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ケータイ新製品SHOW CASE
A5301T(ソリッドネイビー)
2002年9月20日発売



ボタン配置 液晶部右側面にボタン

液晶部左側面にSDカードスロット ヒンジ部背面の左側にストラップ穴

背面液晶の待受画面には撮影画像を使用可能 31万画素のCCDカメラ

標準の待受画面 待受から決定ボタンで呼び出すランチャーメニュー ランチャーメニューには各種機能やメールアドレスなどのショートカットを設定可能

各種機能設定を行なうメインのメニュー メインメニュー第2階層 メインメニュー第3階層。ヘルプ表示あり

12字×9行表示 10字×8行表示 8字×6行表示

例文表示 日本語変換には東芝オリジナルの「Mobile Rupo」を搭載 Mobile Rupoは入力予測変換に対応

撮影画像の閲覧画面 撮影動画の閲覧画面 データフォルダ表示

撮影画像(無加工) 撮影画像(標準倍率) 撮影画像(6.6倍ズーム)。ズームは4段階

パソコン向けの撮影画像。クリックで拡大(VGAサイズ)




仕様で見るA5301T

 東芝製のCDMA2000 1x端末。動画配信に対応するムービーケータイ第2弾で、本機種ではカメラを搭載し、撮影した動画をメールなどで他のムービーケータイやパソコンに送ることができる。このほかezwebmultiの機能であるGPS(eznavigation)やJava(ezplus)といった機能をすべて搭載する、auのフラッグシップモデル的な存在。

 SDカードスロットを搭載していて、SDメモリーカードに撮影した静止画・動画を保存したり、メールやアドレス帳のバックアップを保存できる。パソコンで圧縮した音声付動画をSDメモリーカードに保存し、A5301Tで再生することも可能。製品には16MBのSDメモリーカードが標準で添付される。

 対応する動画のフォーマットは、ムービーケータイで正式採用されているMP4形式。これは動画部分をMPEG-4、音声部分をMP3もしくはQCELPで圧縮するもの。パソコン上で再生するには現在フリーで配布されている専用ツールが必要となる。本機種で撮影できるのは、MPEG-4とQCELPを使った動画に限られる。撮影した動画にテロップをつけたりアフレコする機能も搭載する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
96×48×28mm
重量 約119g
連続通話時間 約160分
連続待受時間 約200時間
充電時間 約100分
ディスプレイ 26万色表示TFTカラー液晶
144×176ドット
表示文字数 12字×9行、10字×8行、8字×6行
メモリダイヤル 500件
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時)
ボディカラー スノーシルバー、ソリッドネイビー、ラベンダーピンク

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZwebmultiに含まれ、月額300円
通信料0.27円/128バイト
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:200KBまたは200件
送信:200KBまたは200件
添付制限 1通のメールにつき5データ(最大100KB)まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】
和音数 最大40和音
着信音 ・パターン:14種類
・効果音:8種類
・登録済みメロディ:10曲
・自作メロディ/ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Out Of The Blue
ラプソディ・イン・ブルー
惑星より木星
弦楽セレナード
シチリアーナ
アヴェ・マリア
G線上のアリア
アルプス一万尺
一週間
フニクリフニクラ
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 3MB(または500件)+SDメモリーカード(16MBが添付)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・ezplus/ココセコムアプリ(KJX)
・メロディ/メロディ&アニメ/テキスト&メロディ/アニメ&テキスト&メロディ(MMF)
・ボイス(QCP)
・ピクチャー/アニメ(PNG/GIF/JPG/BMP/MMF)
・PIM情報(vCard/vCalendar)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 144×176ドット、640×480ドット
撮影可能容量 データフォルダもしくはSDメモリーカードに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4(MPEG-4+QCELP)
撮影可能画質 96×80ドット、20KBまで(5/10/15秒)
撮影可能容量 データフォルダもしくはSDメモリーカードに保存

【ezplus】
保存件数 データフォルダに保存





スタッフが見たA5301T

コメント
湯野  カメラ付きで、ムービー対応で、SDカードスロット装備で、GPSもサポートされていて、さらにCDMA2000 1x対応。個人的にはこれまではJ-フォンの「J-SH51」が最強なんじゃないかと思ってきたが、この「A5301T」はそれを上回るスペックを備えている。もっとも、J-SH51同様、かなりのズッシリ感はあるのだが……。
 ここのところの東芝製端末を見ていて着々と進化しているな、と感心させられるのが「Mobile Rupo」の入力予測変換機能。A5301Tでは、見た目はソニー・エリクソンの「POBox」にかなり近い感じになってきたが、実際使ってみると、予測変換の候補を選ぶのに左上のボタンを押さないといけないので、右手で携帯電話を操作する私のような人間は、やや入力に手間取ってしまう。もうちょっとキーレイアウトを変更してくれると、かなり使いやすくなるのではないかと思った次第である。
 A5301Tもそうだが、J-フォンのムービー写メールをはじめ、最近のケータイはビデオメールも送れるようになってきた。肝心の動画のほうはクッキリ・ハッキリとまでは行かないが、音声のほうがわりと普通に入れられるので、何となく感じが伝わるといったレベルだ。A5301Tの場合はアフレコ機能があるので、最悪後から音声を入れられるわけだが、いかんせん、この手の端末ではカメラとマイクが別方向を向いているため、どうしても音声が入りづらいのだ。パナソニック製端末にはフロントスピーカーが付いていたりするが、それと同様の発想で、背面にマイクを付ける、なんていう工夫もそろそろ必要なのかもしれない。イヤホンマイクを使うという手もあるけど。
関口  外見だけ見れば、さほど大きなインパクトはないものの、スペックを見てみれば「ケータイもここまできたか」と深い感慨をしみじみ感じてしまうのは私だけではないだろう。発売時点での店頭価格も、他機種と比べれば高いと感じるかもしれないが、性能および16MBのSDカードが付属することを踏まえれば、KDDIの努力が感じられる。
 「A5301T」が持つ特長のうち、最大のウリとなるのはやはり動画再生機能だろうか。手にするまで思い描いていたものよりも、ずっと滑らかに再生される様子は、手に取る人を魅了することは間違いない。個人的には妻に持たせて、赤ん坊がよだれを垂らす様子や、おしめを換えるシーンをビシッと撮影してもらい、仕事中にニンマリしていきたい。「携帯電話」という器に入っていることを考えれば、新しいコミュニケーション手段や、動画コンテンツ事業の発展など明るい未来を誰もが描けるだろう。KDDIから無償提供されている「ezmovie作成ソフトLite」を使えば、パソコン上の動画ファイルもメールで送信できるのも嬉しい限りだ。
 無論、気になる点もないわけではない。あくまでも私の印象になってしまうのだが、操作時にボタンを押した際の追従性が遅く感じてしまう。慣れと言われれば、それまでになるだろうし、人によっては気にならない程度のものだ。また十字キーの横に配置されている2つのボタンを、どう使うべきか迷ってしまう。存在することで、確かに便利に使えるキーなのだけれど、使用頻度が少ないと感じてしまい、ふとした拍子に押してしまうと戸惑ってしまった。
 とはいえ、いずれも欠点とも言えない点だが、それほど完成度の高い端末と言える。次のモデルに期待するとすればカメラの性能や、A1013Kのようなファインダーを含めたカメラの見せ方だろうか。
 ここまでくると「何でもできる」ことが逆効果に感じられるユーザー層へどう訴えかけていくのか、注目していきたいところだ。
白根  動画配信の「ezmovie」、GPSの「eznavigation」、Javaの「ezplus」などなどなど、ありとあらゆる最新機能に対応する「ムービーケータイ」初のCDMA2000 1x端末。さらにカメラを搭載し撮影画像をメールに添付することも可能だ。SDカードスロットを搭載していて、撮影画像をSDメモリーカードに保存できる。
 A5301Tは静止画だけでなく、動画を撮影してメールに添付し、ムービーケータイやパソコンに送れる。カメラ搭載端末としては、J-フォンの50番以降の端末も動画メールに対応しているが、ケータイのCPUでエンコード・デコードが可能なように設計されたJ-フォンのNancyコーデックに比べると、MPEG-4の方が画質的には優れていると思う。その代わり、MPEG-4のためのチップを搭載する必要があるわけで、その分価格が高くなったり本体が大きくなっているはずだが、それよりもSDカードスロットのせいで大きくなった印象がある。
 カメラはVGAサイズの撮影もできるし、画質的には十分だと思う。背面液晶をファインダーに使えるので、自分撮りのときの失敗を減らせる。動画撮影はアフレコ機能があるなど、なかなか面白い。パソコンで再生するには専用ソフトが必要なのが少々面倒だが、撮影動画は昨年末発売のムービーケータイC5001Tでも再生できるなど、互換性は高そうだ。SDメモリーカードも搭載しているので、ガンガン動画を撮っても容量で困ることはほとんどないだろう。というか撮影できるのは動画は15秒・60KBくらいまでなので、困りようがないが。欲を言えばMP3の再生するハードウェア(しかもステレオ音声)が搭載されているので、SDカード内のMP3を再生させられるように作って欲しかったかも。バッテリーが持たないだろうけど。
 使い勝手は良好。C5001TやA3013T同様、メールアドレスや各種機能を割り当てられるカスタマイズ可能なメニューがあり、さまざまな使用スタイルに対応できる。メニューがグラフィカルすぎて一覧性が悪いかな、という部分のあるが、ヘルプ表示なども充実していてわかりやすいと思う。日本語入力には、候補リストが随時表示されるタイプの推測変換にも対応した。通常変換と推測変換が別操作なのが残念だが、十分使いやすいものだと思う。
 キター! と叫ばざるを得ない勢いのフラッグシップモデル。難点を挙げるならば、やはりMPEG-4への対応とSDカードスロット搭載による価格の上昇と本体の大型化だろうか。とはいえ、カメラ非搭載端末でも同レベルの大きさの端末はあるわけだし、いくら価格が高くなっているといっても、店頭価格はドコモのケータイに比べれば安いともいえる(東京の量販店だとネ)。使い勝手も普通にいいので、新しい機能への抵抗がない人は機種変更時の候補に挙げてはいかがだろうか。もちろん、新しい機能に興味がある人は、現状では他の選択肢はない。わたしは、買うことにする。



URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2002/0826/index.html
  製品情報
  http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/a5301/index.html

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2002/09/26 16:59

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