端末からiモード端末にiモードの絵文字入りのメールは送信できるが、その逆はドコモ側のゲートウェイサーバーの仕様で文字化けしてしまう。絵文字を共通化してほしいという声はいろんなところで耳にするので、この辺はドコモの懐の広さに期待したいところだ。
しかしこの2端末、最新の携帯電話と比べると、日本語入力の予測変換機能が無いなど、若干見劣りする部分もある。最も気になったのは液晶の見え方で、特に長文のテキストを読んでいると目がチカチカしてくる。充電機能についても、卓上充電台だと3.5時間でPHSとしては結構早いほうなのだが、USB経由だと18時間もかかってしまうというのはどうしたもんだろう。
とはいうものの、DDIポケットのユーザーにとっては、久々の新端末だし、これまでにない魅力的な端末であることは確か。AH-J3002Vでブラックというモデルがあるともっと売れそうな気がしないでもないが、DDIポケットユーザーのみなさん、この際、カメラの有無やボディカラーにこだわっている場合ではないですよ。 |
鷹木 |
DDIポケット初のブラウザ搭載端末だが、他のキャリアの端末にはすでにブラウザが搭載されている。後発の「AH-J3002V」にもある程度のレベルを期待してしまうのがユーザーの人情というものだろう。この「AH-J3002V」には、日立のアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」が搭載されており、そのせいか動作はキビキビしている。PHS端末にありがちなもたつき感もほとんど感じない。
目玉のWebブラウジングだが、インターネットの設定では、IPアドレスやDNS(プライマリ/セカンダリ)の設定もできるほか、Proxy設定も可能となっている。あまりにいろいろ設定できるため、ライトユーザーが使いこなせるか少々不安にもなるほど。メールアドレスもpdxドメイン以外に2つまで、全部で3つまで登録することができるのもいい。
不満点といえば、Web上からしたダウンロードした着メロや待受画面の整理や、3つのアドレスでたくさん受信するメールの管理。端末本体にメモリーカードの類が搭載されていないため、パソコンと連携させてデータの管理をするのだが、専用ファイルユーティリティのできはイマイチ。パソコンでデータをみるために、メールだったら「メモ帳」といったように、開くアプリケーションを設定しなければならないのだ。DDIポケットによると、すぐにバージョンアップするということはないということだが、個人的には専用ユーティリティソフト単体でいろいろできるようなバージョンアップに期待したい。
とはいえ、Trevaで撮影した画像をJPEG形式で保存できるといった微妙な修正も施されているなど、端末自体の完成度は高い。しかもDDIポケットに初めて供給する日本無線の端末だ。首を長くして待ち望んだDDIポケットユーザーはもちろん、多額のパケット料で悩まされている他キャリアのユーザーも定額制の「AirH"PHONE」を楽しんで欲しい。
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■ URL
ニュースリリース
http://www.ddipocket.co.jp/news/h150227_1.html
製品情報(AH-J3001V、DDIポケット)
http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_j3001v.html
製品情報(AH-J3002V、DDIポケット)
http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_j3002v.html
製品情報(日本無線)
http://www.jrc.co.jp/jp/product/comm/airh-phone/
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2003/04/04 13:05
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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