|
ケータイ新製品SHOW CASE
|
|
A1301S(スペースブラック)
2003年3月下旬発売
|
|
|
|
|
ボタン配置
|
ジョグダイヤルも健在
|
|
|
290度回転するカメラ。その横には通知LEDも搭載
|
レンズ両脇に2灯のフォトライトを装備
|
|
|
側面にはシャッターボタン
|
背面はモノクロ液晶。液晶画面周辺部分は光の当たり方によって見え方が変わる
|
|
|
大型のイルミネーションパネルで通知を知らせる
|
底面ヒンジ部付近中央にストラップ穴。スピーカー部分の形状は「A3014S」などを踏襲している
|
|
|
底面側の着せかえパネルはバッテリーのフタになっている
|
スペースブラックに付属するパネル。パネルを変更すると印象が大きく変わる
|
|
ソニー・エリクソンが推奨する撮影スタイル
|
|
|
|
待受画面
|
メニュー画面
|
メニュー画面も“着せかえ”できる
|
|
|
|
プリセットされる着せ替えメニューは5パターン
|
ソニー・エリクソンの携帯サイトから着せかえメニューをダウンロードできる
|
待受画像を設定しても、ディスプレイ上部にはメニュー画面のパターンが表示される
|
|
|
|
メロディとアニメーションのテンプレートに画像やメッセージを付けて送信できる「フォトミキサー」
|
動画の撮影画面。サンプル動画(amc形式)はこちら
|
サンプル画像(リンク先の画像は無加工)
|
|
サンプル画像(リンク先画像はVGAサイズ、リンク先画像は無加工)
|
■ 仕様で見るA1301S
ムービーメールに対応したソニー・エリクソンモバイルコミュニケーションズ製のCDMA2000 1x端末。動画の撮影には対応するが、GPS(eznavigation)やJavaアプリケーション(ezplus)をサポートしない「A1300」番台の端末となる。なお、着うたやezmovieも利用できる。
ヒンジ部分には、回転カメラ「MOTION EYE」を搭載、31万画素のCMOSで、VGAサイズの画像が撮影できる。撮影時のモニタリングスピードが30fpsに設定されており、被写体の動きに応じてシャッターチャンスを逃すことなく撮影できるほか、画像処理のための専用チップが搭載されており、リアルタイムエンコードによって待ち時間なしでプレビューやデータの保存が行なえるようになっている。なお、フォトライトも装備している。
「A1301S」では、従来のムービーメールサイズ96×80ドットではなく、128×96ドットの一回り大きいサイズで撮影できる。現時点で、大きいサイズの動画が閲覧できるのは「C5001T」、「A5301T」、「A5303H」、「A1301S」の4機種。
また、従来の着せかえパネルとは互換性はないが、着せかえも可能で、背面と底面の2枚のパネルを着せかえできる「デュアル着せかえパネル」を採用する。メニュー画面にパネルと合わせたデザインを用意しており、ソニ・エリクソンでは「着せかえメニュー」と呼んでいる。着せかえメニューは、プリセットのもののほか同社の携帯電話向けサイトからダウンロードすることもできる。なお、端末の発表と同時に11種類の別売りパネルもアナウンスされた。
このほか、メロディ付きのアニメーションフレームのテンプレートに、撮影した静止画を付けてオリジナルのグリーティングメール(A1301S、A1302SA、A5304Tに送信可能)を作成できる「フォトミキサー」機能も用意。このフォトミキサー用のテンプレートや、日本語入力システム「POBox」用の辞書、などは、同社の携帯電話向けサイトからダウンロードできる。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
48×98×28mm(幅×高×厚) |
重量 |
約115g |
連続通話時間 |
約160分 |
連続待受時間 |
約250時間 |
充電時間 |
約110分 |
ディスプレイ |
65,536色表示TFTカラー液晶 120×160ドット |
表示文字数 |
10字×8行、8字×7行、7字×6行 |
メモリダイヤル |
500件 (メモリダイヤル1件につき3つのメールアドレス、住所などが登録可能) |
リダイヤル・着信履歴 |
各30件 |
データ通信速度 |
最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時) |
ボディカラー |
スペースブラック、ミスティホワイト、チタンシルバー (スペースブラックには、エクストリームイエロー、ダイヤモンドブラック、ブラッククロコ、チタンシルバーには、ラピスブルー、クリスタルシルバー、シルバークロコ、ミスティホワイトにはシルキーライラック、パールバニラ、ホワイトクロコの着せかえパネルが付属) |
【インターネットメール】
サービス名 |
Eメール |
利用料 |
Ezwebmultiコースが適応される月額300円 通信料0.27円/128バイト |
メール受信機能 |
最大全角5,000文字 |
メール送信機能 |
最大全角5,000文字 |
メール保存件数 |
受信:約256KBまたは500件 送信:約28KBまたは250件 |
添付制限 |
1通のメールにつき、5つまでの添付ファイルを送信可能(最大100KBまで) |
新着メール通知 Eメール自動受信 |
対応 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大40和音 |
着信音 |
・パターン:5種類 ・効果音:10種類 ・登録済みメロディ:7曲 ・登録済み着うた:1種類 ・自作メロディ/ダウンロードメロディ:データフォルダに保存 |
登録メロディ曲名 |
SOLID DREAM(着うた) チャーリーズ・エンジェル アイ ウォント ユー バック アイガットリズム 乙女の祈り イルカの鳴き声 バッハ モーツァルト |
和音着メロダウンロード |
対応。「データフォルダ」内に保存 |
登録効果音 |
小鳥のさえずり 鳩時計 銃 鐘1 鐘2 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
4MB(または500件) |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
・メロディ/メロディ&アニメ/テキスト&メロディ/アニメ&テキスト&メロディ(MMF) ・ボイス(QCP) ・ピクチャー/アニメ(PNG/GIF/JPG/BMP/MMF) ・ezmovie(AMC) |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG |
撮影可能解像度 |
ケータイモード(120×160ドット)、PCモード(640×480ドット) |
撮影可能容量 |
データフォルダ(4MB)に保存 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
ezmovie(AMC) |
撮影可能画質 |
128×96ドット、96×80ドット(5/10/15秒) |
撮影可能容量 |
データフォルダ(4MB)に保存 |
【ezmovie】
保存件数 |
データフォルダに保存 |
フォーマット |
AMC |
登録済みのムービー |
3種類(ピングー1/ピングー2/チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル) |
■ スタッフが見たA1301S
|
コメント |
湯野 |
ついに出ました、カメラ付きのソニー・エリクソン端末が。しかも着せかえで。GPSやJavaに未対応という非常に微妙な位置づけなので、SH-Mobile搭載のA5303HやBREW対応のA5304Tなんかが出ているだけに、ハイエンド志向のユーザーにとっては実に悩ましい状況だ。
外見的には「デュアル着せかえパネル」というのが目を引くポイントではあるが、やはりそこはソニー、カメラまわりに対するこだわりが半端ではない。画像処理のための専用チップを搭載していたり、ノートパソコン「バイオC1」シリーズに搭載されていたカメラの愛称「MOTION EYE」をそのまま使用していたりするあたりからも、そのこだわりぶりが窺い知れるだろう。
実際に使ってみると分かるのだが、カメラモードの起動から動画を含む撮影データのプレビュー・保存まで、本当にサクサク動作する。この“待ち”が無いという気持ちよさは、カメラをメインに考えているユーザーにとっては非常に嬉しい話。相手は限られるが、従来の96×80ドットに加え、一回り大きい128×96ドットのムービーメールを送信できたり、「フォトミキサー」のようなお楽しみ機能が付いていたりするので、カメラまわりの機能については、5300シリーズよりも高スペックだったりするのだ。
というわけでこの端末、見た目とカメラにこだわるユーザーにオススメだ。
……しかし、A1101Sが出たときにも思ったのだが、最近のau端末の型番は一般ユーザーには理解できない難解な数字の羅列と化している。機能と型番の大きさがゴチャゴチャになって、「これってパーミッションの設定か何かですか?」という感じすらする。もうちょっと分かりやすくなりませんか?
|
津田 |
言うまでもないことかもしれないが、POBoxとジョグダイヤルの組み合わせは本当にメールが打ちやすい。「T9」という選択肢もないわけではないが、一般的な入力方式から慣れるまでのことを考えると、「POBox+ジョグダイヤル」の方がスムーズに移行できると思う。それに、テキストベースの携帯サイトを見るときだって、ジョグダイヤルは楽チンだ。
「A1301S」は、着せかえケータイで初めてカメラが搭載され、“ソニエリ”ユーザーが待ちに待った待望の端末なのかもしれない。待たせただけのことはあって、細部の作り込みはなかなかよくできていると思う。回転式のカメラは、レンズ部分を少し奥に引っ込ませたことで、回転させたときにレンズ部分に指紋が付くことがない。レンズを隠すこともできるので、不本意な盗撮疑惑を持たれることもないだろう。また、画像処理用のチップを別に内蔵しているだけあって、動画撮影の際のエンコーディングも早い。撮影した後に空白の時間を味わう必要もないわけだ。
レンズ周囲の金属っぽい質感でカメラに高級感を持たせつつ、端末にうまく収めてあるのも好印象だ。カシオ製の「A5302CA」が、レンズ部分を強調するデザインで、カメラに対する主張を感じさせるのに対し、「A1301S」は、それを隠してみせるスマートさがあるように思う。この気の利いた感じは、ソニー製品っぽさを感じなくもない。
着せかえに関しては、個人的には「着せかえをする」ことより「着せかえができる」ことに大きな意味があるように思う。周囲の“ソニエリ”ユーザーの端末を見ても、それほど着せかえを楽しんでいる人は多くないと感じる。むしろ、着せかえられるという自由さが受けているのでないだろうか。
ただ、最近の端末にしては幾分厚いのが気になる点だ。薄ければいいというわけでもないが、やはり大きさは気になるところだろう。それに、「A1300」番台の端末なので、ezplusやGPSが利用できないこともある。ハイエンド志向のユーザーよりも、カメラやメールなどをフルに楽しむ「ハイエンド未満ローエンド以上」のユーザーには、とても使いやすい端末だと思う。
|
■ URL
ニュースリリース(au)
http://www.kddi.com/release/2003/0227/index.html
ニュースリリース(ソニー・エリクソン)
http://www.sonyericsson.co.jp/company/press/20030227_a1301s.html
製品情報(au)
http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/a1301/a1301.html
製品情報(ソニー・エリクソン)
http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/a1301s/index.html
■ 関連記事
・ au、ムービーメール対応の新端末「A1301S」「A1302SA」
2003/03/26 12:38
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2003 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|