|
ケータイ新製品SHOW CASE
|
|
J-SH010(ターコイズブルー)
2003年3月発売
|
|
|
|
|
ボタン配置
|
ディスプレイ側面にシャッターボタン
|
|
|
レンズ部にマクロ切り替えスイッチ。その下、背面ディスプレイ上の白い丸は撮影補助照明
|
ヒンジ部の中央にストラップ穴があり、バランスよく吊るせる。ヒンジ部のホイップアンテナは予備的なもの
|
|
|
|
標準の待受画面
|
メニュー第1階層はグラフィカルなリスト式
|
メニュー第2階層以降はシンプルなリスト式
|
|
|
|
標準のカレンダー機能。非常に細かく表示する
|
待受状態から金額を入力することで簡易帳簿機能が利用可能
|
J-スカイの表示も細かいが、画像などを拡大表示することも可能
|
|
|
|
画像はサムネイル表示可能
|
撮影画像のプレビュー(待受画像用の320×240)
|
写メール向け画像サンプル(無加工
|
|
|
例文表示
|
連文節変換機能を搭載
|
|
|
手軽に文章を入力できるワンタッチ変換機能。「おはよう」と入力する場合は、まず「あはやあ」とワンキーずつ入力
|
十字キーの上を押すことで、ワンタッチ変換され「おはよう」となる
|
■ 仕様で見るJ-SH010
シャープ製のJ-スカイ端末。パケット通信やムービー写メールに対応しない0x型番のモデルだが、ケータイとしては最大級の2.4型QVGA液晶を搭載する。通常デザインのケータイとしてQVGA解像度のメインディスプレイを搭載するのは、このJ-SH010は同じくJ-フォンのJ-T08に続く2機種目。
カメラには有効31万画素のCCDを搭載し、最大でVGAサイズの画像を撮影可能。メール添付はできないが、Nancyコーデックの動画を撮影する機能もある。光学マクロモードやQRコードの読み取り機能など、カメラ部分の仕様は前機種のJ-SH09とほぼ同等。
QVGA(320×240ドット)のメインディスプレイには、2.4型のシャープの「システム液晶」(CGシリコンTFT液晶)を搭載する。ちなみにJ-T08は東芝製の2.2型「スーパーファインポリシリコンTFT液晶」を搭載している。QVGAサイズのディスプレイが搭載されたことで新たにQVGAサイズ画像の撮影モードが追加された。またQVGA画像をメール添付可能な4枚のQQVGA画像(120×160)に分割したり、逆に結合する機能がある。この他にも、Javaアプリなどのコンテンツを拡大表示する機能など、ディスプレイ解像度が上がったことによる各種機能が搭載されている。
これまでのシャープ製J-フォン端末とは大きく異なるデザインを採用。ヒンジ部に小さなデザインのホイップアンテナを搭載するが、こちらは予備的なアンテナで、通常は液晶裏側に内蔵するアンテナのみでの通信できる。日本語変換には子音からの予測変換にも対応する「ケータイShoin」を搭載している。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
96×49×23mm |
重量 |
約103g |
連続通話時間 |
約130分 |
連続待受時間 |
約380時間 |
充電時間 |
約110分 |
ディスプレイ |
26万色2.4型システム液晶 240×320ドット |
表示文字数 |
20字×20行、12字×13行、12字×6行 |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各20件 |
データ通信速度 |
9.6kbps(回線交換) |
ボディカラー |
ターコイズブルー、ジュエリーシルバー、ペールホワイト、フォーマルブラック |
【インターネットメール】
サービス名 |
[スカイメール(Eメール)] 受信:月額使用料150円、従量課金なし 送信:月額使用料無料、1メッセージ3円
[ロングメール(ロングEメール)] 受信:月額使用料200円、通知は無料、本文受信8円 送信:月額使用料無料、1メッセージ8円 |
メール受信機能 |
[スカイメール] 最大全角192文字まで
[ロングメール] 最大全角3,000文字まで。添付対応(最大6KB) |
メール保存件数 |
受信メール:最大1,500件 送信メール:最大480件 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大40和音(6KB対応、カラオケ対応) |
着信音 |
・パターン:5種類 ・効果音:15種類 ・登録済みメロディ:10曲 ・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存 |
登録メロディ曲名 |
IT’S A SMALL WORLD 世界に一つだけの花 JUMP 大きな古時計 森のくまさん カノン 威風堂々 別れの曲 ジムノペディ 西瓜の名産地 |
【共有メモリ】
共有メモリ容量 |
最大4MB |
備考 |
画像、着信メロディ、Javaアプリを保存 |
【Javaアプリ】
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG(ファイン/ノーマル)、PNG(ノーマル/ソフト) |
撮影可能解像度 |
写メール(120×160/120×128/64×96)、壁紙(QVGA)、デジタルカメラモード(VGA) |
撮影可能容量 |
共有メモリに保存(最大800枚) |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
Nancy(メール添付不可) |
■ スタッフが見たJ-SH010
| コメント |
湯野 |
最近は国内でもアンテナレス(というよりアンテナ内蔵)の端末が増えてきたが、このJ-SH010もメインのアンテナは内蔵型になっている。一見するとヒンジ部分に普通のアンテナが付いているようにも見えるが、実はコレ、あくまでも補助用。メインのアンテナはサブディスプレイ下のJ-PHONEマークの部分に仕込まれている。同じくメインのアンテナを内蔵しているauのA5303Hと比べても、スッキリ収まっているように思える。
さて、J-SH010、注目はJ-T08に続く2台目のQVGA液晶搭載端末というところだろう。実際に使ってみると、表示領域が広くなってキレイになっただけでなく、QVGAになったことによる“負の要素”をうまく消化しているところに非常に感心してしまった。
例えば、J-スカイサイトのブラウジング。表示領域が広がり、より多くの文字を表示できるようになったが、多くのサイトでは120×160ドットの液晶用の画像がそのまま使われている。つまり、240×320ドットの液晶の中に120×160ドット用の画像がそのまま表示されてしまうと、かなり寂しいことになる。J-SH010では、フォントサイズとは別に、画像の表示サイズを等倍と2倍という風に設定できるようになっているため、2倍に設定しておけば、違和感なくブラウジングできるのだ。
付加サービスということになるが、「お天気アイコン」のような機能も便利。最近のau端末のように、常に時計を表示する機能などが搭載されると、さらに使い勝手が良くなるのではないだろうか。
|
白根 |
シャープ製のJ-フォン端末。パケット通信などに対応しない0x型番だが、エントリーモデルというわけではなく、QVGA液晶を搭載するなど高級機顔負けの機能を搭載している。
とにかく、液晶が美しい。この美しさを写真で表現しきれないのが残念でならない。手にとって見ると「画面はハメコミ合成ですか?」といいたくなる。とくに壁紙モードで撮影した画像を表示させたときの表示などは秀逸だ。表示などは個人の主観に左右されるところだが、わたしは現在発売中のケータイとしてナンバー1の美しさだと感じた。また、ディスプレイのサイズがケータイとしては最大級の2.4型というのも見やすくてよい。
実はディスプレイのサイズと解像度が上がったくらいで、他の機能はJ-SH09からそれほど大きく進化していない。確かに320×240ドットの画像を扱えるようになっているが、カメラの解像度自体は変わっていない。メニューはこれまでのシャープ端末と同じようなリスト式で、わかりやすくできているが、カスタマイズ性はそれほど高くないこれまでのシャープ端末とほぼ同じものだ。使い勝手の面では平均的なレベルにあると思う。
しかし、ディスプレイ表示とカメラの美しさだけで、購入の価値がある端末だ。SDカードかムービー写メールをゼッタイに使いたい、というのであればJ-SH52しかないが、そうでない場合は現状ではJ-SH010を強くオススメしたい。ただ、これだけカメラがキレイだと、SDカードに対応していないのが惜しい。この流れで行くと、次はほぼ確実にJ-SH53がQVGAディスプレイ(あるいはそれ以上)とSDカード搭載で登場すると予想されるが……
|
■ URL
ニュースリリース(J-フォン)
http://www.j-phone.com/japanese/release_detail/20030130_01/20030130_01.html
ニュースリリース(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/030130-1.html
製品情報(J-フォン)
http://www.j-phone.com/japanese/products/kisyu/j_sh010/index.html
■ 関連記事
・ J-フォン、QVGA対応のシステム液晶を搭載した「J-SH010」など3機種
2003/03/27 13:41
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2003 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|